読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
<< 百田尚樹 『プリズム』 main 東川篤哉 『謎解きはディナーのあとで2』 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています



- -
薬丸岳 『刑事のまなざし』

* あらすじ*
十年前に娘が襲われたことをきっかけに、法務技官から刑事へと転職した夏目。
冷静沈着だが重い過去を持つ夏目が、独自の目線と眼差しで殺人事件や犯罪の謎を解決する短編集。


*感想*
薬丸岳といえば、「少年犯罪」「精神喪失者による犯罪」などを通して、『裁きの難しさ』を読者に投げかけるのが非常に上手い作家さんなのですが、今回はこれまでの作風に強くあった“刑罰”と“贖罪”というテーマを少し差し置いて、もっと素直に楽しめる殺人事件短篇集でした。

しかし本書が『もっと素直に楽しめる殺人事件短篇集』とは言っても、今流行りの「謎解きはディナー…」や、ただのミステリーのトリック本ではないですよ 各話の殺人事件を謎解いていく刑事(夏目)が、とある傷害事件の被害者家族という設定なのです。つまり、夏目刑事と各話の犯人が対峙する場面では、事件の内容は違えど、“被疑者”と“被害者”の関係になり、夏目の言葉が非常に重く読者へと伝わってくるんです。夏目の視点を通して、被害者家族の心情を描いてくるところが、さすが薬丸岳ですね 「刑事のまなざし」というタイトルが、まさしくピッタリな内容でした

各話の犯罪内容も、親子問題やホームレス、そして同窓生と多岐に渡っているので飽きることありませんでした。
今までの著者の作品を重すぎると感じる方にはとてもオススメな1冊だと思います
「ドロドロ好み派」の私には、少し物足りなさを感じてしまったけどね




  ├ 薬丸岳 -
スポンサーサイト


- -
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
Category
Profile
Archives
Comment
Search
Mobile
qrcode
Sponsored Links