読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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沼田まほかる 『痺れる』

*あらすじ*
十二年前、敬愛していた姑が失踪した。その日、何があったのか。老年を迎えつつある女性が、心の奥底にしまい続けてきた瞑い秘密を独白する「林檎曼陀羅」。別荘地で一人暮らす中年女性の家に、ある日迷い込んできた、息子のような歳の青年。彼女の心の中で次第に育ってゆく不穏な衝動を描く「ヤモリ」。いつまでも心に取り憑いて離れない、悪夢のような九編を収録。

*感想*
幽霊や殺人鬼が出てくるわけではないのに、不穏な空気が終始漂い、背中がゾクゾクする「世にも奇妙な物語」的なホラー短編集でしたおばけ

9話全てに共通しているのが「舞台となる“日常”に、何かが壊れてしまった人間が登場する」ということでしょう。その「壊れてしまった」というのが、ボタンの掛け違い程度の些細なことから、レイプという犯罪レベルまで様々なのですが、とにかく身近な恐怖を覚える作品たちになっています。

私が特に印象に残ったのは「テンガロンハット」という作品で、成り行きで庭の植木仕事を依頼することになった植木屋が、どんどん雨どいや物置の修理やらと手を出してくるという話です。この植木屋:山田のジワリジワリと付け入ってくる様子は「浸食」という表現が似合うような気持ち悪さで、しかしそれを誰かに訴えようものならば「自意識過剰」と思われてしまうのではないかと感じる主人公の葛藤などが秀逸でしたかわいい

やはり「おどろおどろしい」作品が読みたくなったら「まほかる作品」で決まりですね。
冬本番になってきて寒い日々ですが、ゾクゾクしたい方は是非とも読んでくださいわーい


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