読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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有川浩 『県庁おもてなし課』

*あらすじ*
地方には、光がある―物語が元気にする、町、人、恋。とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。「バカか、あんたらは」。いきなり浴びせかけられる言葉に掛水は思い悩む―いったい何がダメなんだ!?掛水とおもてなし課の、地方活性化にかける苦しくも輝かしい日々が始まった。

*感想*
高知新聞、山梨日日新聞、岩手日報、など地方紙での連載を経て単行本になった本書 話の舞台は高知県県庁ということで確かに地方かもしれませんが、本書の内容は全国紙レベルの連載でも良かったのではないかと思う程に、私には大変満足な1冊でした。新聞で連載を読めていた方々が羨ましいわ

本書のテーマはズバリ『「本」から起こす地方活性、観光振興!!』です。高知県県庁観光部に発足した「おもてなし課」を舞台に、高知県の観光を盛り上げようと職員&関係者が奮闘する話なのですが、民間人には知る由もなかった県庁の内情や、目からウロコの地方観光術などが沢山描かれていて、地方自治体の観光に関わる方々などには特に読み応えある話だったのではないかな もちろん地方自治体などに関係してない人でも本書は大変楽しめますし、そういう方にとっては「どこか地方へ旅行したくなる本」だと思いますよ〜

そしてそして!有川浩といえば、毎度もれなく付いてくる「恋愛話」と「勝気な女の子(佐和)」も健在です!!「まだ彼氏ではない」という微妙な距離感良かったですね〜 馬路村での就寝前のシーンは、いつもながら身悶えしてしまいました 「必ず何かしてしまう自信がある。」という掛水くんの心の声、堪りません 私はこういう「理性と欲望の狭間」的な言動に弱いんです

本書はフィクションだといいながらも、観光特使の名刺エピソードなどの実話も盛り込まれているので、とても説得力があり、そして「観光振興」の目的をしっかりと果たしている力作になっています。私は今まで全く高知県に無縁で無関心だったのですが、本書を読んだ事により是非とも近日観光に訪れたいと思いました






  ├ 有川浩 -
有川浩 『三匹のおっさん』


*あらすじ*
定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。
柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。
機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。
その三人の正体は…地域限定正義の味方の「三匹のおっさん」だった!。



*感想*
久し振りにブログの更新が約2週間も空いてしまいました じつは体調が優れず読書に身が入らなかったのです 仕事をするにも日常生活を楽しむにも、とにかく健康が第一ですね。まだ体調が万全ではないので読書スピードが上がらないかもしれませんが、どうか見捨てずにこれからも時々遊びにきてくださいm(_ _)m


さてさて本題の読書感想文へ…
今回も私の大好きな作家、有川浩作品です  本書は有川さんにしては異色ともいえる「三人のおっさん」が主人公となり、町内で発生する事件を解決していく短編集となっています。その事件の内容というのが、痴漢や悪徳商法、そして恋愛詐欺だったりと、バラエティーに富んでいて楽しめました。またその描き方の深さが、軽すぎず重すぎず良かったわ 有川さんの作風に合う無理のない深さで、社会問題を描いたという印象でした。


私が一番ジーンときた作品は第三話の「恋愛詐欺」についての話です。孫の子守としてしか自分を必要とされず、夫には「ババア」と呼ばれる毎日…そんな時に自分をまた恋愛対象として見てくれる異性が現れたら、胸ときめかずにはいられませんよね。詐欺の手口もそこそこ凝っていたし、ラストのまとめ方も優しくて心が温かくなりました
また、おっさん達の孫&子である高校生カップルの行方も良かったですね〜。ベタ甘度は低かったものの、高校生らしい不器用さと、祖父&父の存在をちゃんと意識した付き合い方は微笑ましかったわ


有川作品はほとんど読破してしまったので、これからは最新作の発表がとてもとても待ち遠しく楽しみです〜。有川作品をまだ読んだ事がない方!是非読んでみてください!恋愛色が強い作品がお好きでない方は本書から読んでみるのも良いかと思いますよ〜

 

 



  ├ 有川浩 -
有川浩 『キケン』


*あらすじ*
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。


*感想*
有川ワールド炸裂作品でした
私はこの有川ワールドが大好きなのですが、毎度の如く読者によって好みが大きく分かれる作風だったと思います。


舞台は工学大学の機械制御研究部、略して『機研』。工学部だけあって、部員は男子のみ。そんな彼らの繰り広げる日常が回想として綴られるのですが、男所帯らしい悪ノリ・悪ふざけ有り、遊び心有り、しかしそんな中にも工学部らしいマニアックな技術シーンも有りの、青春おバカ小説でした。著者が女性なので、男子大学生の実状がこの『機研部』の面々のノリだとは思えないし、犯罪一歩手前の火薬が絡んだ場面ではフィクション感満載でしたが、単純に面白かったリアルは追求せずに、是非とも野郎たちの突っ走り振りを楽しんでください


