読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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桂望実 『手の中の天秤』


*あらすじ*
刑務所に送るか送らないかを決めるのは、遺族。
裁判で執行猶予がついた判決が出たときに、被害者や遺族が望めば、加害者の反省具合をチェックし、刑務所に入れるかどうかを決定できる制度「執行猶予被害者・遺族預かり制度」が始まって38年がたっていた。
加害者を刑務所に送る権利を手に入れた時、遺族や被害者はある程度救われるのか。逆に加害者は、「本当の反省」をすることができるのか。架空の司法制度という大胆な設定のもとで、人を憎むこと、許すこととは何かを丹念な筆致で描いていく、感動の長編小説。

*感想*
遺族や被害者が加害者を刑務所に入れるかどうか決定できる制度がこの世の中にあったらどのような社会になっているのだろう? それは被害者や加害者にどの様な試練を与えていくのだろう? とワクワクしながら本書を読み始めました。
…が、期待していたよりもかなり軽い内容だったので、読後は少々欲求不満気味でした泣き顔

私は暗くて重い内容かつ、理性と欲望の狭間で揺れる心理描写が大好きなので、本書のあらすじを読んだ時はすっごく興奮したんですね。これは山田宗樹さんの『百年法』ばりの傑作なのではないかと!!
しかし本書のメインの流れは、30年前にその制度の担当係官として配属された青年・井川が、どの様に仕事に向き合ってきたのかを思い出話として大学の教壇で語るというもだったので、事件のあらましやその関係者たちの心理描写も基本的にかいつまんだものになってしまっていて、どこにも感情移入をできずに終わってしまったんです…ポロリ しかも学生たちの風貌が夏休み明けには変わってるとか、出席している学生の人数が日に日に増えていくとか、そういうの必要だったかな!?

チャランがじつは仕事ができるいい人だったこと、遺族にできることは加害者を憎むことくらいだ、ということはよくわかった物語でしたが、う〜ん私には物足りない作品でした爆弾
被害者も加害者も少年で、少年法を絡めた苦悩をも描くくらいに掘り下げてほしかったな〜。



  ├ 桂望実 -
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