読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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貫井徳郎 『愚行録』

★★★☆☆

*あらすじ*
都内で幼い子供二人を含む一家4人が惨殺された。物盗りの犯行か、怨恨か。事件を追うルポライターに、友人たちが語ったこの夫婦の本当の姿とは…。

*感想*
宮部みゆきの直木賞受賞作『理由』、恩田陸の『Q&A』と同じ様なスタイルで、ルポライターの取材に応ずる人びとの“証言談話”で話は進んでいきます。

最初にインタビューを受けたのは、一家の近所に住む主婦。この主婦は、まだこの一家との付き合いが短かったせいか、「あの一家が誰かの恨みを買って殺されたなんて思えない。絶対に強盗の仕業です。」と、怨恨説を全否定します。しかし、その後に登場してくる一家夫妻の学生時代からの知り合い達の証言により、夫妻の醜い行いや、それにより怨みを買う可能性もあっただろう生前の愚行が暴露されていきます。この夫妻の愚行を暴露していく知人達の話し方にも人間の狡猾さがよく現れていて、決して夫妻の行いだけが“愚行”ではないと強く伝わり、ぐんぐん話に引き込まれていきました。

読めば読む程に夫妻の本当の姿が見えてくるようで、しかし一方では誰の証言を一番信じれば良いのかもわからなくなってきます。そんな中、ちゃんと犯行の全貌が明らかになるこの結末は良かったと思いました。一番最初のページにある新聞記事の抜粋の意味も最後には繋がるし、ドロドロとした内容な話の割には読後感はすっきりでした♪


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