各章の最後には“現在”として、ある元機研部員と妻の会話が書かれています。最初そのシーンがなぜ書かれているのか理解できず少々無駄にも思えたのですが、ラストではそこに重大な意味があったことがわかりちょっぴり感動しました。仲間ってやっぱりいいですね。
鶏ガラを見たら「サー!」と呼んでしまいそうです(笑)

 


 



  ├ 有川浩 -
有川浩 『フリーター、家を買う』


*あらすじ*
大学を卒業して就職したものの、会社に馴染めず三ヶ月ほどで会社を辞めてしまった武誠治。以後再就職も出来ずにだらだらとフリーター生活を送っていたが、母親がご近所問題からうつ病になってしまい、母親のために就職してお金を貯め、引越しする事を誓う。誠治は就職・貯金をして一家を救えるのか!?



*感想*
ただ今同名テレビドラマが絶賛放送中の原作本です。視聴率が大変良いみたいですね、私も毎週欠かさずに観てますよ〜
本書もドラマ化が決まる前から「読みたい」と思っていた1冊だったのですが(なんたって私の好きな有川浩作品ですから!)、うかうかしているうちに『嵐・二宮和也主演でテレビドラマ化』が発表されてしまい、その瞬間から本書の図書館へのリクエストが殺到、慌てて私もリクエストを入れたものの、こんなに遅い到着となりました。まぁドラマの最終回放送に間に合っただけ良かったかな。


本書を読んで一番初めに思ったのは「ドラマの脚本家って凄いなぁ。。。」という気持ちです。原作である本書ももちろん面白いのですが、展開が少々早すぎ&強引すぎで“非現実的”な雰囲気をヒシヒシと感じてしまいました。特に誠治の性格の変化と、仕事面での成長振りは都合良く出来過ぎでしょう そして後半に出てくるキスシーン…あれは必要だった!?いくらベタ甘好きな私でも、あのシーンは不用だったと思うし、色恋沙汰なしの「誠治の成長ドラマ」として終わらせた方が一貫性のあるストーリーで気持ち良く読みきれたんだけどな。。。 その辺りをドラマ版では上手く補足&削除してあって、上記の通り脚本家の凄さを感じたわけなのです。
まぁ、本書は本書で面白かったけどね!!有川さんにしては珍しく男性が主人公という設定も新しく感じたし


さぁ!明日はドラマ版の最終回だ!!絶対に観るぞー

 

 



  ├ 有川浩 -
有川浩 『ストーリー・セラー』


*あらすじ*
小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた―。極上のラブ・ストーリー。「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。


*感想*
新潮文庫のアンソロジー本『Story Seller』で本書の「Side:A」を読んで以来、有川浩の単行本としてこのストーリーが発売される事を待っていました!!
(『Story Seller』の感想ブログはこちらからどうぞo(*^▽^*)o~♪)
しかも本書には書き下ろしの「Side:B」という話が追加されているというから、尚お得


「Side:A」「Side:B」2編共に、作家業を商いとする妻が登場し、会社員の夫と愛の話が綴られます。彼ら夫婦の出会いから結婚生活まで、その辺りのラブストーリーは有川さんの得意とする分野なので、鉄板とも言える甘さと、ライトノベル的非現実さ帯びていて、有川ファンの方は必ずや楽しめるかと思います。


更に今回私が本書にどっぷりハマッたのは、作家である妻とその夫を通して『書ける側』『読む側』の視点が多く書かれていたからです。私も夫達と同じ様に読書をこよなく愛しているにも関らず、決して『書ける側』の人間にはなれない人種なので、「一番初めの読者」であり「作家に影響を与えられる存在」な彼らがとても羨ましかった。そして妻達の心情は、作家業を商う有川さん自身の本音に感じられ、ダイレクトに心に響きました。狐の肉球についての誤植話なども面白かったし私も「妻を甘やかすのが人生の目標」と豪語する夫がほしいなぁ〜


最後に、私も有川さんに聞きたい!!
「このお話は−どこまで本当なんですか?」

 



  ├ 有川浩 -
有川浩 『植物図鑑』


*あらすじ*
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできたよい子です」
ある日さやかの前に現れたイケメン男子のイツキ。
二人の奇妙な共同生活を、野に育つ植物に託して語られる恋愛小説。



*感想*
初出は携帯小説サイト「角川書店『小説屋sari-sari』」だという本書。携帯小説というと、レンアイ・エッチ・ドラッグ・妊娠・人の死など、過激で陳腐な話ばかりだと思い込んでいた私ですが、携帯小説の分野も広がってきているんですね。
とはいえ、本書も野草料理の話をプラスしただけの恋愛小説なのですが〜


