読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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天野節子 『氷の華』


*あらすじ*
専業主婦の恭子は、夫の子供を身篭ったという不倫相手を毒殺する。だが、何日過ぎても被害者が妊娠していたという事実は報道されない。殺したのは本当に夫の愛人だったのか。嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子は、自らが殺めた女の正体を探り始める。そして、彼女を執拗に追うベテラン刑事・戸田との壮絶な闘いが始まる。
天野節子デビュー作。



*感想*
伏線ありの良く練られたプロットだとは思いますが、全体的に淡々と綴られる文章から緊迫感が伝わってこず、没頭できない作品でした


本書最大の見せ場(メインストーリー)は、「恭子が殺害した女、関口真弓は本当に夫の愛人だったのか?」「もしも関口真弓が夫の愛人でないのならば、誰が何のために恭子に嘘をつき、陥れようとしているのか?」という事だと思うのですが、追い込まれていく恭子の姿に臨場感がなかったためにハラハラドキドキすることは一切ありませんでした。これだけ恭子が陥れられたことが判り易い展開とするならば、せめて恭子の反撃劇をドラマチックに描けばいいのに、それすら地味なメモ偽造や電話での伝言程度だったため、驚愕・怒涛の展開にならず残念だった
また、戸田刑事の推理が長く、同じことの復唱も多かったので読んでいて疲れた。その辺りをスマートに凝縮できていたら、もっと恭子と戸田の推理合戦が白熱して、読みやすく面白いものになったのではないだろうか。


気になった点をズラズラと書いてしまいましたが、デビュー作でこんなに凝った話が書けるのは凄いとも素直に思いました。しかも自費出版からのスタートした後に、単行本化・文庫化で35万部を超えるベストセラーへと大躍進し、更には2008年には米倉涼子・堺雅人によってドラマ化までされてますからね!


今週金曜日(2010年12月17日)に「氷の華」の次に著者が発表した『目線』がフジテレビでドラマ放送されるそうなので、そちらの原作&ドラマもチェックしたいと思いま〜す。

 



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