読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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近藤史恵 『わたしの本の空白は』

 

 

*あらすじ*

気づいたら病院のベッドに横たわっていたわたし・三笠南。目は覚めたけれど、自分の名前も年齢も、家族のこともわからない。現実の生活環境にも、夫だという人にも違和感が拭えないまま、毎日が過ぎていく。何のために嘘をつかれているの?過去に絶望がないことだけを祈るなか、胸が痛くなるほどに好きだと思える人と出会う…。何も思い出せないのに、自分の心だけは真実だった。

 

 

*感想*

人間は忘却の生き物だからこそ、長い人生を生きていけるのだと思う。恥ずかしい失敗、腹が立つトラブル、悔しい結果など、全てを鮮明に覚えていたら身が持たないですからね(^_^;)

そして本書を読んだら、その「忘れたい過去」の中には「好きになるべき相手ではなかった人との恋愛」も入るのかも… と思いました。

 

本書の主人公は記憶喪失になってしまった三笠南という女性です。病院で目覚め、「夫」だと名乗る男性がやってきてもいまいちピンとこなくて、「好きという感情の記憶」すらも喪失してしまったのかと思っていたのに、夢に出てくる一人の美しい男性に心惹かれ、そして胸が締め付けられるように痛み、触れたい衝動に駆られてしまう… 

一体彼は誰なのか?実在する人なのか?一体なぜ南の記憶は無くなり、そして記憶は戻るのか?

という、南の苦悩を描いた物語でした。

 

↓ここからネタバレ↓

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南と慎也の関係などに色々違和感があったのですが、結論は言われてみれば結構簡単というか、「ほほー!なるほど!」という納得できるものでスッキリしました。

その結論とは…

南は本当は慎也の弟である晴哉と交際していたのだが、南は晴哉に結婚詐欺行為をされてしまい、お金を奪われ、そして南が戸籍上入籍したのは晴哉とではなくて、慎也とだった(晴哉が自分のことを”慎也“だと名乗っていた)。

からだったのですね〜〜

 

このあらすじだけ読むと、ただの結婚詐欺物語なのですが、記憶のない南が晴哉に会いたくて胸を痛めたり、晴哉が深夜に南に会いに家の前まで来て、南がコートを羽織って飛び出すシーンなどが、とてもロマンティックで、気が付いたら没頭して読んでいました。

これが純粋に「好き」ってことなのですよね。

記憶がない分、南が晴哉に恋しているのは、晴哉の美しい外見もあるかもしれないけれど、地位や財力や性格すらも関係ないDNAレベルで惹かれてるということなのかと感じたのです。

しかしその後、徐々に南は記憶を取り戻し、そして晴哉は「好きになるべきではない相手」と認識し、距離を置くことを決めるのですよね…

その「純粋な恋愛」と「大人の分別のある恋愛」という振り幅に切なくなりました(´;ω;`)ウゥ…

 

幸せになるためには条件を選ばなければならない。

 

そんな大人の恋愛小説でした。

切なかったけれど面白かったー!でも本物の慎也が可哀想だったよ〜(´;ω;`)ウゥゥ

 



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