読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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近藤史恵 『私の命はあなたの命より軽い』


*あらすじ*
「どうして人の命の重さには違いがあるの?」東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。夫の克哉が、突如ドバイへ赴任することになったため、遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、会話がないことに気がつく。そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。実家で何があった?明らかになっていく家族を襲った出来事とは―。

*感想*
どっぷりと近藤史恵ワールドにハマってしまい、一晩で読み切ってしまいました桜

まずタイトルが衝撃的ですよね唖然『私の命はあなたの命より軽い』なんて、SMAPの『世界に一つだけの花』を知っている&歌ったことがある人には絶対に言えない言葉だし、そうでなくても一般的な常識や良識があれば言える言葉じゃないでしょう…。だからこそ本書の真意が気になり、本書を読むことにしてみましたぴかぴか(元から近藤史恵作品が好きですしねムード

しかしいざ読み始めてみると、タイトルの真意はさて置き、里帰り出産をしようと実家に戻った主人公が、どうも実家で歓迎されていない空気に触れたり、中学の同級生に喫茶店でばったり再会したのに明らかに無視されたりと、主人公の身に覚えがない冷遇を受け、なぜその様な状況になっているのかという謎が読者を翻弄します。

その冷遇具合がとにかく秀逸なんですねぴかぴか。気にしなければ「大したことない」のに、ちょっと深読みすると「やはり歓迎されてない」と受け取れる内容になっていて、なんとなくイヤ〜な雰囲気を醸し出す場面描写が素晴らしかったでするんるん
主人公が妊婦なだけに、妊娠を経験することのない男性や、まだ妊娠を経験したことのない女性には主人公の思い過しに感じてしまう箇所ももしかしたらあるかもしれませんが、出産を経験した私から見ると、初っ端の主人公が母親に里帰り出産をしたい旨を告げたときの母親の「ちょっとお父さんと相談させて」の返答だけでかなり衝撃どんっでした。そしてそこから既に私の心は近藤さんの手中に収まっていたのでしょうねラッキー

徐々に家族のギクシャク具合が主人公の思い過しでなかったとわかってくるのですが、その理由の小出し具合も最高で、気が付けばラストまで一気読みだと思いますので、是非是非皆様読んでみてくださいね。もちろんタイトルの意味もわかるようになっていますよわーい

ちょっとネタバレちっくになってしまいますが、私なりにこのタイトルというか美和ちゃんの疑問に大人として返答させて頂くなら、
「命の重さは同じ。だからこそその重い命を産み出す側の人間の責任能力が問われるんだよ。」
って言うかな。なんか当然のことすぎて胸に響く言葉とも思えないけれど、それが全てかなって。。。

ラストの終わり方も読者にちょっとモヤモヤを与えるものだったし、終始楽しませてくれた本書&近藤さんありがとうございましたーラブラブ!!


  ├ 近藤史恵 -
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