読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
羽田圭介 『隠し事』


*あらすじ*
同棲する彼女のケータイを盗み見るうちに、疑いのループにはまってゆく僕。彼女はやっぱり浮気をしているのか…? 二人の行く末は…?

*感想*
著者のデビュー作品『黒冷水』が大変面白かったので、他の作品も読んでみようと思い本書を手に取りました。が!しかし!“あらすじ”をまともに書くことができない位に、内容が薄っぺらな作品でした…どんっ がっかり…悲しい

主人公の鈴木は7年同棲している彼女の携帯電話のサブディスプレイを偶然見た時から、彼女の浮気を疑い始めた。疑い始めるときりがなく、夜中に彼女の携帯を盗み見る生活が始まるのだが… という話。 携帯を盗み見る時の描写は多少スリリングさがあるものの、それが何度か続くので、「まんねり感」と「中だるみ」に感じました。しかもメールを盗み読んでも、そこに浮気の証拠があるわけでなく、どんどん疑心暗鬼に陥るという展開なので、もどかしいを通り越してつまらないです下向き

彼女との言い合いと本書の結末も、文学とエンタメの中間的な描写で、“オチ”も“心に響くもの”も何もない残念なものだったわ… 小橋とのことも中途半端だし、あとスーパー記憶術だっけ?あれも何だったんだろう…爆弾
とりあえずまだ諦めずに他の羽田作品も読んでみたいとは思いまぁ〜す汗


  ├ 羽田圭介 -
羽田圭介 『黒冷水』


*あらすじ*
この憎悪はどこから生まれたのか? 兄の机を漁る弟。弟の行動を監視カメラで録画する兄。壮絶な家庭内ストーキングの行く末は…。史上最年少17歳で第40回文芸賞を受賞した傑作。

*感想*
17歳の現役高校生(当時)が執筆したことに驚きを隠せない傑作です拍手 2003年の作品で、私もその当時に読んだのですが、まだブログを開始しておらず感想文を書いてなかったので、この度再読しました〜ラブ

2003年当時、私はまだ独身だったのですが、本書で描写される兄弟喧嘩は、姉妹で育った私にも共感できるところがあり、大変面白く読んだ記憶があります。あれから約10年…今は2児の母となり、生活環境や価値観が大幅に変わったのですが、それでも本書には強く惹き付ける世界と筆力がありました。そして私に至っては兄弟喧嘩を目の当たりにさせられる母親の目線にも感情移入することができて、更に面白く感じましたてれちゃう

とにかく本書で綴られる兄弟喧嘩の内容がハンパなく壮絶なんです撃沈 思春期の頃は特に家族が煩わしい時期だと思うのですが、この兄弟の仲の悪さは常軌を逸脱しています。そして兄が弟に仕掛ける罠の恐ろしいこと… 私が一番胸が痛かったのは、やはり居間のテレビである録画画面を親に見せたところでしょう。。。あれは本当に可哀想だった悲しい そしてそれらのドス黒い感情を『黒冷水』と表わしたセンスは秀逸で、一生忘れる事のないタイトルだと思いますグッド

ラストもひねりを入れていて、「そうきたかー」と思うのと同時に、少し救われた気にもなるものになっていて良かったです桜 引き続き著者の作品を読んでみたいと思いま〜すポッ


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