ベタ甘嫌いな人(具体的には、「別冊図書館戦争I」が嫌いな人)には本書をオススメできません!なにせ甘いです。ベタベタです。でも私はこの甘さが堪らなく好きです!!d(≧▽≦*)!!
ひょんなキッカケから始まった、さやかとイツキの共同生活。植物に詳しいイツキに連れられて、野草・山菜狩りに出かけるうちに、さやかは植物とイツキに魅了されていく… という話。
本書の前半は共同生活を始める上での契約上、一線を踏み越えないようにお互いが気持ちをセーブするため恋愛色は強くありません。よって植物狩りの話に終始してしまうため、私には読み応えがなくて面白くなかったです。私には山菜狩りの趣味もありませんし…。 が、しかし、二人が気持ちを確かめ合ってからの後半は、甘くて甘くて身悶えしながら最後まで一気読みしてしまいました。そうなると、さっきまで興味がなかった植物話にも興味が持てるから不思議なものよね。まさに「好きな人が好きな物が『好き』」という恋愛と一緒よね


特に私がニヤニヤしながら読んだ箇所を2つ挙げさせてください!
‖荵鮎蓮冷えたイツキの手をさやかが自分の顎と鎖骨の間に挟み温めてあげるシーン
「…さやか、ごめん。そろそろちょっと動揺しそうなんだけど、俺」
このイツキの理性的だけれど、さやかを女性として意識しているということが上手に伝わるセリフ素敵!! むしろ動揺してして〜〜! ってかんじでした。


第七章:とうとう二人がお互いの気持ちを確認し合った後のシーン
『何て男らしい買い物! それだけしか入っていない。』
イツキの逸る気持ちと男らしさ(!?)が感じられ、まさしく可愛い犬が狼に変身したともいえる場面じゃないでしょうか。イツキの日頃とのギャップにやられました


行き倒れている男性を拾うなど、とても非現実的だとわかっているけれど、そういう細かい事を忘れさせてくれるほど面白い大満足な1冊でした



  ├ 有川浩 -
有川浩 『ラブコメ今昔』


*あらすじ*
自衛官の恋愛模様を綴った短編集
 『ラブコメ今昔』 広報自衛官の女子が鬼の上官に情報開示を迫るのは、「奥様の馴れ初め秘話」。双方一歩もひかない攻防戦の行方は?。
 『軍事とオタクと彼』 出張中新幹線の中で釣り上げた、超かわいい年下の彼は自衛官。そんな彼に浮気疑惑が浮上し…。
 『広報官、走る!』 「広報官には女たらしが向いている」と言われつつも彼女のいない政屋一尉が、仕事先で出会ったいい感じの女子。だが現場はトラブル続きで…。
 『青い衝撃』 航空ファンの頂点に立つ「ブルーインパルス」。そのパイロットを旦那に持つ妻の悩みは“夫がモテる”こと。しかし今度ばかりは洒落にならない事態が発生した。
 『秘め事』 よりによって上官の愛娘と恋に落ちてしまった俺。彼女への思いは真剣なのに、最後の一歩が踏み出せない。
 『ダンディ・ライオン―またはラブコメ今昔イマドキ編』 「ラブコメ今昔」では攻めに回った元気自衛官、千尋ちゃんも自分の恋はいっこうにままならず…


*感想*
やっぱり有川さんは自衛隊マニアだったんだ
でなければ、自衛隊を舞台にしてここまで物語は書けないですよね。というか、書こうと思わないですよね。しかも本書はこの『自衛隊ラブコメシリーズ』は第二弾だったというから驚き(゚□゚;)ガーン 迂闊にも第一弾である『クジラの彼』を未読でした。近日必ず読まなければ


何はともあれ、本の感想をっと。
誰もが知っている職業にも関らず、その内部や詳細は知らないことばかりの領域、自衛隊。そこで日々訓練に勤める自衛官達の恋愛模様を描いた短編集で、自衛官ならではの事情と背景というスパイスがよく効いた話たちでした。「自衛隊ってそういう所なんだ〜」と思いながら、サラっと読めて面白かったです


全話ハッピーエンドなので読後感はとても良かったです。しかし、著者のあとがきを読んだら「秘め事」だけは少々シリアスな話に印象が変わってしまいました… ネタバレになるので「秘め事」のストーリーは伏せておきますが、有川さんが自衛隊のパイロットの方を取材すると必ず出てくる話というのが「訓練中の事故死は多い」というものだそうです。そんな現実全く知りませんでした… 本番の任務だけでなく、日頃の訓練にも命が掛かっている職業だったんですね。。。


学生やサラリーマンの恋バナに飽きている方!きっとこの自衛隊を舞台にしたラブストーリーは新鮮だと思いますよ!読んでみて下さい

 



