読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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伊坂幸太郎 『SOSの猿』


★★☆☆☆


*あらすじ*
イタリアで「悪魔祓い」の経験があり、知り合いの“引きこもり息子”の相談を受ける男。
一瞬にして300億円を損失した、株誤発注事故の原因を調査する男。
『孫悟空』が彼ら2人の物語を作り、そして繋がる。


*感想*
残念…
とても残念…
私の大好きだった伊坂幸太郎はどこへ行ってしまったのだろうか…
元来の伊坂ファンには、きっとこの変化は喜ばしいものではないだろうね。。。


最近伊坂氏へのインタビューで「自分の書きたいものを書かせてもらっている」というコメントがあった通り、『モダンタイムス』以来、作風が変わってきました。どうやら著者は「物事の仕組みや本質」「現代社会とファンタジーの融合」を書きたいのでしょう。しかし、それらのテーマは文芸書に書くには重過ぎる内容で、伊坂氏の軽快な文章を紡ぎ出す才能を持ってしても、読者の関心を引き寄せるまでになっていないと思った。文芸書に「フォークランド紛争」や「ロシアのツングースカ大爆発」などという単語を期待する人がいるだろうか?残念ながら、いないか、いても少数派でしょう。


今回『あるキング』以上に、ファンタジーとの融合が多く描かれています。ファンタジー嫌いの私としては、これもまた読み難い要因の1つでした。西遊記が随所に顔を出し、孫悟空まで登場してくるのですが、こういう展開って面白いですか?ファンタジーが混ざると「何でもあり!」という世界になってしまい、物語の一貫性を失っている様にしか、私には感じられません。また、私が西遊記の全容を知らないから、今回非常に辛かった。


次回作も同様な作風だったら、胸を張って「私は伊坂ファンです!」と言えなくなりそうです



  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『あるキング』



*あらすじ*
野球選手になるべく運命づけられたある天才の物語。
山田王求はプロ野球仙醍キングスの熱烈ファンの両親のもとで、生まれた時から野球選手になるべく育てられ、とてつもない才能と力が備わった凄い選手になった。王求の生まれる瞬間から、幼児期、少年期、青年期のそれぞれのストーリーが、王求の周囲の者によって語られる。


*感想*
「誰も読んだことのないような伝記を書いてみました」
というコメントが伊坂氏から出ている通り、NEWスタイルな伝記です。


『天才野球選手』となる運命を持った、山田王求の一生をファンタジーを交えつつ、描いています。そう、本書のキーワードは“野球”と“ファンタジー”。しかし、私は“野球”も“ファンタジー”も大の苦手…。野球観戦は絶対にしないし、ハリーポッターを1巻も読了できなかった位にファンタジーが嫌いだし…。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

しかし!なんと!そんな私でも本書は大変面白く、スイスイ読めてしまいました!これぞ伊坂マジック!


終始“野球”と“ファンタジー”は盛り込まれているものの、伝記ということで、ストーリーの筋はしっかりしているし、脇役達の登場のさせ方とタイミングが絶妙で、読んでいて飽きることがなかったんです。ページ数が約200ページと中篇の為、伊坂氏らしい伏線・交錯・軽快な会話は多くは組み込まれていませんでしたが、少し切ない内容の話だけに、これで丁度良かったのかも。


私としては、出産間近で陣痛室に移動する妻が夫に「あなたは野球の結果を見届けて」と告げるシーン、大好きです 私は決してそんな事を言わないし、夫が私の出産よりも野球を優先させようとなどしたら、ぶち切れますが



  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『モダンタイムス』


★★★☆☆

*あらすじ*
−検索から、監視が始まる−
2005年に発表された「魔王」の続編。あれから半世紀程経った21世紀半ばを舞台にした物語。
主人公の渡部拓海は突然知らない男から拷問を受けることになり、以来彼の周りでは不審な出来事が続けて起こるようになる。実態の掴めない仕事のクライアント、突如失踪する会社先輩、痴漢行為で逮捕される会社同僚。一体社会では何が起きているのか…。

