読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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『クリスマス・ストーリーズ』


★★★☆☆


*あらすじ*
人気作家がクリスマスをテーマに綴る超豪華アンソロジー。この冬のひとときを楽しみにしている人もいれば、毎年繰り返されるお祭り騒ぎに虚しさを感じている人もいることでしょう。クリスマスの過ごし方は人それぞれです。そんな6つのストーリー。


◆ 奥田英朗 『セブンティーン』 17歳の娘を持つ母のクリスマス。
◆ 角田光代 『クラスメイト』 夫の浮気で離婚する女性のクリスマス。
◆ 大崎善生 『私が私であるための』 不倫の恋が終わった女性のクリスマス。
◆ 島本理生 『雪の夜に帰る』 遠距離恋愛する女性のクリスマス。
◆ 盛田隆二 『ふたりのルール』 不倫をする女性のクリスマス。
◆ 蓮見圭一 『ハッピー・クリスマス、ヨーコ』 夫婦喧嘩をした男性のクリスマス。


*感想*
各話それぞれ面白いものの、6編中4編が“浮気”“不倫”絡みの話だったので、あまりバラエティー豊かには感じられないアンソロジーでした。


そんな中、唯一異彩を放し、私が一番のめり込んだ話は『奥田英朗 セブンティーン』!
「クリスマスはお友達のお家に泊まる」と言う17歳の娘。しかし本当は、彼氏との初めてのお泊り(初体験)をしようとしていると気が付いてしまい、娘の外泊を止めるべきかどうか悩む母親の話です。
この話は、娘を持つ母親なら非常に感情移入できる話だったと思います。逆に、子供を持たない方には、大して興味の持てない話かもね。


今回浮気と不倫の話が多かったのだけれど、どれも「男性側が妻子持ち」という設定でした。これが逆の「女性側が夫と子持ち」という設定になれば、また少し彩り豊かな本になっただろうし、是非とも私は読んでみたい話の一つだったのにな。


なにはともあれ、2009年のクリスマスまであと約1週間。
皆さま素敵なクリスマスをお過ごしください



★アンソロジー -
『最後の恋』


★★★☆☆


*あらすじ*
それは、人生に一度だけ訪れる奇跡。こんなに誰かを好きになるのは、この恋で最後かもしれない。どんな結果に終わろうと、永遠に輝きを失わない恋がある。“最後の恋”をテーマに、人気女性作家が個性と情熱で磨き上げた、宝石のような8つの物語。


◆ 三浦しをん 『春太の毎日』
◆ 谷村志穂  『ヒトリシズカ』
◆ 阿川佐和子 『海辺食堂の姉妹』
◆ 沢村凛   『スケジュール』
◆ 柴田よしき 『LAST LOVE』
◆ 松尾由美  『わたしは鏡』
◆ 乃南アサ  『キープ』
◆ 角田光代  『おかえりなさい』



*感想*


男は『最初の男』になりたがり、
女は『最後の女』になりたがる。


なんて言葉を昔に聞いたけれど、そういうものでしょうか?「♪俺にしてみりゃ、これで最後のレディ〜♪」とサザンも歌ってることだし、本気で誰かを好きになったら、男女関係なく「最後の恋」になることを望むものかな。


今回、私は「切ない恋」が読みたくて、本書を手に取ったのですが、残念ながら胸を締め付け、涙が零れ落ちる話はありませんでした。「最後の恋」=「切ない恋」と連想するのは軽率だったのですね、世の中いろいろな「最後の恋」があり、作家たちの手に掛かれば、それをちょっと変わった切り口で描けてしまうものだと、痛感しました。


どの話もそれぞれ良かったのですが、沢村凛の『スケジュール』が私は一番良かったです。完璧なスケジュール管理ができる主人公、しかし予想外の展開にも臨機応変に対応でき、ガッチリ幸せを手に入れるところが良かったです(笑)


寒くなってきて人肌が恋しくなるこの季節、是非本書で甘酸っぱい気持ちを味わってみてはいかがでしょうか。

 