  ├ 有川浩 -
有川浩 『空の中』

*あらすじ*
200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。


*感想*
UMA(未確認生物)が出現し、その地球の危機に立ち向かう大人と高校生の話。
まさにSFファンタジー嫌いには辛い一冊だったよぉ〜〜
(当方、ハリーポッターを第一巻にして挫折経験あり)


プロローグで起きた謎の飛行機事故で一気に話に引き込まれるものの、第一章で早くも謎の生物が登場し気持ちが盛り下がりました。それでも本の前半は登場人物達の心情描写が多く描かれていて読むことができたものの、やはり中盤以降で“謎の生物の処遇”がメインになると、読書が苦痛以外のなにものでもなくなってしまいました…


架空の生物を相手に奮闘する登場人物達に私は全く感情移入できないんです!!
呼び方も『フェイク』『ディック』『白鯨』『クラゲモドキ』、もう何でもいいじゃん!そしてこの謎の生物の拙い日本語が読み難いのなんのって!!


あぁ。。。スミマセン。。。ファンタジー嫌いの血が騒いでしまいました…


そんな私でも好きだったシーンは、宮じいが出てくる箇所です。宮じいの言葉は的を獲ていて、だからといって他人を卑下するでも、高圧的でもなく、とても人格者でした。そして文庫版には「仁淀の神様」という本編のその後を描いた番外編が収録されているのですが、その中でも宮じいは最高でした。というか、泣かせてもらいました。「たまにはおいさがしでえいがぞ」なんて言葉、器量の大きい人にしか言えない台詞ですよね。


私には心が躍らない作品でしたが、アマゾンのレビューで高得点が付いてますし、ファンタジーが好きな方は是非読んでみてください 

 



  ├ 有川浩 -
有川浩 『阪急電車』


*あらすじ*
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの連作短編小説。



*感想*
片道15分、わずか8駅しかない阪急今津線の電車内で起きるいろいろなドラマ。
1駅で1話の短編ですが、登場人物達が交錯していくので、長編小説の様で読み応えもある連作集です。しかし他の連作短編集とは大きな違いがありました!それは路線を舞台にしている事から、宝塚駅→西宮北口駅(往路)では恋人同士の出会いなど物語の前兆的な事が書かれ、西宮北口駅→宝塚駅(復路)では往路で描かれた人々のその後が描かれるという所。この技は「有川さんよく考えたね〜」と唸らされました


各話のエピソードもバラエティーに富んでいて飽きずに楽しめました。各種男女の出会いを書いた本なのかと思っていたのですが、公共の場での振舞い方など社会的な面も覗かせる話が盛り込んであり、単なる浮かれた恋愛小説に収まらず良かった。これが実話ならば、本当にいい話なんだろうな〜。今の時代、変に他人に関ると被害を被ってしまいますからね… 特に「おばさんってサイテー」と呟いたミサは凄かった。その勇気分けて欲しいわ、でも逆恨みされて刺されたら怖いしなぁ…


ご存知の方も多いかと思いますが、本書は2011年初夏に中谷美紀と戸田恵梨香で映画化される予定です。戸田恵梨香が「おばさんってサイテー」と呟くシーンが楽しみだわ(笑)



  ├ 有川浩 -
有川浩 『塩の街―wish on my precious』


*あらすじ*
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。そして―「世界とか、救ってみたいと思わない?」。そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。
第10回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作。圧倒的な筆力で贈るSFラブ・ファンタジー。


*感想*
最近私がどっぷりと嵌っている有川浩のデビュー作
装丁を見ればすぐにわかると思うのですが、ライトノベルです。そして内容と挿絵ももちろんライトノベル仕様です。
いやー有川さんにはまってなかったら一生ライトノベルを読む機会がなかっただろな。新たなる世界を垣間見させて頂きました。

物語の舞台は塩が世界を埋め尽くし、人間の体をも塩が蝕み、多くの死者が出ている“塩害”の時代。もちろん架空の設定なのですが、現実世界でも猛暑が続いたりと異常なことが多々ある今、塩害というものが発生しても何らおかしくない気がして、私はこの世界にすんなりと入り込めました。
ストーリー展開も、登場人物の人数にも無駄が一切なく、これが小説大賞の投稿作なら、受賞しても当然だと思える完成度の高さだったと思います。
特に戦闘機の描写は、マニアにはたまらない詳細なものになっていたのではないかな。全体のストーリー展開はくどくない程度のテンポで進んでいくのに、戦闘シーンだけばもう少し緻密に描くことによって、本書に良い“締まり”を持たせたと思います。個人的嗜好としては、好きなシーンでは無かったのだけれどね・・・残念ながら・・・

本書はこの電撃文庫からの出版後、メディアワークスから単行本化、角川文庫から文庫化されています。それらの方には「番外編」も載っているそうですあと、年齢設定等の改訂もされているそうなので、そちらも読んでみたいと思います〜





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