読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
真梨幸子 『お引っ越し』

 

 

*あらすじ*

引っ越した先は闇の中。マンションの内見、引っ越し前夜の片付け、隣人トラブル…「引っ越し」に潜む“恐怖”を描いた、世にも奇妙な連作短編集。

 

*感想*

イヤミスの女王、真梨幸子さんの引っ越しにまつわる連作短編集でしたるんるん

 

おうち引っ越し先探しのために内覧に行った女性の行く末、

おうち隣に引っ越してきた夫婦がどうやらDV問題を抱えているらしい、

おうち引っ越し業者で働く女性が知ってしまった会社の問題

などなど、バラエティーに富んだ引っ越し物語たちなのですが、もちろん全話“いやぁ〜な感じ”に仕上がっておりますので、ご安心ください(?)イヒヒ

 

そして各話、それぞれその話で一度完結するのですが、この短編集の最終章に『解説』という話が掲載されていまして、そこで各話の総括がされるのがとても面白かったです!!ぴかぴか

というのも、各話のラストはそれぞれ一応完結しているものの、どこかしら「え?じゃあその後どうなったの?」と思わされる終わり方だったり、収束していない部分もあったりしていたので(収束していなくても十分楽しめるのですが)、この『解説』を読んだことにより、より一層本書の“気持ち悪さ”が増して、真梨さんの作品ならこうでなくっちゃ!と膝を叩いた良い終わり方だったと思いますラッキー

 

ちなみに、私が一番良かったと思った作品は、5話目の『壁』という、隣の家がDV問題を抱えているらしい物語です。作中には、過去に親からDVを受けていた主人公、現在隣人のDV騒音に悩まされている同僚、その2人が登場するのですが、その結末に自分の中にある固定観念を駄目だしされたショックを受けましたムニョムニョ

 

↓ネタバレ注意

↓ネタバレ注意

↓ネタバレ注意

 

子どもや配偶者に暴力を振るっていたのは、男性(お父さん・旦那さん)ではなくて、女性(お母さん・妻)だったのですよね…

確かに、一般的に体力面では女性より男性の方が勝っていることの方が多いので、DVというとついつい加害者が男性側ととらえがちですが、女性が加害者ということだってなくもないのですよね…がく〜

こういう日常の隙間というか、落とし穴みたいところを突いてくる真梨さんの作品、好きだな〜〜ラブ

 

サラっと読める短編集ですが、読後感はすっきりとはしないので、読む時期を選んで是非読んでみてくださいね桜

 

 



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真梨幸子 『祝言島』

 

*あらすじ*

東京オリンピック前夜の1964(昭和39)年、小笠原諸島にあった「祝言島」が噴火し、生き残った島民は青山のアパートに避難した。しかし後年、祝言島は”なかったこと”にされ、ネット上でも都市伝説になった。一方で、祝言島を撮ったドキュメンタリー映画が存在し、ノーカット版には恐ろしい映像が含まれていた。
2006121日、東京で3人の人物が連続して殺され、未解決となっている「十二月一日連続殺人事件」。無関係と思われる3人の共通点が「祝言島」だった。半世紀を経て、”消された島”の禍々しい歴史が暴かれる――!!!

 

 

*感想*

2006121日に東京でおきた未解決事件「十二月一日連続殺人事件」の被害者は、一ノ瀬マサカズ、七鬼百合、国崎珠里、3名。彼らの共通点は、日本の歴史から“なかったこと”にされている島『祝言島』らしいのだが、彼らがどう『祝言島』に繋がっていくのかを解き明かしていく物語でした。

 

祝言島という島、その祝言島の実態をドキュメンタリーとして撮った映画、それらの存在が全て『都市伝説』の様に描かれるので、この物語は実話なのかフィクションなのか、そして本当に日本に祝言島という島がある(あった)のではないか、などなど、読んでいてとても翻弄させられ、そして「信じるも信じないもあなた次第」というスタンスでの物語の進め方に、読んでいてイライラどんっさせられ、疲れるところも多かったです。 

