読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
柚木裕子 『あしたの君へ』

 

*あらすじ*

家庭裁判所調査官の仕事は、少年事件や離婚問題の背景を調査し、解決に導くこと。見習いの家裁調査官補は、先輩から、親しみを込めて「カンポちゃん」と呼ばれる。「カンポちゃん」の望月大地は、少年少女との面接、事件の調査、離婚調停の立ち会いと、実際に案件を担当するが、思い通りにいかずに自信を失うことばかり。それでも日々、葛藤を繰り返しながら、一人前の家裁調査官を目指す―

 

*感想*

柚月さんの小説といえば、臨床心理士、検事、市役所の生活保護受給担当者などの専門的な職業の人が多く、そしてストーリーは硬派目な印象が強くありました。そして今回の主人公も家裁調査官という国家公務員ということで、骨太家庭裁判物語かと思っていましたら… メインがまだ調査官補(カンポちゃん)という見習いさんだったので、カンポちゃんと共に、家裁調査官の仕事とはどんなものなのか?どういう姿勢で仕事に取り組むべきなのか?などを共に学んでいく、柔らかめなお話でしたチューリップ

 

本書はカンポちゃんである大地が、初めて案件を任されるところから始まるので、事件内容が複雑ではなくて(最初から難しい案件は任せられないからね)、凶悪犯罪小説に慣れてきてしまっていた私には少々刺激が弱く物足りない感がありました。しかし第3話目の大地の同期の志水の言葉で一気に目が覚めました汗

 

「法に基づき、少女に処分を下すのは簡単だ。現行犯だからな。だが、事件の本質はそこじゃない。どうすれば彼女を、その悪質な環境から救い出すことができるのかだ」

*この少女は、学校でいじめにあっていて、少女をいじめていたグループ数人が、彼女に車上荒らしを強要した事件

 

そう、そうでした泣き顔 調査官は事件の背景や事実を調査するだけが仕事なのではなくて、『解決に導く』のが最終目的なんですよね。その一番大切なところを私はちゃんとわかっていませんでした泣き顔 

ので、その志水の言葉を読んでから、家裁調査官という仕事が杓子定規では済まない職務で、少年少女たち(被害者・加害者ともに)の今後の人生を大きく変える大変な仕事なのだと深く理解でき、一気に本書が面白くなりました!!。何度も「この仕事に俺は向いていないんじゃないか」と悩む大地の弱気な発言にイライラもしていたのですが、その悩む気持ちにもやっと納得できて良かったですぴかぴかぴかぴか

 

本書は5編からなる連作短編集で、前半2編は少年犯罪。3話目は大地の自分と向き合う編。後半2編は離婚調停。と、案件にバリエーションがあって1冊の作品として読み甲斐があり楽しかったでするんるん特に私には離婚調停は興味深い内容でしたイヒヒ

 

初めて家裁調査官というお仕事の詳細を知れて嬉しかったし、もっと大地の成長と、志水の過去の問題について知りたいので、続編が出たら是非読みたいなと思いますラッキー

 

ちなみに家裁調査官になるためには、裁判所職員総合職試験という超難関試験に合格しなければないそうですねひやひや…(興味が沸いて調べてみた) 

大地よ!せっかくそんな難関を突破してきたのだから、もう「俺には向いていないんじゃないか」とか弱気な発言はやめぃ!



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柚月裕子 『ウツボカズラの甘い息』

*あらすじ*
容疑者は、ごく平凡な主婦――のはずだった。
殺人と巨額詐欺。交錯する二つの事件は人の狂気を炙り出す。戦慄の犯罪小説。

家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、趣味の懸賞でデイナーショーのチケットを手にした。参加した会場で、サングラスをかけた見覚えのない美女に声をかけられる。女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして、文絵に恩返しがしたいとある話を持ちかけるが――。
一方、鎌倉に建つ豪邸で、殺人事件が発生。被害者男性は、頭部を強打され凄惨な姿で発見された。神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介は鎌倉署の美人刑事・中川菜月と捜査にあたっていた。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る……。

