読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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窪美澄 『アニバーサリー』


*あらすじ*
子どもは育つ。こんな、終わりかけた世界でも―。
七十代にして現役、マタニティスイミング教師の晶子。
家族愛から遠ざかって育ち、望まぬ子を宿したカメラマンの真菜。
全く違う人生が震災の夜に交差したなら、それは二人の記念日になる。食べる、働く、育てる、生きぬく――戦前から現代まで、女性たちの生きかたを丹念に追うことで、大切なものを教えてくれる感動長編。

*感想*
ハラハラドキドキのミステリーでも、巧みに状況や心情が交錯するような群像劇でもない話だったので、トリック物が好きな男性にはちょっと不向きな小説かもしれません汗 でも主人公2人と同じように、女性であり出産経験のある私には、感情移入できる部分があり、女性をとりまく環境の移り変わりに色々と考えさせられて、とても読み入った作品でした桜

昭和の戦争と物のない時代を生き抜いてきた70代の晶子。
平成の女性の社会進出時代を生きる20代の夏菜。
2人の過去を描きつつ、3.11の地震をきっかけに交わることになる2人の生活。それは、解かり合えるとか、心を許しあえるというハートウォーミングストーリーではなくて、時代背景や、家庭環境がその人のその後の人生にどう影響してくるのかを描いた、シビアともいえる内容でした。

晶子は、現代に育児放棄や虐待が多くなったのは自分たちの世代のせいだとつぶやいていのだが、そうなのだろうか?
夏菜は、晶子の家庭的優しさに触れると、これが本当の家庭だと言われている気がして、胸が縮むといっていたけれど、だからって晶子のおせっかいが不要だったのか?

とか、なんだか沢山考えさせられるテーマが沢山でした。しかし、結局誰もが今日を生きていく事で精一杯で、誰が悪いとか決めつけられるものではないとラストにわかり、少しは気持ちがすっきりしました。

この難しいテーマを中だるみせずに読ませてくれた窪さんの筆力は本物だと思います! 女性の生き方に興味がある方は是非読んでみてくださいラブ


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