読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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桜木紫乃 『星々たち』


*あらすじ*
奔放な母親とも、実の娘とも生き別れ、昭和から平成へと移りゆく時代に北の大地を彷徨った、塚本千春という女。その数奇な生と性、彼女とかかわった人々の哀歓を、研ぎ澄まされた筆致で浮き彫りにする九つの物語。

*感想*
はぁ〜〜ギザギザ やっぱり桜木さんの書く文章は心に沁みるわぁ…ポロリ
程よい湿度を持った内容と文章で綴る「塚本千春」という女の物語は、私の人生とは何ひとつリンクすることも、共感できるところもないのだけれど、千春の虜になった男たちと同様に、私のことも魅了していきましたぴかぴか

9編に渡って描かれる塚本千春の生き方は、今風な言い回しでいう「私って○○な人だからぁ〜」というような書き方は一切されていません。むしろ千春は最小限の言葉しか発しないのです。しかし周りの人々の心情を通して、千春という人の輪郭がなんとなく見えるという、まさに著者の筆力が光っていた作品でしたぴかぴか

特に私が息を飲みながら読んだ作品は、6話目の『逃げてきました』でした。それまで愚鈍な印象が強かった千春が、意外な才能を発揮し、そして本当は私が思っている以上に狡猾な女なのかと思った作品だったからです。私は「詩」のルールやたしなみ方を知りませんが、『女体』は確かに衝撃的で良かったです。

あのひとは わたしにはいってきたけれど
わたしは あのひとにはいることができなかった


これは肉体的な面だけでなく、精神的な面でも千春が相手の男性に依存することがなかったとも読み取れ、読んでいて哀愁を感じた一文でした。

純文学すぎず、エンタメ過ぎない桜木作品、やっぱり私は大好きですラブ
トリック物に飽きた方は是非読んでみてくださいね。
活字を愛する大人には絶対に楽しめる作品だと思いますよ〜ラブ


  ├ 桜木紫乃 -
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