読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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中山七里 『切り裂きジャックの告白』


*あらすじ*
東京・深川警察署の目の前で、臓器をすべてくり抜かれた若い女性の無残な死体が発見される。戸惑う捜査本部を嘲笑うかのように、「ジャック」と名乗る犯人からテレビ局に声明文が送りつけられた。マスコミが扇情的に報道し世間が動揺するなか、第二、第三の事件が発生。やがて被害者は同じドナーから臓器提供を受けていたという共通点が明らかになる。同時にそのドナーの母親が行方不明になっていた―。警視庁捜査一課の犬養隼人は、自身も臓器移植を控える娘を抱え、刑事と父親の狭間で揺れながら犯人を追い詰めていくが…。果たして「ジャック」は誰なのか?その狙いは何か?憎悪と愛情が交錯するとき、予測不能の結末が明らかになる。

*感想*
臓器を全てくり抜かれた死体が次々と発見され、当初無差別殺人や特殊嗜好を持つ犯人による犯行かと思われたが、そこには臓器移植問題が絡んでいることが判明する…というミステリーでした。

臓器移植問題が絡む小説を読んだのは初めてだったので、ミステリー部分も合わせて非常に興味深く読んだのですが、臓器移植推進派と慎重派の討論部分(真境名教授 vs. 僧侶)がなぜかあまり胸に響かず、私の心や思考を翻弄させられなかったのが、唯一残念でしたがく〜。慎重派(僧侶)の考えは確かに筋が通ってるし、社会としては慎重派の考え方の方が“真っ当”なのかもしれません。でもね、愛する家族が目の前で死の淵を彷徨っている時に、皆さんその運命をただただ見ているだけでいられますか!? もし誰かの臓器を移植することにより、その愛する人が助かるというのなら、移植をさせたいと思うものなんじゃないですか?特に我が子が臓器を必要としているならば、親なら自分の臓器を差し出したいという思いに駆られるはずです。
その辺りの「感情」を犬養刑事を通してもっと読者にぶつけてほしかったな汗 ラストが「論理的」というより「感情的」結末だった分、この中盤の感情的部分が薄いことがアンバランスに感じました。

少々愚痴ってしまいましたが、今回の臓器移植を盛り込んだ作品はただのエンタメだけでなく知らない事を沢山知れた良い機会でしたぴかぴか
「現状、日本で行われている移植手術というのは生者を生贄にした臓器の争奪戦なのさ」ね。
こういう社会問題を盛り込んだ作品私は好きですよ〜ラブ


  ├ 中山七里 -
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