「信じるも信じないもあなた次第、ってどういう事よ!!結局真実は何なのよ!!!?この祝言島は実際にあるの!?ないの!?で、この登場人物たちはどう繋がっていくのよっ!!!?ちっ

と何度キレかかったことか… 

でもね、でもね…そうやって言いながらも、じつは最後までほぼ一気読みだったのですよぉ〜〜〜たらーっ つまり、イライラするけど結局は真梨さんの手中にどっぷり嵌められていたってことなのでしょうね。これぞ新種のイヤミスなのだと思いました。読んでいてイライラするのに読むのを止められないというね。。。

 

 

↓ここからネタバレ↓

↓ここからネタバレ↓

 

 

 

誰が誰だかよくわからなかった登場人物達と結末を3つにまとめるとこちら

1.国崎珠里と七鬼紅玉(ルビィ)が同一人物。

2.紅玉(ルビィ)と三ツ矢の間に生まれた子どもがサラ・ノナに託され、九重皐月としてサラ・ノナ(九重サラ)に育てられる。

3.九重サラ=サラ・ノナ=嘉納明良=東雲アキラが同一人物。←すべてはこの人物が祝言島で育った者の血を引くものを全滅させるためだった。

 

ということだったのですね… 

多重人格や解離性同一性障害などを小説に登場させるのは、視覚的要素を与えられない読者に非常に不利な状況なので(そんなトリック見破れるはずがない!)好きではない展開でしたが、何にしてもちゃんと結末があって良かったですぴかぴかぴかぴか

 

今後も東雲アキラの殺害は続いていき、祝言島に関わった人々の血は絶えるのか…

その結末は是非ウェブペディアで読んでくださいね(なんてね)笑。



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真梨幸子 『私が失敗した理由は』

 

 

*あらすじ*

落合美緒は、順風満帆な人生から一転、鬱々とした生活を送っていた。ある日、パート先の同僚のイチハラが、大量殺人事件を起こしたと聞く。彼女とコンビニで会った夜に事件を起こしたらしい。イチハラが言っていた言葉「…成功したかったら、失敗するなってこと。…」を思い出し、かつてないほどの興奮を感じた美緒はあることを思いつき、昔の恋人で編集者である土谷謙也に連絡を取るが―。

失敗の種類は人それぞれ、結婚、家庭、会社、様々な人間の失敗談から導き出される真理。

 

*感想*

目次を見ると

『ケース1 マイホーム』

『ケース2 独立』

『ケース3 選挙』

『ケース4 結婚』

『ケース5 家族』

『ケース6 ベストセラー』

と書かれているので、各章でそのタイトルに合った失敗をした人の物語が、短編で綴られていくのかな〜?と思ったのですが、実際は失敗をした人々の人間関係と因果関係が繋がっていて、殺人事件も起きるミステリー長編小説でした。

 

登場人物たちは、安定した生活から一変、不運が重なって精神的に病んだり、ホームレスになったり、そして殺人犯になったりと転落人生を歩むことになっていくのですが、その経緯や結末が、とても著者にとって都合の良い展開に思えて、物語は面白かったけれど、私は没頭して読むことができませんでしたムニョムニョ

 

まずメインの登場人物と思われる美緒の良さが全然読者には伝わってこないのに、美緒が2人の男を手玉に取り、二股をしていることがストーリー展開の重要ポイントになることに納得がいきませんでしたひやひやP81の謙也の描写によると美緒は「歪な肥満体。顎もすっかり脂肪に埋もれ、目は厚ぼったい瞼で覆われ、ほほは細かいシミで覆われ、髪は白いもので覆われ、いわゆる『老け』の要素を、手放しで受け入れている有様だ」ですよ。しかも言動も常に自己中心的で、こんな女のどこが良いの!?と終始ツッコミまくりでした。

だからこそ、海斗と謙也の「美緒を好きになったことが失敗した理由」に繋がるのかもしれませんが、それにしても魅力の欠片もない女で「なんだかなぁ…」という思いでした。

 

でも本書は著者の真梨幸子さんの自虐ネタがふんだんに盛り込まれていて、これは斬新で本当に面白かったですラブ真梨さんのデビュー作である『孤虫症』を「駄作」「イヤミス(ドロミス)の二番煎じ」とこき下ろす登場人物たち…(苦笑)じつは私はまだ『孤虫症』を読んだことがないので、これを機会に絶対に読もうと思いました!!

