読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
劇団ひとり 『晴天の霹靂』


*あらすじ*
一流マジシャンを目指したはずが、場末のマジックバーから抜け出すことができない35歳の晴夫。ある日テレビの番組オーディションに挑み、審査員の反応に希望を抱くが、その帰り道、警察から思いもかけない電話を受けて…


*感想*
待望の劇団ひとりの2作目が登場で〜す!
デビュー作である「陰日向に咲く」は、映画化までされる程の大ヒットとなりましたが、2作目である本書はどんな出来なのかと、ワクワクしながら読み始めると… 大変読みやすく一気読みでした


文章は少々拙いのですが、おかげでとても分かり易く読みやすかった。そして内容も、「親孝行したいときには親はなし」「親の心子知らず」というものが描かれていて、感じ入る事ができました。きっとこの内容は、大人から子供まで幅広い世代に受けると思うのですが、難しい単語は出てこず、主人公が自分の存在意義について悩むことから、私としては特に中学生に読んでもらいたい1冊だと思います


劇団ひとりさんは、どうやら人間味のある人物を描くのが上手なんですね。今秋パパになられたし、これからもっと幅広い人物像を描き、面白い作品を発表することを期待していまーす

 

 



  ├ 劇団ひとり -
劇団ひとり 『陰日向に咲く』


★★★★☆

*あらすじ*
“陰日向に咲く人々”を描いたいじらしい5編からなる連作短編集。

『道草』
社会の束縛に苦しんでいたサラリーマンが、自由になる為にホームレスになろうとする物語。

『拝啓、僕のアイドル様』
マイナーなアイドル・武田みやこ(通称ミャーコ)のファンである青年が、彼女を一途に応援する姿を描いた物語。

『ピンボケな私』
今まで何の夢や目標も無かった女性が、ひょんな事からカメラマンを目指そうとする中で、ある男性と恋に落ちる物語。

『Over run』
ギャンブルで借金塗れの男性が、借金返済の為にオレオレ詐欺に手を出すが、電話に出た老婆と心の交流を始めてしまう物語。

『鳴き砂を歩く犬』
本当の自分を見つける為に上京した鳴子と売れない芸人・プードル雷太が、浅草のストリップ劇場での出会いを機に、お笑いコンビを組む物語。

*感想*
確かに巧いし、面白い作品でした。 各話のオチがしっかりしていて、浅田次郎風の切なさがあったり、登場人物が交錯する作りは、伊坂幸太郎風の楽しさがありました。全体的には奥田英朗の「ララピポ」に似ていたと思います。
こうやって他の作家と比べるのは失礼かもしれないですが、つまり私の感想としては「特別な斬新さがあるわけではない、普通に面白い作品」という結論なのです。本書の売り上げ部数と内容を見比べると、相当「あの劇団ひとりが執筆した」という付加価値が付いているなと思えますね。。。

なんてまぁ偉そうな事を書いてしまいましたが、何度も言うように普通に面白く、良い作品でした。まだ1作目ということで、劇団ひとりさんの個性的な文章がどの部分にあたるのかをまだ掴めていないのですが、ユーモアのある文章がふんだんに盛り込まれていてその辺りにセンスの良さを感じました。
例えば、アイドルのミャーコのドロ子っぷりとか、クレジットカードを「魔法のカード」と呼ぶ借金男の思考回路とかね。
恩田陸さんは「ビギナーズラックにしては上手すぎる」と表現しているけれど、これは「ビギナーズラック=初心者が往々にして得る幸運」などではなく、まさしく劇団ひとりの才能だと信じ是非次回作も読みたいと思いました。


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