★アンソロジー -
『Re-born はじまりの一歩』
Re-born はじまりの一歩


★★☆☆☆

*あらすじ*
迷い、揺れ、苦しみながら選びとった、これがわたしの生きる道──。
時代を鮮やかに切り取りつづける7人の人気作家が描く、新たな出会いと出発の物語。

◆宮下奈都『よろこびの歌』音大附属高校の受験に失敗した私は
◆福田栄一『あの日の二十メートル』老人から水泳指導を請われて
◆瀬尾まいこ『ゴーストライター』兄貴へのラブレター代筆を頼まれた俺
◆中島京子『コワリョーフの鼻』数百年後、人類から鼻がとれる!?
◆平山瑞穂『会ったことがない女』50年前の奇妙なできごと
◆豊島ミホ『瞬間、金色』親友の子どもがこの世界に生まれた日
◆伊坂幸太郎『残り全部バケーション』家族解散の日、秘密の暴露を行なう父・母・娘

*感想*
うーん… あまり好きになれない話ばかりで、読後は疲れてしまいました…
私の目的は、もちろん一番好きな作家である伊坂幸太郎作品だったのですが、その超期待の伊坂作品も、ページ数の少なさから、私には不完全燃焼に終わってしまったし…。

一番良かったのは、瀬尾まいこの『ゴーストライター』かな。瀬尾さんらしい、温かい人の心を感じる事ができました。一見自分勝手な兄だけれど、じつはいろいろ深く傷ついたり考えてたりして、悩みのない人なんていないんだ、というのを嫌味なく教えてくれた話だと思います。

なんだか久し振りにすごく短い感想文になってしまいました…


★アンソロジー -
ニッポン放送 『車いすのパティシエ』


★★★★☆

*あらすじ*
ラジオ番組「うえやなぎまさひこのサプライズ!」(ニッポン放送)の人気コーナー「10時のちょっといい話」で紹介された感動実話の文庫化。「車いすのパティシエ」「天国への郵便ポスト」など、100万人が感動の涙を流した23話を収録。

*感想*
滅多にラジオを聞かない生活をしているし、ましてAM放送は学生時代に聞いていた「オールナイトニッポン」くらいなもので、「うえやなぎまさひこのサプライズ!」というラジオ番組を知ったのは本書を読んでからでした。しかし本書の宣伝文句に「100万人が泣いている!」とある程なので、この番組を知っている方はきっと多いのでしょうね。

本書には23つの「ちょっといい話」が掲載されています。病気で両足切断を余儀なくされたパティシエのその後の復活や、現在心臓病の手術では欠かせない機器「バルーンカテーテル」の開発秘話など。どの話も「誰もが頑張って生きているんだ。そして世の中は捨てたモンじゃない」と思わせてくれる話で、生きる活力を与えてくれる本でした。中には、ラジオだけではなくテレビで紹介された話もありました。私が知っていたのは「小さなランドセル」の、思い出のランドセルのミニチュア版を製作してくれる方の話と、「手書きのスコアボード」の、宮城球場のスコアボードを長年手書きで掲げてくれていた方の話です。
人はやっぱり誰かの支えがあってこそ、より豊かな生活を送れるものなのですね。

「ちょっといい話」のストーリーはもちろん感動的なのですが、話の前後に入るうえやなぎまさひこさんのトークがまた良かったです。いい話の導入にぴったりな前振りと、その話のメインポイントを押さえた終末。それらは毎度簡潔で深く、話の感動をより深くリスナーの心に届けさせたと思います。
うえやなぎまさひこさんのトークを含めて、いい話が満載で心が温まる一冊でした。


★アンソロジー -
『オトナの片思い』


★★★★★

*あらすじ*
男女11人の実力派作家たちが紡ぎだす、切ない恋模様。珠玉の恋愛アンソロジー。

◆ 石田衣良  『フィンガーボウル』
◆ 栗田有起  『リリー』
◆ 伊藤たかみ 『からし』
◆ 山田あかね 『やさしい背中』
◆ 三崎亜記  『Enak!』
◆ 大島真寿美 『小さな誇り』
◆ 大崎知仁  『ゆっくりさよなら』
◆ 橋本紡   『鋳物の鍋』
◆ 井上荒野  『他人の島』
◆ 佐藤正午  『真心』
◆ 角田光代  『わか葉の恋』

*感想*
素晴らしかったです!面白かったです!共感できるところが多く、本当にハマりました!