*感想*
重すぎず、硬すぎず、単純すぎず、の3拍子が揃った犯罪小説でしたかわいい

普通に面白かったのですが、どの作家さんも一度は執筆する警察モノだけに、内容や設定に既視感を覚えることも多々ありました。例えば警察目線の主人公である秦刑事の妻が植物状態、秦の相棒が女性巡査、マルチ商法、新興宗教などなど…。んまぁでも面白かったですよ。事件の全貌を明らかにするキーパーソン『サングラスの女』が幽霊の如く尻尾をなかなかつかませない辺りとか、良い焦らしだったと思いますラブラブ

ラストの犯人の供述は、犯人の境遇や犯罪に走るまで、そしてその手口の全てを明らかにしてくれて非常にすっきりしたのですが、大金を必要とする理由が「贅沢」という方面に走ってしまっていたのが「ひとりよがり」的な言い分に聞こえてしまい残念でした汗。できたら「お金がなくても幸せになれると信じてやってきたのに、どうしてもお金がないと不幸から抜け出せないと思い知らされてしまい犯罪に走ってしまった」という濃いめの内容が聞きたかったな。

『戦慄の犯罪小説』は言い過ぎだと思いますが、そこそこ(←失礼なたらーっ)楽しめる警察小説ですので、是非とも読んでみてくださいね〜桜


  ├ 柚月裕子 -
柚月裕子 『パレートの誤算』


*あらすじ*
念願の市役所に就職がかなった牧野聡美は、生活保護受給者のケアを担当する事になった。 敬遠されがちなケースワーカーのという職務に不安を抱く聡美。先輩の山川は「やりがいのある仕事だ」と励ましてくれた。その山川が受給者たちが住むアパートで撲殺された。受給者からの信頼も篤く、仕事熱心な先輩を誰が、なぜ? 聡美は山川の後を引き継いだが、次々に疑惑が浮上する。山川の知られざる一面が見えてきたとき、新たな惨劇が……。

*感想*
目立った不備のない、優等生的ミステリー小説でしたチューリップ
タイトルの『パレート』ってなんだろう?と気になるし…
主人公の上司が他殺体で発見されるというミステリーがあるし…
ミステリーの裏には社会問題が絡んでいるし…
ラストにどんでん返しもあるし…

しかし人間も小説も優等生だから良いかといえばそうでもなく、もう少し“遊び”や“予測不可能な展開”があったら更に良かったかもしれないですねイヒヒ
とにかく本書は『ミステリーの教本』と思う程の、型通り生真面目小説だったわ。

まず気になるのが本書のタイトルですよね。この『パレート』とは「パレートの法則」という経済用語からきています。その意味は「全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出している」という小難しいもので、まぁ簡単にいえば「蟻が100匹いたら、80匹は働き蟻で20匹は怠け蟻」というようなものです。主人公の聡美はケースワーカーとして、その少数派の生活保護受給者を自立できるように支援していきたい→パレートの法則が当てはまらない社会へと変えていきたいという思いが入った物語なのです。
こういう社会派のストーリーはとても勉強になったし、楽しかったですぴかぴか

後半の聡美が犯人を示唆しているところは、完全にミスリードだとバレバレな書き方だったのが唯一気になった点でしたが(完全にわざとらし過ぎでしたよあせあせ…あれは…たらーっ)、無難に楽しめて社会問題にも触れられる厚みのある作品だと思うので、生活保護受給問題などに興味がある方は是非読んでみてね〜桜


  ├ 柚月裕子 -
柚月裕子 『蟻の菜園―アントガーデン―』


*あらすじ*
婚活サイトを利用した連続不審死事件に関与したとして、殺人容疑がかかる円藤冬香。しかし冬香には完璧なアリバイがあり、共犯者の影も見当たらなかった。並外れた美貌をもつ冬香の人生と犯行動機に興味を抱いた週刊誌ライターの由美は、大手メディアを向こうに回して事件を追いはじめる。数奇な運命を辿る美女の過去を追って、由美は千葉・房総から福井・東尋坊へ。大藪賞作家が満を持して放つ、驚愕と慟哭の傑作サスペンス!

