SexyZoneの中島健人くんと読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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薬丸岳 『天使のナイフ』


★★★★★


*あらすじ*
生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。


*感想*
2010年が始まったばかりですが、早くも5つ星★★★★★作品が出ました〜〜
よく練られた社会派ミステリーで、とてもデビュー作とは思えない傑作でした。


「国家が罰を与えないなら、自分の手で犯人を殺してやりたい」
13歳の少年達に妻を殺害された被害者の夫、桧山貴志はテレビでそう嘆いた。犯人が極刑になったところで、失ってしまった大切な人が戻ってくるわけではない、しかし『少年法』という法の下で、何も刑罰を受けることなく、犯人が社会に戻ってくることを許せるはずがない。当然な被害者遺族感情でしょう。
しかし、少年達の犯行後の生活と事件の真相を知ることにより、桧山の中で「本当の贖罪、更正とは何なのか?」と悩み始める。本書中では、少年法改正前後の違いや、理念などを簡潔に説明してくれているので、法律初心者でも登場人物達と共に、少年法の在り方について考えさせられることでしょう。物語の前半は被害者視点での展開が中心になるので、少年法の厳罰化も仕方が無いかの様に思いますが、終盤には加害者の視点も綴られるため、少年法の保護派の考えも理解できる様になります。被害者と加害者の立場が、絶妙なバランスと構成で描かれ、結末も大変素晴らしいものだったと思います。


また、ミステリーとしも傑作でした。殺害される前に、妻の預金から消えた大金の謎… 妻殺害の犯人だった少年達が、次々と殺害されてゆく理由と犯人の謎…


社会派ミステリー好きの方には、絶対に満足のいく1冊でしょう
是非読んでください

 



  ├ 薬丸岳 -
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