読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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道尾秀介 『ソロモンの犬』


* あらすじ*
秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。



*感想*
道尾秀介らしい伏線が上手く張られた、傑作ミステリーでした。


300ページちょっとの、さほど長くない話なのですが、私は3度「くぅ〜〜、さすが道尾秀介だわ!!」と唸ってしまいました。
1度目は、プロローグのラストに書かれた「この中に、人殺しがいるのかいないのか」というセリフ。
今後の展開について、非常に期待を持たせる文章ですよね。私はこの一行で、一気に本書の世界に引き込まれました。こういう読者の心を掴む一文って、書けそうでなかなか書けないものだと思うのですよね。
2度目は、五章に入る直前の喫茶店のシーン。
京也・ひろ子・智佳、3人が真相を知っている風なのに、「自分が、それから何をしたかを考えろ」と静を突き放す場面。私も一緒になって、「それから静は何をしたんだっけ?」と考えてしまいました。
そして3度目は、終章の病室で。臨終直前に、その人が「バ」「ベ」「?」… と呟やき、その本当の意味が明かされた時。
この伏線に騙されなかった読者は絶対にいないはず!


青春・恋愛・ミステリー、この3つの要素が絶妙なバランスで描かれ、私としては大変読みやすかったし、動物の行動学も興味深く読めました。
犬を飼っている方には、倍楽しめるミステリー本だと思います。

 



  ├ 道尾秀介 -
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