読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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窪美澄 『晴天の迷いクジラ』


*あらすじ*
ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ――
壊れかけた三人が転がるように行きついた、その果ては?
人生の転機に何度も読み返したくなる、感涙の物語。

*感想*
「死にたい」と思っている登場人物3人(20代社会人男子、40代会社社長女性、10代リスカ女子)の話がそれぞれ語られ、最後に3人が出会うこととなり… という話でした。簡単に言えば『絶望→再生』物語。

その『絶望』部分がそれぞれ3人個々に綴られるのですが、その情景・背景・そして心理描写がとても上手く表現力も豊かで引き込まれましたぴかぴか「悲しみ」「苦しみ」を文章で描くには、そういう気持ちになるまでの過程と繊細な心理描写が必要だと思うんですね、それが上手く読者に伝わらないと主人公はただの「悲劇ぶってるヒロイン」になってしまうので。それが本書は3人とも上手く描かれていて、その徐々に追い詰められてゆく様は読んでいる私もハラハラびっくりしました。

その追い詰められ、壊れてゆく描写に私の胸が痛んだ行はこちらですdown

《由人編》
この家が、家族が、嫌いなわけじゃないけれど。だけど、もう十分なんだ、と由人は思った。

《野乃花編》
けれども東京に来て半年後のある日、突然、アパートに離婚届だけが入った白い封筒が送られてきた。追いかけられて、連れ戻されると思っていたのは思い上がりだった。

《正子編》
「それは必要ないですよお母さん」という医師の声だけが聞こえた。母がまた何かを言ったようだった。カーテンが開いて、医師がこちら側にやってきた。小さな声で正子に聞いた。「男性経験はないよね」


前後のやりとりがないと分かりにくい抜粋ですよねどんっ スミマセン汗
気になった方、是非本書読んでみてくださいるんるん この行以外にも、胸が痛くなる場面や、その後の再生の場面で自分にも勇気を分けてもらえたりする良い作品だと思いますよ〜ラブ


  ├ 窪美澄 -
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