読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
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雫井脩介 『犯人に告ぐ』



★★★★☆

*あらすじ*
神奈川県川崎市で5歳〜7歳の男児が殺害されるという連続幼児殺害事件が発生した。同一犯による犯行と警察は目星を付けるものの、努力の甲斐なく捜査は暗礁に乗り上げ始める。そこで捜査の指揮官に抜擢されたのが巻島史彦だった。巻島は風貌も警察組織の中では異彩ながら、今回の幼児殺人事件の捜査方法でも『劇場型捜査』というテレビ番組を通して直接犯人にメッセージを発信するというひときわ異彩を放つ捜査を開始する。『劇場型捜査』の舞台に犯人は登場し、無事に物語は幕を下ろせるのか…?

*感想*
テレビ番組に現役捜査官が生出演し、犯人に電波を通してメッセージを発信するとは初めて読む設定で、「なるほど、こんな手があったか!」と大変面白かったです。テレビ番組内の巻島と司会者とコメンテーターである元刑事の緊張感漂う番組内容は、日々見ているニュース番組とオーバーラップして読み進め、本当にそういう報道をされているかのような臨場感を感じました。

テレビ番組を通しての犯人への問いかけ、そしてそれに答える犯人からの手紙のやりとりには、かなりドキドキさせられましたが、私が本当にストーリーの最高潮を感じたのは、捜査本部の極秘情報を某テレビ局に流す幹部刑事の裏切り行動を嵌める作戦を実行した時です。内部に裏切り者がいるというのは、時々見かける設定ですが、本書程にその裏切りを気持ちよく反撃する作品は読んだことがありません。この伏線は本当に良く出来ていて最高でした!

ちょっとした脇役達も活躍していて良かったです。その中で私が「名脇役賞」を選ぶなら、やはり津田長でしょう!こんなギスギスした犯人逮捕劇の中、唯一冷静で大人とも思える津田長の存在は本書を一歩深いドラマにしてくれていたと思います。
「叩けば誰でも痛いんですよ… 痛そうじゃないから痛くないんだろうと思ったら大間違いだ… それは単にその人が我慢しているだけですから」
津田長のこの言葉、私も肝に命じました。

見事なストーリー展開でグイグイと話にのめり込む事ができる本書、おすすめです♪


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