読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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桂望実 『平等ゲーム』


*あらすじ*
瀬戸内海に浮かぶユートピア「鷹の島」。この島では島民1600人が全員平等。収入が平等分配され、仕事も抽選によって4年ごとに交代、全ての集団的意思決定は直接投票による多数決で行い、特権階級や格差をもたない仕組みが作られていた。究極の楽園。人々は嫉妬や私欲にかられることなく、何不自由ない豊かな生活を約束されている。まさに『天国』のはずだったが―。



*感想*
「鷹の島」で生まれ育った芦田耕太郎が、日本国内の人々と接点を持つ職務「勧誘係」に就いたことをきっかけに、34年間抱いたことのなかった“達成感”“嫉妬”“悪意”という感情と、島民の本当の姿を知っていくという話。


本当に「平等」という世界は成り立つのか?競争のない世界で成長すると、耕太郎の様な純真無垢な人間が出来上がるのか?など、大変面白く興味深い内容でした。
耕太郎の存在はフィクションだけれども、本の後半に描かれる島民の本性はとても現実味のある、ある意味「人間らしい」展開になっていて良かったと思います。結局人は自分が一番大切だし大好きなのですよね。私腹を肥やそうとする輩は、必ずどこの世界にもいるものなのだろうしね、悲しいことに。。。


平等って大切だと思うけれど、それは「時と場合」によるのかもしれませんね。学歴社会、収入格差、努力が全て報われるわけではないこの世界。しかしそこから自身の「存在価値」を見出せる時もあるのかもしれない。もちろん過剰な「不平等」は諍いの原因になってしまうでしょうが。


社会や人間に対して、強い理想と潔癖さを持っている十代の若者が読んだら、どの様な感想を抱くのか是非とも聞いてみたい一冊でした。


 



  ├ 桂望実 -
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