11作品も載っているのに、どの作品も全て違った視点からの“淡く”“切なく”そして大人の恋愛には欠かせない“理性”を表現していて、読み飽きることなく一気に読み終えてしまいました。オトナらしく、粗野・即物的な物語が1つもないので、とてもて気持ち良く読める良作品です。 

全作品どれも素晴らしいので全てに細かい感想を述べたい所ですが、それもまたキリがないので特に気に入った2作品について感想を書こうと思います。

1つ目は、石田衣良の『フィンガーボウル』です。この作品が本書のトップバッターで載っているのですが、もうこの話でガッツリ私の心は掴まれてしまいました。38歳の大人の女性(千鶴子)と、26歳の青年とのレストランでの食事の一幕なのですが、千鶴子の余裕のある言動と青年のまだ一人の男性として深みを持たず、ギラギラとした欲望を垣間見せる言動との掛け合いが絶妙です。
そんな青年が「千鶴子さんのこと大好きですから。」と言った時に千鶴子が
「人生の複雑な味わいがわかるまえに連発される愛の言葉のなんと薄いことか。自分ではそれに決して気づかないのである。」と心の中で呟くところや、青年の性的アピールに対して「するよさもあれば、しないよさもある」と答えるところなど、「くぅ〜〜〜石田衣良!やるなぁ〜!そうそう、これが大人だよね!」と心の中で拍手喝采でした。ラストも結局青年は千鶴子の手の上で転がされているという事が前面に出ていて良かったです!

2つ目は、トリをかざった角田光代の『わか葉の恋』です。年齢を重ねても、恋した時の純粋な心が表現されていて良かったです。友人の知也子と買い物して、家でファッションショーをして、お酒を飲んでワイワイ楽しんでいる所だけを見るとその辺の女子大生の様なのに、買い物の帰りに豪華にタクシーで帰宅するところなんかは、やはり経済力のある大人の女性でさ。序盤で「友佳と知也子を近しくさせたのは、相性とか縁とかではなくて、単純に境遇だ」と書いてある文章は重かったな。。。私自身がこの言葉の意味を最近ヒシヒシと感じているので…。

この本が楽しめる私はやっぱり“オトナ”なんだろうな。本当に良かった。
そして、新たなるお気に入り作家を見つける良いキッカケにもなりそうな1冊でした!


★アンソロジー -
『LOVE or LIKE』
LOVE or LIKE


★★★☆☆

*あらすじ*
石田衣良、中田永一、中村航、本多孝好、真伏修三、山本幸久によるオール書き下ろし恋愛短編集。

石田衣良 『リアルラブ?』 同じカフェでアルバイトするヤスとカナコ。二人の関係はいわゆる”セックスフレンド”。しかしヤスはお客でカフェにくるある一人の女性に、カナコは一緒にカフェで働くチーフにそれぞれ思いを寄せていた。 そして二人がお互いの恋愛を協力する事となる。

中田永一 『なみうちぎわ』 1997年。高校生だった私は不登校の小学生「小太郎」の家庭教師になった。しかし私は海での事故に遭い深い眠りについてしまう。2002年、5年の眠りから覚めた私の傍にいたのは高校生になった小太郎だった。

中村航 『ハミングライフ』 バイトの昼休みに通う公園で見つけた猫と、”gathering”と書かれたお皿と、何気なく覗いた木のウロに入っていたメモ。それからウロの中にメモを入れて見知らぬ青年と交信をする”ウロレター”のやりとりが始まる。

本多孝好 『DEAR』 小学6年生の少年3人が好きになったのは同じ女の子。夏休み少年3人は彼女に告白をするが、彼女の答えは「20歳になったら教えてあげる」というものだった。そして約束の20歳が訪れた。

