読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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貫井徳郎 『新月譚』

*あらすじ*
八年前に突然絶筆した作家・咲良怜花は、若い編集者の熱心な復活のアプローチに、自らの半生を語り始める。そこで明かされたのは、ある男性との凄絶な恋愛の顛末だった―。

*感想*
待っていました!約1年半振りの貫徳(ヌクトク)最新刊ぴかぴか前作の『灰色の虹』に引き続き(余談ですが先日ドラマ化されましたね)、今作も500ページ超えの長編と、ファンにはたまらない厚みでワクワクしながら読みましたてれちゃう

そして本書も圧巻だったわ!! 段落や章の切れ目でも息をつく暇を読者に与えることなく、一気読みさせられますよ。さすが貫徳、期待通り、いやそれ以上の傑作といえる出来栄えですわ桜

本書は、咲良怜花という女性の半生を描いた作品なのですが、軽く読むとただの恋愛小説に感じるものの、読み込んでいくうちに、これはただの恋愛というより「情念小説」だと気が付かされます。たった一人の男を繋ぎ止めておくために顔を変え、小説を書き続ける怜花。新しい世界を手に入れれば入れる程に、木之内なしでは生きていけないと気が付いてしまう怜花は、とても憐れで、しかしその都度描かれる負の感情はおどろおどろしく、私の心をより一層強く掴んでいきました。美貌や名誉を手に入れた途端に性格も明るくなるような陳腐な話ではないところが、とても本書を現実的でより暗いものへと導いていて良かったと思いますぴかぴか

また怜花の小説創作模様も、私を含め小説ファンには読み応えがある内容になっていると思いました。小説家の苦悩や創作秘話、文学賞の受賞に秘めた思いなどなど、フィクションが混じっているでしょうが怜花を通して色々と知ることができて楽しかったわ。「物語の蛇口」「情念の蛇口」小説家って本当に凡人にはわからない世界に生きているんですね汗

ちなみに私は暗く重い小説が大好きなので、是非とも咲良怜花が執筆した作品を読みたいと思いました。私としては桐野夏生や沼田まほかるが咲良怜花のイメージなのですが、皆さんは誰か思い当たる人はいましたか!?


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