読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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朔立木 『死亡推定時刻』


★★★★★


*あらすじ*
富士山が目の前に大きく見える町で、身代金目的誘拐事件が発生した。誘拐されたのは、地元は元より、政財界にも幅を利かせる有力者、渡辺土建社長(渡辺恒蔵)の一人娘、美加。
犯人からの身代金要求は一億円。「金をちゃんと渡せば、娘は無事に返す」という誘拐犯。しかし身代金受渡しは失敗に終わり、美加は死体となって発見される。
美加が殺害されたのは、身代金受渡しの前なのか?後なのか? 渡辺恒蔵は、身代金受渡しを失敗した警察のせいで美加が殺害されたのかどうかを確かめるため、死亡推定時刻を知ろうとするが…
そして悪運にも、無実の罪で逮捕されてしまった一人の若者の運命は…

犯罪発生→捜査→裁判の実態を、現役弁護士である著者がリアルに描いた、リーガル・フィクション。


*感想*
早くも、今年2冊目の5つ星★★★★★が出ました〜〜
面白かった
そしてフィクションと呼ぶよりも、“ドキュメント”“リポート”と呼んだ方が正しいとも思える「冤罪が生まれるリアルな内幕」の描写&ストーリーは、本当に恐ろしかった!!


中途半端に正義感の強い刑事の取調べにより、誘拐殺人犯に仕立て上げられ、その後の裁判でも弁護士に恵まれず、真実を告げる機会がないままに死刑判決が下ってしまった男、小林昭二。関係者それぞれが、自分の家族、地位、組織、そして利得を守ろうとしたばかりに、小林は冤罪へと追い込まれてしまった。この犯罪発生→捜査→裁判の一部始終は、現役弁護士である著者にしか書けないであろう、とても濃い内容で、法曹の世界に無縁な私でも、読むのを止める事ができませんでした。


登場する刑事、弁護士、検察官、裁判官、の心理描写や性格、仕事への向き合い方のタイプ、そして“恩と義理の結びつき”までもが、詳細に描かれている本書。 きっと読んだ人は「正義が勝つ世の中ではない」という現実を、痛いほど突きつけられるでしょう。
法曹界の現実を知るにはとても良い1冊だと思うし、エンターテインメントとしても十分に楽しめると思うので、是非読んでみてください



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