真伏修三 『わかれ道』 高校2年生の秋、ヨーロッパの古い美術館に掛かってる肖像画から抜け出したような美しい子、幸恵が転校してきた。彼女に告白する者は多かったのだが、彼女はその都度”僕と付き合ってる”と言うのだった。身に覚えのない僕は頑なに否定をするのだが、ある日彼女に「明日球場で待っている」といわれる。

山本幸久 『ネコ・ニ・デコ』 自分のお店である輸入雑貨店の店長として働く真弓子。ある日店内の貸しスペースを利用したいと一人の女性が現れる、それはかつての真弓子を知る高校の同級生だった。

*感想*
先日紹介したアンソロジー本、「I LOVE YOU」の第二弾です。今回、私の好きな伊坂作品が載っていないと知りつつも、前回「I LOVE YOU」の仕上がりが伊坂さんだけではなく、全体的にとても良かったので、今回この第二弾も読んでみました。
まず全体的な感想としては、生臭いというか、現実的すぎるような設定が目に付き感情移入し難く、私には少々厳しい1冊でした。
まず、出だしの1話目(石田衣良『リアルラブ?』)から”主人公がセックスフレンド”という衝撃的(?)な設定だったため、ドン引きです・・・ こういう設定って、恋愛=ロマンティックという構図をぶち壊すよね。前回の「I LOVE YOU」の時はロマンティック路線が強かった為、今回もそういう儚く切ないようなストーリーを期待してしまっていたのを見事に裏切られた!!って具合。
本多孝好 『DEAR』 でもイジメがストーリーに組み込まれていて、必要以上にイジメに対する想像を働かせてしまい、私としては恋愛話よりもそちらの方が気になってしまったり・・・
うーん現実的だ。 まぁこういう現実的な視点から描かれた内容の方が、より一層身近な話と受け取れる時もあるのでしょうが・・・。
私がこの6作品の中で一番好きだったのは、先日「100回泣く」で酷評させて頂いた中村航の『ハミングライフ』♪ ストーリーとしては相変わらず陳腐なのだけれど(゚□゚;)ア…マタイチャッタ… 登場人物の話の掛け合いが面白かったし、「そうそう!こういう出会いを私を含め多くの人は求めているはずなのよ!!」と興奮した 笑。インターネットが普及した現在、メルトモはいてもペンフレンド(←なんと懐かしい響き!)はもういないだろうね、まして公園の木のウロに手紙を入れあう”ウロレターフレンド”なんてないでしょう。そのちょっとアナログな外的要因が私の中の純粋な部分を刺激し、心が温かくなったわ〜♪ 挿絵もキュートで良いバランスでした☆


★アンソロジー -
『I LOVE YOU』
I love you


★★★★★

*あらすじ*
伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好によるオール書き下ろし恋愛短編集。

伊坂幸太郎 『透明ポーラーベア』
失踪した姉の"元"恋人に動物園で偶然再会し、姉との記憶を思い出し・・・。

石田衣良 『魔法のボタン』
幼馴染で男女の仲になるはずがないと思っていた二人が、ちょっとしたキッカケで近づき・・・。

市川拓司 『卒業写真』
偶然街中で出会った中学時代の同級生。しかしなかなか彼の名前が思い出せず・・・。

中田永一 『百瀬、こっちを向いて』
尊敬する先輩の為に、その先輩の恋人と「付き合ってる振り」をする事になってしまった・・・。

中村航 『突き抜けろ』
友達に誘われ、鍋の材料を抱えて連れられて行ったアパートで少し変った男性に出会い…。

本多孝好 『Sidewalk Talk』
別れを決めた男女の、レストランでの最後の食事風景。

*感想*
私のお目当てはもちろん伊坂作品だったのだけれど、どの作品も良かったヾ(@~▽~@)ノ♪私が一番読み入ったのは本多孝好の「結婚5年目」の話。ほんのレストランでの一幕の話なのに、2人の間で揺れるキャンドルの灯りやウエイターの立ち振る舞いがドラマを見るように想像できて面白かったし、そして切なかった。。。
男性の描く恋愛っていいね!荒んだ時に読みたくなる1冊だと思いました。


★アンソロジー -
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