*感想*
前半はとても面白かったのですが、終盤が苦痛な位面白くなかった…私には。。。

本書は一応「魔王」の続編ということで、登場人物や少々現実離れした能力などについての内容が受け継がれています。しかし「魔王」より先に本書を読んでも致命的ではないかも、一応「魔王」から読んだ方が繋がることも多くて面白いとは思いますが。

物語の前半、というか終盤に差し掛かるまでの3分の2ページ頃までは、いつもながらの伊坂幸太郎らしい印象深い会話が繰り広げられ、心を鷲掴みにされました。
「実家に忘れてきました。何を?勇気を」
などの「なんじゃそれ(笑)」とツッコミたくなる文章満載だし、『井坂好太郎』という胡散臭い作家が登場した時などは最高に伊坂氏のユーモアセンスに心酔しました。

んが!しかし!この一連の不可解な出来事の真相に迫るにつれ、セリフが非常にくどくなり読んでいて大変疲れました。何度「そういうシステムである」という言葉が出てきたことか…。ミステリー小説に超能力を登場させるとトリックが「在って無いもの」になり物語が破綻してしまうという様なコメントが本書中に出てきますが(これは私自身も常日頃から思っている事なので、激しく同意しました)、本書終盤の「そういうシステムである」というセリフも「これまでの不可解な事件の真相と理由なんて在って無いようなもの」と断言されているのと同じで、興醒めさせられてしまいました。もちろん伊坂氏の言いたいこともわかりますよ、今の情報化された社会や、その社会の歯車の一つとしてただ黙々と仕事と任務をこなすだけの私たちへの警告みたいものとか…(この辺の社会的メッセージも魔王の続編といえるのだろう)。

私は純粋にただのエンターテイメント作品を読みたかったので、この展開は不満でした。今回は伏線や時間を越えた構成などの伊坂氏の得意とする技が組み込まれていなかったしね。
うーん…残念…。



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伊坂幸太郎 斉藤和義 『絆のはなし』
伊坂幸太郎×斉藤和義 絆のはなし

★★★☆☆

*あらすじ*
“ミュージシャン・斉藤和義”と“作家・伊坂幸太郎”の対談や作品解説集。
異業種の二人だが互いの仕事を認め合い、2007年3月に伊坂が斉藤の為に「アイネクライネ」という短編を書き下ろし、斉藤は「アイネクライネ」を原案に「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」という曲を製作。そんな奇跡なコラボレーションを実現させた二人の素顔に迫る一冊。

*感想*
私は本書を通じて、ミュージシャン・斉藤和義を知りましたが、伊坂さんは斉藤さんのデビュー当時からよく知り、そして斉藤さんのある曲をキッカケに当時勤めていた会社を退職、そして執筆に専念する決意ができたという、人生に深く関わっている存在だそうです。

本書は二人の人柄が良く出ていて、すっごく面白かったです。私は伊坂ファンなので、ここでは伊坂さんの事を中心に感想を述べさせていただきますが、伊坂さんは想像以上に繊細で内向的な方だという事がよくわかりました。
幼少時のトラウマから「自分は長時間人といると嫌われるタイプ」と思い込んでしまっている事とか、各所からオファーのある対談の話をお断りしているのは「相手の方の作品を全部読んだり、聴いたりしなければ失礼だ」と言い切るところとか、極めつけに「最後に泣いたのはいつ?その理由は?」の問いに「1ヶ月以内。いろいろ嫌になって」という答えには「大丈夫!??」と心配しちゃいました( ̄― ̄;。

仙台で生活をしている伊坂さんで、毎日スターバックスをハシゴして執筆している様です。是非一目お会いしたいので、仙台に行く機会があったらスターバックスに寄ってみたいと思うのですが、「あのぉ〜 伊坂さんですよね?」と尋ねても「よく似てますねと言われるけど、違うんですよ〜」とはぐらかされるそうなので、もしも見かけても決して話しかけないでおきたいと思いました(笑)


  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー』



★★★★★

*あらすじ*(新潮社HPより引用)
冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!

仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか? 

*感想*
さすがです!
伊坂幸太郎、最高です!!
極上エンターテイメントでした!!!
『冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!』というフレーズが本当にぴったりの作品でした。

伊坂幸太郎が創り出す“伏線”“会話”“構成”は何故こんなに素晴らしいのだろう。接点がないと思われる登場人物達が交わり始め、軽快で意味深な会話を交わし、そして時空間を越えて繋がれるストーリ。この独特な伊坂ワールドは一度読んだら病みつきになります。私はもう伊坂病の重症患者でしょう。

本書の素晴らしさを書き出したら、ここに書ききれないのですが、特に私が気に入った所はと言うと、絶妙なタイミングで過去のカットバックが入り、ストーリーに厚みが出ている所でしょうか。このカットバックの入り方には「よく分かる!そういうちょっとしたキッカケで、人は過去の記憶を呼び戻すよね」ととても同意もできたし、本当に効果的な手法でした。
あと、会話も相変わらず良かったですね。マジ、ロックでした!ひとつ、私が大爆笑してしまったのが、えーっと…ここでそれを述べると、私の品性を疑われてしまいそうなのですが、でも面白かったから正直に書きます。本書をお持ちの方は是非84ページを再読ください。残念ながら手元に本書がない方のために一応ザっと内容を書くね、ここは森田森吾と青柳雅春の会話のシーンです。

森田 「おまえさ、あのアイドルちゃんとやったのか」
青柳 「やったよ、数回」
森田 「おお、まじかよ。アイドルちゃんと。どうだった?」
青柳 「彼女、ああ見えて、結構、しつこいタイプだったんだ。夜通しだったよ。死んじゃう死んじゃう、って何回も言ってた」
森田 「おまえ、意外に凄いんだな」
青柳 「ゲームだよ。やった、っていうのは、格闘ゲームのことだって。対戦型の。それで、ゲームのキャラクターがやられそうになるたびに、死んじゃうって騒いでたんだよ」
森田 「何だその最高につまんねえ、嘘は」

上記の抜粋だけを読むと大して面白く思えないかもしれないけれど、このシーンに辿り着くまでに感じていた青柳の個性を思うと、少々意外な台詞に感じるんです。ちょっと生真面目っぽい青柳が、こんな冗談を言えるんだ!って。このシーンの前までは、青柳ってちょっと鈍くさくて、友達と軽快な会話とかできない奴なのかな?というイメージがあったからね。なんたって濡れ衣をかけられてしまう位だから…

逃亡劇のエンディングも、本書のエンディングも伊坂ワールドのスパイスをしっかりと振りかけてあって気持ちの良い終わり方でした。しかし、読後すぐにまた最初から読み直すと、面白さが倍増なので、本当の意味での本書の終わりはないのかも。最初に読んだ時に半分しか理解できなかった「20年後」の章が2順目には深く深く理解できるので。これぞ時間を操る伊坂マジック!! 本書を1度読んでみてイマイチな感想だった方も、是非2度は読んでいただきたい。そこに本当の伊坂ワールドの醍醐味があるので!

残り少ない2007年に本書を読めて本当によかったです。


  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『フィッシュストーリー』



★★★★☆

*あらすじ* 
伊坂さんのデビュー第1短編や、最新書き下ろしを収録した短編集。
以前発表した作品の登場人物が友情出演(!?)してきます!

