読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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辻村深月 『朝が来る』


*あらすじ*
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。

*感想*
うううう…ポロリポロリポロリ
面白かったし感動したし切なかったしで、またもや号泣しまくってしまいました…泣き顔
最近本を読んでは泣いてばかりいるのは、私が歳を取ったせいかしら…唖然
もしかしたらそれ(加齢)なのかもしれないけれど、でもやっぱり本書の登場人物達の繊細な心情描写が素晴らしすぎて、幾度となく泣いてしまいました。
ドラマ化されたのもうなずける傑作です!!

本書は、中学生で妊娠出産を経て赤ちゃんを養子に出した女性「片倉ひかり」と、不妊により赤ちゃんを授かることができず養子をもらった女性「栗原佐都子」、2人の女性の人生が綿密に描かれています。
その2人の間で赤ちゃん(朝斗)の引き渡しがされるまでの経緯も壮絶なのですが、その後のひかりの自分の居場所のない生活や、栗原家での朝斗を実子同様に愛し育てているエピソードが胸を打つものばかりで、「子供を愛するということ」「家族のありかた」そして「血」について深く考えさせられ、私自身も深く反省もしましたがく〜

養子である朝斗を育てる佐都子は「血」という繋がりが朝斗とない分、すっごく「心」で繋がっているのに対し、実の親と全く解かり合えないひかり… ひかりの家族不信に陥るエピソードで一番強烈だったのは、ひかりが若くして妊娠したことを親戚に話してしまう母親と、それを軽々しく「大変だったな」と叔父が声をかけてきた所でした。
たとえ血縁者でも言っていいこと、やっていいことの分別は必要だし、それがあってこそ一緒に暮して行けるってものなのに…
ひかりのは極端な例に近いけれど、私が感情的に子供を叱ってしまうのもそれと同様なのではないかと思いました。子供が私(母親)を許さないはずがないというおごりね… これからは血のつながりに甘えきらない育児を私はしていきたいと思いました。

本書はとにかく丁寧に丁寧にそして綿密に物語が紡がれていきます。佐都子の気持ちも、ひかりの気持ちも、そして養子制度に詳しくない読者の心も決して置いてきぼりにすることなく、一歩一歩確かな歩みを進めていく様に物語が進んでいくので、読み心地がとても良かったですぴかぴか

ミステリー作品ではないのだけれど、環境も年齢も全く違う2人の女性(佐都子とひかり)が朝斗という赤ちゃんを通して結ばれた瞬間に、まるでミステリーの時に感じる「点と点が繋がった」というような感覚に陥り、物語を気持ち良く読み終えることができた作品でした。

ひかりちゃん、
ひかりが佐都子夫婦に朝を運んできてくれた様に、今度は佐都子夫婦がひかりに朝を運んできてくれるよ!だからひかりちゃん…もうちょっとだけ人生頑張ってみよう、ねっ!

フィクションだとわかっていてもひかりにエールを送りたくなってしまいます。。。
それほどに面白い本だから、是非皆さまも読んでみてくださーい!ラブ
ラブラブ


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