その時は称賛の感想文を書かせてもらいますね!!

 

皆さまも今後真梨さんの作品の感想文を書くときは、悪い書評を書かないことをお勧めします… その理由は本書を是非読んでみてくださいねイヒヒ

 



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真梨幸子 『6月31日の同窓会』


*あらすじ*
神奈川の伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするが―学園の闇と女たちの愛憎に、ラスト1行まで目が離せない!女子校育ちの著者が、かさぶたを剥がしながらダーク過ぎる“女の園”を描く、ノンストップ・イヤミス!

*感想*
イヤミスの女王:真梨幸子さんの最新作を読んでみましたよ〜〜ラブ
今回も、嫌ぁ〜〜な登場人物とストーリーが詰まってました唖然
いいですね〜 こういう腹黒く怖い女達、私は嫌いじゃないですイヒヒ(笑)

今回のストーリーは、蘭聖学園のOGたちに届いた差出人不明の同窓会のお知らせと、それを受け取ったOGたちが連続不審死を遂げるというミステリーになっています。
本書の終盤でその謎が明らかにはされるのですが、そこまでたどり着く経緯が「憶測」と「女たちの日常」で綴られるので、少々まどろっこしく私は感じてしまいました。登場人物も少ない方ではないので「あれ?これは誰だっけ?」と混乱もしたし…
しかし、本書の面白さは『二度読みにあり!!です!
一度目はなんとなく読み流していた女たちの『悪態』も結末を知ってから読むと、より恐ろしく、より腹黒く読め、面白かったのです!! なので、一度目に読んでなんとなくかったるいと感じた方も、是非一度はラストまで読んでみて、できたら二度読みもしてみてください。その二度目に読んだ時の方が、色々と状況が繋がって理解できて面白いこと間違いないですから桜


ちなみに本書の結末(ネタバレ)を書いておきますね。
↓ネタバレ注意
↓ネタバレ注意
↓ネタバレ注意


結局この同窓会のお知らせを最初に送ったのは委員長こと大崎(本田)多香美だった。そこから不幸の手紙の如く転送されてゆき、多くの人に渡ることとなる。多香美の狙いは『連鎖する死』というだけで、多香美自身は殺人に手を染めてはいないのだが、結局は不幸の連鎖で複数の人が死ぬことに。しかし松川弁護士は自分のエゴで、柏木陽奈子と海藤恵麻を手にかけたと思われる。

というお話でした。
是非読んでみてくださいね〜るんるん


  ├ 真梨幸子 -
真梨幸子 『アルテーミスの采配』


*あらすじ*
「人生に分岐点なんてものはない。知らない間に、何処かの誰かに、その道は選ばされている」

AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。
「殺人犯は誰か」「犯人の狙いは何か」「アルテーミスとは何か」「采配とは何か」……。 謎が謎を呼ぶ一気読みミステリー。

*感想*
これまた真梨さんやってくれましたムード!『人生相談。』に匹敵するほどの見事な伏線&トリック&どんでん返し!今回もまた読者を翻弄してくる真梨さんのドSっぷりったら…大好きラブ

って、「ドS」なんて少々卑猥染みた言葉を使ったのには理由がありまして…
本書、基本ストーリーが「AV女優連続不審死事件」のため、18禁と思われるワードがチョイチョイ出てきますたらーっ具体的な性交描写はありませんが、AV女優の格付けの話やプレイの種類の話などなど… これ以上は清純可憐な私の口からは言えないですが(←注:2児の母です)とにかく、青少年少女は知らなくて良いであろう事が書かれているので、大人にのみ本書はお勧めしたしますウィンク