『動物園のエンジン』
伊坂さんのデビュー第1短編。
夜の動物園で出会った不思議な元職員をきっかけに、以前起こった“市長殺害事件”と、“シンリンオオカミ脱走事件”について軽快な推理と駄洒落(?)が語られる。

『サクリファイス』
頼まれた人を探して、山奥にある小暮村へ向かった黒澤。そこで古くから伝わる「こもり様」という風習にまつわる騒動に巻き込まれてしまう。

『フィッシュストーリー』
売れないロックバンドの1枚のレコードが世代を超えてもたらす、奇蹟と正義の物語。

『ポテチ』
正義感の強い今村くんの職業はズバリ「泥棒」。空き巣に入った家で偶然に聞いてしまった留守番電話をキッカケに起こる人間関係やトラブルと、今村くんの母の話。

*感想*
私のお気に入りは、表題作『フィッシュストーリー』です。
たぶん著者名を知らずに読んでも、「伊坂幸太郎作品だよね?」と当てる自信がある程に、伊坂テイストがよく出ていたと思います。
短編でページ数が限られてしまうせいか、登場人物達の軽快なやり取りは比較的こじんまりしているけれど、1枚のレコードから広がる素敵な物語を単なる時系列に描くのではなくて、独自の組み立てで読ませていく構成に毎度ながら感心&感激。
このセンスの良い構成のあり方が読後の感動を数倍にもしてくれるのでしょう。今回もかなり気持ちよく読み終われました。

そして、もちろんながら素敵な文章も沢山ありましたね〜。
『僕の孤独が魚だとしたら』『僕の勇気が魚だとしたら』
この先に続く文章を自分に当てはめて考えてみたのだけれど、凡人な私には何もおもいつきませんでしたわ。当然か。

次は是非とも伊坂さんには長編を発表して頂きたいな。
やはり私は伊坂幸太郎が好きなんだと再実感した1冊でした。


  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『陽気なギャングの日常と襲撃』
陽気なギャングの日常と襲撃

★★★☆☆

*あらすじ*
「陽気なギャングが地球を回す」の続編。登場人物もその軽快なセリフも健在で、この題名通りに彼らの日常とある襲撃を描いています。

*感想*
とうとう伊坂作品を制覇してしまいました!さすがに全作読むと伊坂さんのタッチとか構成が分かってきて、今回は特別衝撃を受ける場面というのはなく淡々と読みました。
まぁ相変わらずの軽快な文章で普通に面白いのだけれど、私は伊坂さんにはちょっと社会派な部分も期待しているので、この陽気〜作は物足りないんだよね・・・ちょっとエンターテイメント過ぎるって感じで。。
という理由もあり、4人のギャングそれぞれ個性があるのですが、私は「演説好き」「ぶっ飛びキャラ」な響野が一番好き。
軽く伊坂ワールドを楽しみたい方にオススメな一冊。
あ、でもこれは続編なので「陽気〜地球を回す」から読んでね(゚∇^*) ♪


  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『チルドレン』
チルドレン


★★★★★

*あらすじ*
傍若無人、マイペース、根拠がなくても「絶対」と言い切るちょっと変わった陣内と、その彼の同僚や友人達を描いた連作短編集。

*感想*
陣内くん最高!面白かった!面白くて止められず、1日で一気読みしちゃったよo(*^▽^*)o~♪ 「短編集」という事になっているのですが、今回も相変わらず伊坂さんらしく他の話にも内容が繋がっていくので、読み終えた後の感想は長編を読んだ時と同じ様に充実してます♪
今回の一番のキーパーソンである陣内くんのセリフは一見支離滅裂なんだけれど、いいよ。ホントに。物事を深く考えすぎてしまう性格の人にはきっと羨ましくさえ思うかも。
系統としては「砂漠」の西嶋くんと同じかな。著者はきっとこういうタイプの登場人物が好きなんだろうなー笑。そして私(読者)もそういうキャラを望んでいるのですがー笑。
そういう社会の問題点とかを鋭く斬りながらもユーモアを忘れない伊坂スタイルは考えさせられるけど重くなりすぎず、とっても良いねd(≧▽≦*)!!

