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2019.03.09 Saturday
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『好き、だった。はじめての失恋、七つの話』
2012.03.19 Monday
*あらすじ*
はじめて恋を失って、はじめて本気で好きだったのだと気づいた―。
有川浩、朝倉かすみ、梨屋アリエ、石原まこちん、吉野万理子、紺野キリフキ、宮木あや子ら七人の人気作家たちが、人生はじめての大切な失恋を綴った小説アンソロジー。
終わった恋、始まらなかった恋、始めてはいけなかった恋…七人七色の失恋のカタチ。はじめての失恋には、恋愛のすべてがつまっている。
*感想*
皆さん恋してますか


私はもう何年も胸を締め付けられる様な苦しい恋なんてしていませんよ〜

それは平和で平凡で充実した家庭生活を送れている証拠なのでしょうが、なんだか時々寂しくも感じるんですよね…贅沢な悩みなのでしょうが…


結論から言うと、1話30ページ程度の物語なので、感情移入して物語に翻弄されるような話はなかったのですが、バラエティーに富んだ失恋物語たちでそれぞれ楽しめました。
特に私がいいなと思ったのが、吉野万理子さんの「マリン・ロマンティスト」です。年に一度の社員旅行で、社長が新入社員の若葉ちゃんに少し積極的な行動にでるものの…。いやぁ、社長に哀愁を感じ、思わず社長にエールを送りたくなりました。そして社長の「本当の失恋というのは―人生が枯れて、恋そのものを失うこと」というセリフは胸にきたわ。。。もしかして私ってもう本当の失恋をしちゃってるのでは

あと、石原まこちんさんの「タマママーンを探して」は、文章が少々マニアックなのですが、笑える描写も多々あり、そして子供の愛らしさも感じることができて、読後温かい気持ちになりました。
一番の期待は有川浩さんの作品だったのですが、やっぱり有川さんは長編で読みたいな〜っと少々不完全燃焼感を抱きました。でももちろん面白かったですよ

今恋をしている人もしていない人も、本書でいろいろな恋のかたちを楽しんでみてください

★アンソロジー -
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