本書の構成は大きく2部に分かれていて、
第1部では、名賀尻龍彦というライターがAV女優をインタビューする視点
第2部では、名賀尻龍彦が1部で書いた書物を読んだ倉本渚の視点
そのメインの視点の合間に、その他の登場人物の行動・思惑が多く差し込まれ、少々複雑な話になっています。
なので、なんとなく読み流していくと「結局この話はどういう事だったの?」という事態に陥ってしまう展開なので、今から読まれる方は是非とも慎重に読んでくださいね桜

読んだけれどイマイチ意味が解らなかった方のためにネタバレ書いておきま〜すムード


↓↓ネタバレ注意↓↓
↓↓ネタバレ注意↓↓
↓↓ネタバレ注意↓↓


まず『アルテーミス【artemis】』とは、ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神で、本文中では『貞操と復讐の女神』という流れで説明されています。
そしてその名の通り、本書のメインストーリー(キーポイント)は、女たちは自らの意思でAVの世界に入ったのか?人生の選択に分岐点はあったのか?もしくは誰かの采配によるものなのか… そしてその貞操を穢す者への復讐は…というものでした。

物語に沿って補足を書いていきますね

P13 「出版に興味ありますか?」という西園寺ミヤビからのメールを受け取ったのは、齋藤瑞穂(サイトウさん)
P17 齋藤瑞穂はちぃちゃん(土屋千恵子←倉本渚の母親)に『洗濯屋ケンちゃん見てみない?』と誘われ部屋へ行き、ちぃちゃんの彼氏(後の千恵子の旦那)とその仲間に犯される
P268 鮫川しずかが犯されたのは、千恵子に20万円の英会話教材を売りつけた報復に犯される
P273 土屋千恵子と千恵子の彼氏の策略で犯された鮫川しずかの友達とは齋藤瑞穂のこと。
P354 西園寺ミヤビは井草明日香のファンだったことから、チームメイトのメグを邪魔に思い、着替えを盗撮→ネットに流し破滅させた
P356 齋藤瑞穂がモアイ像の様に醜女なのは、瑞穂の美貌を妬んだ千恵子を介して男に犯されてた過去があったから。
P377 洲房出版の越谷さんはZEGENの元スカウトマンの「ホソノ」
P378 越谷(ホソノ)の妻はメグ

メグは敬愛するZEGEN社長の鮫川しずかを貶めた土屋千恵子・千恵子の旦那・その娘の倉本渚、そして自分を貶めた西園寺ミヤビを破滅させたいと願っていた

齋藤瑞穂は、メグ同様に自分を貶めた土屋千恵子・千恵子の旦那・その娘の倉本渚を破滅させる復讐心を抱いていた。
そしてラストに東大卒のAV女優誕生にて、齋藤瑞穂の復讐劇は完結するのだろう…か!?

というのが大筋でした。
こうやって箇条書きにするとそんなに難しくないストーリーなのですが、「誰のことなのか」を明確にしないで物語が進む事が多々あったので、混乱した読者は少なくなかったと思います。

しかし、登場人物達の心情と思惑にとても強いエネルギーがあり、AVの世界とはどんなものなのかという基本情報と舞台が筋を持ってしっかりと綴られているので、軽い俗物小説ではなくて、しっかりとエンタメ作品として楽しめました桜

まさしく『見事なる真梨幸子の采配』の小説です。
本書を読み終えたときに、私がこの本を手に取ったのすら真梨幸子さんの采配なんじゃないかと思ってしまいました(笑)
AVに興味がない人でも読める小説ですし、逆にこういう機会がないとAV女優の格付けなんて知る時がないので、これはこれで良い小説だとも思います。トリッキーで二度読み必須作品ですので、お時間ある時に是非ともじっくりと読んでみてくださいねるんるん


  ├ 真梨幸子 -
真梨幸子 『5人のジュンコ』


*あらすじ*
なぜ私は、あの子と同じ名前になってしまったのだろう。篠田淳子は、中学時代の同級生、佐竹純子が伊豆連続不審死事件の容疑者となっていることをニュースで知る。同じ「ジュンコ」という名前の彼女は、淳子の人生を、そして淳子の家族を崩壊させた張本人だった。親友だった女、被害者の家族、事件を追うジャーナリストのアシスタント……。佐竹純子容疑者と同じ「ジュンコ」という名前だったがゆえに、事件に巻き込まれていく4人の女たちの運命は。

