読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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東野圭吾 『夢幻花』


*あらすじ*
独り暮らしをしていた老人・秋山周治が何者かに殺された。遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログにアップする。ブログを見て近づいてきたのが、警察庁に勤務する蒲生要介。その弟・蒼太と知り合った梨乃は、蒼太とともに、事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出す。西荻窪署の刑事・早瀬らも、事件を追うが、そこには別の思いもあった。
この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。

*感想*
シリーズ物ではない話なので登場人物は全て初出な方々でしたが、いつもながらの重すぎず軽すぎない絶妙な描写で、程々に感情移入をしながらサクサクと読めましたぴかぴか

本書はまず2編のプロローグから始まります。1編は昭和30年代と思われる内容で、もう1編はもう少し近年と思われる内容。どちらにしても過去の内容なので、それらが今後本編にどの様に繋がりをみせていくのか、出だしから読者に期待感を持たせてくれるスタートになっていますラブ

そして本編はというと、簡単にいうと「黄色いアサガオ」の存在と、その花を所有していた老人の殺人事件の真相究明をめぐる物語なのですが、謎を解く鍵とみられるヒントがポンポン出てくるのでスピード感に溢れていて、飽きることなく一気に読めましたポッ
読後に「黄色いアサガオ」をネットで検索してみたら、本書に書いてあった通り江戸時代には存在していたそうですね!歴史をミステリー小説に絡めてくる手腕さすが東野さんですね!そして歴史繋がりの「負の遺産」として原発問題も上手く盛り込み、連載から10年の時を経て単行本化された価値がある1冊でした

この単行本化まで10年かかった事について著者からコメントが出ていますので、下記に添付させていただきますかわいい


【著者コメント】
『歴史街道』から小説連載の依頼がきた時、「私に歴史ものは無理です」と断りました。すると編集者は、歴史ものでなくても、何かちょっとでも歴史に関係する部分があればいいといいます。そこで思いついたのが黄色いアサガオでした。御存じの方も多いと思いますが、アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。ではなぜ今は存在しないのか。人工的に蘇らせることは不可能なのか。そのように考えていくと、徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。面白い素材かもしれないと思えてきました。
ところが素材は良くても料理人の腕が悪ければ話になりません。何とか連載は終えましたが、あまりにも難点が多すぎて、とても単行本にできる代物ではありませんでした。おまけに、ずるずると出版を引き延ばしているうちに小説中の科学情報が古くなってしまい、ストーリー自体が成立しなくなるという有様です。しかし担当編集者には、「何年かかってでも必ず仕上げます」と約束しました。「お蔵入り」だけは絶対に避けたかったのです。
結局、「黄色いアサガオ」というキーワードだけを残し、全面的に書き直すことになりました。もし連載中に読んでいた方がいれば、本書を読んでびっくりされることでしょう。
しかし書き直したことで、十年前ではなく、今の時代に出す意味が生じたのではないかと考えています。その理由は、本書を読んでいただければわかると思います。


ただ「面白い」だけの小説も良いけれど、本書に込めた東野さんの思いと「今の時代に出す意味」しかと受け止めましたよチョキ

私も一度は朝顔市に行ってみたくなりました その時は絶対に「夢幻花」を探しちゃうな(笑)イヒヒ


  ├ 東野圭吾 -
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