読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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美輪和音 『ウェンディのあやまち』

 

 

*あらすじ*

客として出会った男にのめり込んでいくキャバクラで働く女。

DV気質のある男と付き合いながら、女優としてドラマに出るチャンスを得た女。

まるで自分を痛めつけるかのようにラブホテルの清掃の仕事に打ち込む女。

三人の女を繋ぐ、幼児置き去り餓死事件の真実とは?

 

*感想*

『三歳男児、餓死 六歳の姉も意識不明の重体 自宅アパートに置き去りか』

の見出しで始まる本書、まず思い出したのは2010年に大阪で実際にあった2児餓死事件でした。多分皆さんも記憶に残っているだろうあの酷い事件です…23歳の母親が、自宅リビングに目張りまでして子供たちを監禁し、自分は交際相手と遊び歩いていたという…

 

本書はその事件とは別のフィクションだとわかっていましたが、登場してくる3人の女の誰が餓死した幼児の母親なのか?幼児たちを放置するようになった経緯は何なのか?などと気になりグイグイ読んでしまいました。その中にはラブホテルの使用方法を例に「大人になりきれない大人」と「実年齢よりも早く大人にならざるを得なかった子供」の描写なども出てきて、本当の「大人になるということ」を考えさせられました。

 

が、しかし… その後は圧倒的に「大人になりきれない大人」と「心は子供なのに、体は大人だかららヤることはヤる」という展開と描写が続き、胸糞悪くて読めなくなってしまいました… 本書前半は「社会派」的な面もあったのに、なぜ芸能界を絡ませてしまったかな…芸能界の実情は私にはわからないけれど、トントン拍子に芸能界が絡む物語になってしまって、ただの下衆な物語になってしまった気がします… 子供を置き去りにする時点で下衆なんですけどね… でももう少しなんというか…本書に登場する女たちには芸能界ではなく、もっと一般人にとって身近な生活をしている女でいてほしかったんですよね。

 

そして結局何度か出てきた「ウェンディ・テスト」というやつも、いくら母性の強めなウェンディだと判定されても、結局子供を守り抜けなかったという結果で、このテストの必要性と正確性に疑問しかありませんでした。フィクションだとわかっていますけどね…

 

実際にあった事件をモチーフにしているのだろうから、もう少々骨太な内容にしてほしかったな… そして二度とこういう非道で惨忍な事件がおきませんように!

 



★ま行 - その他の作家 -
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