*感想*
タイトル通り、5人のジュンコにまつわる連作短編集でした。

1.篠田淳子 『佐竹純子』の同級生。純子に出会い不登校になった。
2.田辺絢子 ジャーナリスト久保田芽衣のアシスタント。『佐竹純子』のネタを追う。
3.守川諄子 田辺絢子の取材対象者の母。
4.福留順子 社宅に住む課長婦人。
5.佐竹純子 5人の男性を金銭目的で殺害した容疑者。

5人のジュンコそれぞれを主人公に、女性の腹黒い言動・思考・生活を詳細に描き、更には犯罪にまで発展していく疾走感あるストーリーで面白かったですラブ

本書のプロローグに『佐竹純子』の容疑内容が掲載されているし、物語中盤には『バタフライ効果(エフェクト)、つまりこの世の中のすべてはなにかしら影響しあっている…』なんていう行があるから、「やっぱりこの5話は全て『佐竹純子』で繋がっているのか?」と、壮大な伏線を期待したりもしたのですが、残念ながらそれはなかったですね(笑)イヒヒ

でもジュンコたちだけではなく、脇役たちもかなりの「プチ悪人」で読んでいてゾクゾク唖然しました。私が一番恐ろしいと思った「プチ悪人」は、田辺絢子がカフェで遭遇した子連れ母親です。子供を店内で野放しにし、更には他人が全て悪いかのような投稿をネットに上げるという…。あー怖い怖い。
他にも、バタフライ効果(エフェクト)とまではいかずとも因果応報的な展開もちょこちょこあり、真梨作品の醍醐味であると言える“イヤミス”をとても楽しめました桜

ジュンコという名前の方はもちろん、それ以外のお名前の方も是非とも読んでみてくださいね〜ぴかぴか 男性の方なんかはきっと女性の本性を知るのが怖くなってしまう面白い内容だと思いますよ〜イヒヒ


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真梨幸子 『人生相談。』


*あらすじ*
大洋新聞に連載されている「よろず相談室」には老若男女から様々な相談が寄せられている――。
『昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?』
『西城秀樹が好きでたまりません!』
『占いは当たるのでしょうか…』
すべては“あなたの悩み”から始まった―。
何の関係性もなさそうな「人生相談」。その裏にあるものは?!ラスト1ページまで、目が離せない!!

*感想*
素晴らしい作品すぎて、速攻で二度読みしちゃいましたーラブラブラブ!!
伏線が張られまくりで、人物相関図を脳内で描きながら読むことが苦痛でない、むしろ好きだという方には、絶対絶対絶対にお勧めの作品ですよー桜!!

皆さんは新聞に掲載されている「人生相談」コーナーって読んでいますか?
本書はその「人生相談」コーナーに寄せられた悩みに秘められた現実、そして同じような悩みを持つ人を各短編で丁寧に描きつつ、ラストにはそれらの事実が組み合わさり、1つの大きな事件を浮き彫りにさせています。群像劇を濃くした連作短編集というかんじかな。

なので群像劇が大好きな私にはたまらない1冊でしたぴかぴか 真梨さんのプロット力に本当に感服!感激!雨!霰!ラブラブ
しかしさすがに私も1回の読了では内容を完全には把握しきれなかったので、2回目の読書は、人物相関図とポイントを自分なりに書き出しながら読みました。
せっかくなのでそのまとめを下記に載せておこうかと思ったのですが… ちょっと物語が複雑なので、まとめようにも超長文になってしまうので、完全ネタバレの結論だけ書きますねイヒヒ 本書の意味がいまいちわからなかった方はよかったら参考にしてくださいるんるん



ネタバレ注意↓
ネタバレ注意↓
ネタバレ注意↓




【簡単な総まとめ】
 \邯寿々子が立ち退き問題で悩んでいる原田家と、借金取り問題で悩んでいる小坂井家を同居するよう差し向けた。
◆仝凝腸箸紡膓發あることを知ってしまった安田さんが原田和子とおばあちゃんに殺された。
樋口義一(川口義一)は母親(川口寿々子)の死体が原田家の物置にあると勘違いしていた。
失踪した川口寿々子は西野奈々子と改名。
川口寿々子の同僚だった並木郁子はガーネット・サクヤという占い師になった。


