読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
米澤穂信 『満願』


*あらすじ*
人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。
人を殺め、静かに刑期を終えた 妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在 外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇 する6つの奇妙な事件。入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、 ミステリ短篇集の新たな傑作誕生!
第27回山本周五郎賞受賞
2015年版「このミステリーがすごい! 」第1位
2014年版「週刊文春ミステリーベスト10」 第1位
2015年版「ミステリーが読みたい! 」 第1位

*感想*
しっかりとしたオチがあり、読後「そういうことだったのかぁ〜びっくり」と唸る6編が収録された短編集でした王冠2 上記に載せた通り、本書は各賞を総ナメしているのですが、個人的な感想としては「確かに本書はラストにきっちりオチがあって楽しめるし、構成力・筆力、どちらも持ち合わせた傑作だ。しかし同じ様な小説は今までにもあったのに、何故本書がそんなに注目を浴びているのだろう…汗」というものでした(コメントが直球すぎて本当にすみませんモゴモゴ

私の浅い知識の中にある、似たような既存の小説というのは、誉田哲也『あなたの本』、百田尚樹『幸福な生活』、道尾秀介『鬼の跫音』などで、これらと本書をあえて比べるならば、本書が一番内容と文章に重みがあったかな。特に表題作『満願』は堅苦しい感じもあって、読中ちょっぴり眠くなる程でした(笑)

ということで、特別本書が「斬新!」「異端!」「かつてないミステリー!」というわけではないのですが、面白いことは確かなので、私が一番ハラハラした本書の4話目『万灯』について少し詳しく感想書かせていただきますね〜ぴかぴかわーい

『万灯』の主人公は総合商社に勤め、海外赴任中のビジネスマンです。彼は新規ビジネス開拓のために禁を犯してしまいます…そしてその罪をさらなる完全犯罪へとするために、ある行動を起こすのですが… その後に彼は思いもよらぬ存在に裁かれることになるのです…
この「思いもよらぬ存在」というのが、私たち人類の強敵であり、ともすれば主人公の「自業自得」ともいえる展開でもあって… 素晴らしいオチであり作品でしたぴかぴかラブ
私はきっと「ミステリーの謎を解く」というよりも、「抗えない運命」みたいな展開が好きなんでしょうねラブラブ

本書はオチを予測しながら読むもよし!何も考えずに最後にオチを突き付けられて驚愕するもよし!自分のスタイルに合った読み方で進めていくと何倍にも面白く感じられるトリックを含んだ作品集だと思います。
是非読んでみてね〜桜


  ├ 米澤穂信 -
米澤穂信 『インシテミル』


*あらすじ*
「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給11万2千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場。


*感想*
2010年10月16日から劇場公開される同名映画の原作です。映画のキャストは藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、その他豪華な役者揃いなので、ミーハー心丸出しで本書を読みました


物語は、とある場所に軟禁された複数の人間が一人ずつ殺されてゆくという「クローズド・サークル」ものです。ミステリー好きな方にとってこのクローズド・サークルは、古典的であり普遍的な面白さがあるものみたいですね。確かに「この中に殺人鬼が混じっている!」「そして次に殺されるのは誰なんだ!?」というハラハラが尽きず、終始緊張感を持って楽しめました。
ただ、本書は論理的展開に徹しているので、殺害動機云々は殆ど描かれません。群像劇が好きな私としては、その辺がちょっと寂しかったかな。もちろん本書に下手な人情劇は不要だと分かっていますが…


文章では登場人物が多くて誰が誰だかを思い出すのに苦労したのですが、映像でなら視覚で判別できてもっとストーリーに没頭できるのではないかと思いました。映画館に行ってまでは観ないと思いますが、レンタルDVDは是非したいと思いま〜す


映画のHPはこちら↓

http://wwws.warnerbros.co.jp/incitemill/

 



  ├ 米澤穂信 -
米澤穂信 『追想五断章』


*あらすじ*
古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、結末の伏せられた五つの小説を探していた。調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。二十二年前のその夜何があったのか?幾重にも隠された真相は?


*感想*
上手い。
設定と構成がかつて私が読んだ事ない組まれ方で、驚くとともに唸らされました。


ある故人が生前に書いた5つの小説を探す主人公。この5つの小説には、ある謎が秘められていた。しかしこれらの小説は、リドルストーリー(読者に委ねて結末を書いていない小説)になっていて、簡単には解けない謎だった…


5つの小説探しと、これらの小説に込められた思いを追跡するという展開は、ミステリー好きには面白い展開だったと思います。しかし、少々文章が硬く、私には読み難かった… 特に5つのリドルストーリーは、想像し難い場面設定の物語ばかりで大苦戦!! 私の学力の低さを露呈する様ですが、読めない漢字や、意味の分からない単語もチラホラとありました。


詳しくはネタバレになるので書きませんが、著者によるミスリードもあるので、ラストは一気読み間違いなしです。とにかくプロットが良いので、一読の価値ありだと思いますよ〜


 



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