読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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葉真中顕 『絶叫』


*あらすじ*
期待の大型新人が紡ぐ、ひとりの女の壮絶な物語。

平凡な女、鈴木陽子が死んだ。誰にも知られずに何カ月も経って……。
猫に喰われた死体となって見つかった女は、どんな人生を辿ってきたのだろうか?
社会から棄てられた女が、凶悪な犯罪に手を染め堕ちていく生き地獄、魂の叫びを描く!

*感想*
本当にこれは葉真中顕さんの、たった2作目の作品ですか!?
著者の1作目『ロスト・ケア』も大変骨太で面白い作品だったのですが、本作品は前作を上回る傑作で、どこぞの売れっ子作家が執筆したものなのかと思う出来栄えでしたラブラブぴかぴか

本書はまず下記2件の死体発見について描かれます。
NPO代表理事である神代武が何者かによって刺殺された事件。
単身者向けマンションで鈴木陽子と思われる女性が死亡し、死体を猫によって荒らされていた事件(事故?)。

そして第1章の本編が始まると、
―性の遺体が鈴木陽子で間違いがないか調べる警察の視点【現在】
⇔詭斃杙劼寮犬のちとその人生を描く“わたし”という視点【遠い過去】
神代武殺害事件のあらましが描かれる関係者の証言【近い過去】
これら3視点によって2つの事件の全貌が明らかになってゆくという構成でした。

この3視点から物語が描かれる構成は少々特殊だと思うのですが、著者の筆力がとにかく素晴らしく、特に鈴木陽子の過去を描いている部分では、陽子の過去の苦労が非常によく伝わってきて、のめり込むように読み耽ってしまいました。一言でいえば、陽子の転落人生振りがとても納得のいく、不可抗力的な展開で描かれていて素晴らしかったです桜

そして過去と現在を同時進行で描くというスタイルから、何か所かエピソードが交錯する箇所が出てきます。この交錯に気が付いたときって感動と悦びでアドレナリンが脳内にバーっと出て、「ええで!葉真中ちゃん、ええで!」←P481の6行目参照イヒヒって叫びたくなりました。

なんとなく読み流してしまった方のために、どこが交錯していたのか書いておきますね

↓↓ネタバレ注意↓↓



★その1★
P193 1行目〜【現在】<コスモちゃん事件 我が子を殴り殺した鬼母の異常な生活>
P352 15行目〜【過去】「だから私、個性的な名前を付けてあげようと思うんです。男の子ならたとえば『宇宙』って書いて、『コスモ』とか」

★その2★
P312 1行目〜【現在】陽子 あなたが生まれてきてくれたことに感謝します。
P505 14行目〜【過去】すみれ あなたが生まれてきてくれたことに感謝します。

★その3★
P271 12行目〜【現在】『Café Miss.Violet』という文字を〜〜〜
ここに繋がる【過去】は、ラストまで読んでいたら絶対にわかることなのであえて書かないでおきますねムード

とまぁ、ズラズラと感想と注目ポイントを勝手な見解で書かせて頂きましたが、こうやってアツく感想を書きたくなるほとに本書は面白かったので、是非とも読んでみてくださいラブ
3つの視点が重なり合って初めて事件の全貌がわかるというこのスタイル、一読の価値ありまくりですよチョキ
面白すぎて『絶叫』すること間違いなし!!ラブラブ


  ├ 葉真中顕 -
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