読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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道尾秀介 『鬼の跫音』


*あらすじ*
心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。―もう絶対に逃げ切れないところまで。一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。ミステリと文芸の壁を軽々と越えた期待の俊英・道尾秀介、初の短篇集。


*感想*
基本的に作風が暗い、道尾秀介の初の短編集。
短編集だと、著者の得意とする「伏線」が使えないだろうから、どの様な話になるのかと興味を持ちながら読みました。読んでみると、確かに伏線はないのですが、全話それぞれしっかりとしたオチがあり、読み応えのある面白い1冊だったと思います。ジャンルとしてはミステリーホラーとでもなるのでしょうか、乙一が好きな人なら、きっと本書も好きだと思います。


私が一番気に入った作品は、『冬の鬼』という、時系列が逆さまで後戻りする日記が登場するものです。
「願いが叶った時に、達磨を燃やす」その謂れを実行するべく、女は達磨をどんどやの火に投げ込んだ−。女の願いとは一体何だったのか… 日記を遡ることによって明らかになったその願いとは、私の想像を超えるものでした。。。
普通に時系列通りに描いたのでは、こんな恐怖感を読者に与える事はできなかったと思います。この設定と演出は、道尾秀介にしかできない技でしょう。


私はやっぱり長編作品の方が好きですが、短編集でしか描けない世界観もあるものだと実感する、良い1冊だと思いました



  ├ 道尾秀介 -
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