読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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朝比奈あすか 『憧れの女の子』


*あらすじ*
「次は女の子を産むわ」。そう宣言して産み分けに躍起になる妻。 そんな妻の決断に淡い違和感を抱く夫。
新たに宿した子供の性別は…? 互いに心揺れる日々を経て、その果てに得たのは揺るぎない愛情と信頼だった(表題作)。
男と女の日常に生じたさざ波を通して、人間の普遍的な愛しさやつよさを描きだした傑作短編集。

*感想*
装丁の絵を見て「学校の話でクラスに“憧れの女の子”がいる」という作品かな?となんとなく連想していたのですが、実際は2男児を持つ母が「次は女の子を産むわ!」と宣言をする“憧れの女の子”の話でした(笑)イヒヒ
その「女の子を産む!」と宣言するのは表題作で、その他にも男女の性別にまつわる短編が4編収録され、全5編の短編集になっています。

他の4編のあらすじを紹介しますと
かわいい『ある男女をとりまく風景』仕事に忙しいジュンと、ジュンを支えてセンギョウシュフとして毎日頑張るマスミの話。
かわいい『弟の婚約者』母と姉が大切に育ててきた弟が連れてきた婚約者は、母と姉にとって受け入れがたい女性だった。
かわいい『リボン』カフェの経営者のタケルは性同一性障害だった。
かわいい『わたくしたちの境目は』妻を亡くした勇造は息子夫婦に誘われて行った温泉の混浴風呂で、妻との思い出と生きているという事をかみしめる。

最初の2編は展開がはっきりしていてわかりやすい話なのですが、『弟の婚約者』から徐々に精神的な面を深く描く物語へとなっていっています。
なので『憧れの女の子』で単純に「やっぱり女児は男児とは違ったかわいさがあるしね〜」「ピンクゼリーを使ったセックスで産み分け!?」なんてただ楽しむ読書だったのが、後半の『リボン』で「自分には、空気を読むのが生きていくための術だった頃が、たしかにあった」という行で、この本はただ面白いだけでなく、深く考えさせられるものを持っている。やっぱり小説家というのは思慮深く、単純な物語が書けるだけではなれない職業なんだな…と思わされた作品でした。

ちなみに『ある男女をとりまく風景』はガッツリとミスリードさせらる作品になっていますので、騙されたい方や男女の役割について是非とも考えてみたい方は是非読んでみてねラブぴかぴか


★あ行 - その他の作家 -
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