じつはとうとう伊坂作品で読んでいない本は残すところ1作になりました(陽気なギャングの日常と襲撃)。これからは新作を待つだけの日々かと思うと寂しいわ。。。

この「チルドレン」は坂口憲二・小西真奈美らによってドラマ化されていたらしい。知らなかった…σ(^_^;)。陣内くんの強烈キャラを実写するのはかなり難しいだろうに・・


  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『グラスホッパー』
グラスホッパー


まず「砂漠」直木賞ノミネートおめでとう!! 残念ながら今回も受賞には到らなかったものの、伊坂氏ならばいつか受賞できる才能があるとファンは判っているし、たとえ今後も受賞しなくても、作品の完成度の高さはそんな肩書きでは表現できない強さを持っているのでファンは受賞には拘っていないことでしょうヾ(@~▽~@)ノ
受賞云々に関わらず私はこれからも伊坂さんを応援します!

★★★★☆

*あらすじ*
3人の殺し屋(『鯨』遺書を書かせて自殺に見せかける殺し屋。『蝉』ナイフを使いこなす殺し屋。『?』ターゲットを電車や車に突き飛ばし轢かせる殺し屋)と1人の一般人(『鈴木さん』の4人がそれぞれを追いかけ、対決してゆく話。第132回 直木賞候補作

*感想*
grasshopper=バッタ という単語を知ってから読むと頷けるセリフが多くなる一冊。人がバタバタ死んでいく時の描写が「華麗な技」「スタイリッシュ」感を押し出した書き方で、伊坂氏の軽快な文体らしいといえば”らしい”けれど、「エンターテイメント」として割り切らないと嫌悪感すらいだきかねないと思った(基本的に私がバイオレンス系が嫌いという事もあるでしょうが…)。しかしもちろん今回も面白かったよー♪毎回伊坂作品には「心に残るセリフ」が必ず出てくるのね、今回も何個が好きなセリフがあって、その中でも一番ベタというか私が笑ったのが「モグラってサングラスをかけているんだよね?」という子供の一言。あーわかるわかる。絵本とか子供が目にするモグラはかならずサングラス(時には工事用の黄色いヘルメットまで)かけているもんね(笑)
まぁこのセリフは本編とは余り関わってこないのですが、全体を通して「自分の人生において『貫きたいこと』」という事を私は一番考えた作品でした。


  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』
オーデュボンの祈り


★★☆☆☆

*あらすじ*
警察から逃げる途中で気を失った伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来鎖国を続けているその孤島では、喋るカカシが島の預言者として崇められていた。翌日、カカシが死体となって発見される。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止できなかったのか? そしてその島の言い伝えである「ここには大事なものが、はじめから、消えている。だから誰もがからっぽだ。」の「大事なもの」とは何なのか…。

*感想*
読後率直に感じた事は
 ‘匹爐里辛かった!
◆,海虜酩覆私にとっての伊坂デビュー作でなくて良かった!

の2点。

この作品が私にとっての伊坂デビューだったら、間違いなく『苦手な作家ランキング』に挙げてしまうところでしたよ(そういう間違いを起こさない為にも、3作品以上読むまではその作家の評価を決めないようにしていますが・・・)

私はファンタジー作品がかなり苦手で、本作品は完全なファンタジーではないのだけれど、何故に「カカシが喋る」とかいう設定にしたのか理解不可能。いや、そんなの理解する必要はなく、ただのエンターテイメントとして受け入れ、読み進めていけば良いだけなのですが。。。その他、島の住人達のキャラも「個性的」というよりも「ファンタジー」色を強く感じ、現実派の私にはイマイチ。 そして一番辟易させられたのは、数少ない女性登場人物に性的暴力の魔の手が・・・ ってところ。女性を窮地に追い込みたかったのかもしれないけれど、それをそういう性的暴力的描写するなんて酷いよ。悲しかった。

しかし本作品が伊坂氏のデビュー作という事で、彼の最近の作品の原点だというのは感じました。これはこれで伊坂ワールドがちゃんと繰り広げられているから、好きな人は好きな作品なんだろうな〜。。。私は二度と読み返さないと思いますが。。。


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