ちょっと簡単にまとめすぎたかな〜?たらーっという気もしますが、とりあえず上記5点だけでも理解していれば、本書の有耶無耶悶々としていたものが晴れるかと思いまするんるん


真梨さん、面白かったよ〜〜!!ありがとぉ〜〜ラブ
皆さんも是非とも読んでみてくださーいぴかぴかぴかぴか


  ├ 真梨幸子 -
真梨幸子 『女ともだち』

*あらすじ*
驚愕の結末が女たちの心の闇をえぐり出す!同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。二人の接点を探る女性ライターが辿り着いた真実とは。女たちの心の闇をえぐり出すミステリー。

*感想*
『殺人鬼フジコの衝動』が非常に面白かったので、著者の他の作品も読んでみようと本書を手に取ったのですが… 正直これは私にはハズレだったな。。。爆弾

本書のKEYとなるのが『女性』。殺害された2人も女性。事件を追うライターも女性。犯人が逮捕起訴され、法廷でその罪を暴く検事も女性。その他にも殺害された女性達の生前の様子を語る友人たちも女性。とにかく女・女・女・女で、女性達の心の闇や本性が綴られる物語でした。
ストーリーの全容は面白いとは思うのですが、登場人物たちのキャラクターや書き分けがイマイチで、読んでいて誰について書かれている内容なのかよく分からなくなったり、期待していたよりも、ドロドロ感が伝わってこなくて、ストーリーに没頭はできませんでしたどんっ しかも、この殺人事件をライターである楢本が記事にするという設定から、楢本がインタビューで聞いた内容を、その後記事としてもう一度読者に重複した内容を読ませるという構成に弛みを感じ飽き、読み進めるのが辛かったです。

ここまで書くなら、それぞれの女性達にもっとスポットライトを当てた群像劇スタイルの方がもっと面白くなるんじゃないかな〜!?
とりあえず、もう少し真梨さんの本を読んでみたいと思いますきのこブルー


  ├ 真梨幸子 -
真梨幸子 『殺人鬼フジコの衝動 【限定版】 』

*あらすじ*
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか?あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!
【限定版】特典として、次作『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』への序章となる書き下ろし別冊『私は、フジコ』付き!

*感想*
『いやミス』(人間の本質を突く嫌なミステリー)というジャンルがあることを初めてしりました。確かに本書は『いやミス』でしたね〜。しかし私はこの『いやミス』というジャンル嫌いじゃないですよ、むしろ好きな方かもあっかんべー

母親による虐待、クラスメートによる虐め、家族が惨殺されるという苦難を乗り越えてきたフジコ。やっとフジコも幸せな平穏な日々が過ごせるのかと思いきや、彼女自身も狂い始め、邪魔な人間を殺害していくという狂気な人生を歩んでしまう… という重くダークな話でした。
そしてこのフジコの一生を小説化させたのは、フジコの娘であり小説家でもある美也子。この美也子による「はしがき」と「あとがき」が素晴らしく、本書をよりリアリティのあるものに仕上げていて、翻弄・戦慄させられ、巻末に記載される「本作品はフィクションであり…」の文言を何度も自分を納得させるかのように読み返してしまいました。
それ程までに、本書には読者をのめり込ませる強い気迫がある小説だということでしょうぴかぴか

『いやミス』が嫌いでない方は是非とも読んでみてください!!
虐待と虐めの嫌な場面が多いですが、絶対に楽しめると思いますよ。そして自分の人生もじつは誰かに操られているのでは…?という恐怖心も同時に襲ってくるかもしれませんおばけ

限定版特典の『私は、フジコ』は起承転結はなく、単独ではあまり面白くないのですが、次作へ繋がる序章ということで、一層『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』を読むのが楽しみになりましたるんるん 
次作も近日読むぞー!


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