読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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矢口敦子 『償い』


★★☆☆☆


*あらすじ*
36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?


*感想*
『償い』というタイトルの通り、「人の肉体を殺したら罰せられるのに、心を殺しても罰せられないのか?」など倫理・哲学要素を含んだ記述が多々盛り込まれています。しかし「社会派ミステリー」と呼ぶには内容が稚拙で、都合が良過ぎる展開と、無理のある設定に呆れることが多かったです。こんな何件もの殺人事件が起きている話なのに、全く話が盛り上がらない作品っていうのも珍しいですよ。これは著者の筆力がないせいでしょう。なので登場人物達にも魅力がなく、感情移入なんて到底できませんでした。うーん…かなり残念。


とにかく腑に落ちない箇所が多すぎなんですよね、主人公のキャラクターからホームレスになる程の鬱々とした苦悩が感じられなかったり、警察がやたら事件の情報をホームレスの主人公に流し、そして便宜を図ったりと。そういう土台の弱い物語の中で、どれだけ高尚な文章が綴られようとも、読者の心には響かないと思いました。


三浦綾子や天童荒太を読んだことのある方には、物足りない一冊だと思います。



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