*感想*
柚月さんといえば、佐方検事シリーズが最近定着してきていたのですが、本書はガラっと物語を変えて、週刊誌のフリーライター(由美)がとある事件の真相を追う物語でした読書

由美が追う事件は、金銭目的で殺害したと思われるのに、被疑者に金を受け取った形跡がない…という殺人事件。読者にも分かり易いモヤモヤ感のあるところから物語が始まりまるので、すぐに話に引き込まれましたラブ
そしてそのモヤモヤが続くと中だるみするだろうな…と不安に思っていたら、なんと第二章では主人公と舞台が変わり、父親に虐待されていると思われる少女(早紀)が出てきます!!
千葉に住む円藤冬香と、福井に住む早紀がどのように繋がっていくのか、非常に気になるストーリーで、展開も早かったので大変面白かったわラブラブ 由美がこの事件を記事にするためにタイムリミットがあるという設定も緊張感があって良かったですねぴかぴかぴかぴか

ちょっと辛口なことを書かせていただくと、序盤に片芝が由美に「警察なめてんのか」という場面があるにも関わらず、物語終盤の事件の全貌が明らかになってみると、「警察をなめている」トリックだった気もします…たらーっ 被害者が付き合っていた人物の特定ってもっと詳しく調べるものなのじゃないかなと思って。円藤冬香にアリバイがあることだし、本来なら「じゃあ交際していたのは似ている誰かだったのか…」という捜査をしてもおかしくないかなと。。。って、ネタバレになりつつあるのでこの辺で終わらせておきますね汗

でもとにかく面白かったです〜わーい 事件の全貌も分かり易く、そして『蟻の菜園』の意味もちゃんと書かれていて読後感はスッキリしましたよ〜ラブ


  ├ 柚月裕子 -
柚月裕子 『検事の死命』


*あらすじ*
骨太の人間ドラマと巧緻なミステリーが融合した佐方貞人シリーズ第三作。
刑事部から公判部へ、検事・佐方の新たなる助走が、いま始まる!

*感想*
待っていました桜佐方シリーズ最新作!!
2009年に「このミス」を受賞した『臨床真理』を初めて手に取った時には「柚月裕子さんか…本当に面白いのかな…」とかなり半信半疑で読み始めたのだけれど、『臨床真理』はもちろんのこと、その後に発表された佐方シリーズ『最後の証人』『検事の本懐』も面白くて、今では最新作を心待ちにする作家さんになってますぴかぴか上向き

そんな待望の佐方シリーズ最新刊に収められている短編はこの4作品
『心を掬う』郵便物紛失事件の謎に迫る佐方が、手紙に託された老夫婦の心を救う
『業をおろす』感涙必至! 佐方の父の謎の核心が明かされる「本懐を知る」完結編
『死命を賭ける』(『死命』刑事部編)。大物国会議員、地検トップまで敵に回して、検事の矜持を貫き通す
『死命を決する』(『死命』公判部編)。検察側・弁護側 双方が絶対に負けられない裁判の、火蓋が切られる

もちろん全話面白かったよ〜ラブラブぴかぴか
『心を掬う』は定番の起訴証拠集め物語で、佐方の情熱を発揮しまくっていたし、『業をおろす』では前作に収録されていた「本懐を知る」の完結編が書かれていて、佐方父や佐方父の遺言を守る人々の熱い思いが綴られていてグッときたし…ぴかぴか
そして本書のやっぱり一番の読みどころは『死命を賭ける』と『死命を決する』でしょう
この2話は取り扱っている犯罪は「迷惑防止条例違反」という軽罪なのだけれど、それを軽罪だからとして扱ったり、有力者や上司からの圧力に屈することのない佐方は本当に「男」でした!そして脇役の皆さんも熱くてかっこよかったです
「秋霜烈日の白バッチを与えられている俺たちが、権力に屈したらどうなる。世の中は、いったいなにを信じればいい。」(筒井部長)
「証拠不十分で起訴できませんでした、なんてことになったら、俺は腹を斬る。佐方検事に恥をかかせるような真似は断じて許さん。死ぬ気で当たれ」(南場署長)
セリフも行動も本当に男気に溢れていてかっこ良かった〜上向き

『死命』公判部編の法廷シーンも読みごたえあり、最後にどんでん返しありで気持ち良かったです。

この佐方シリーズ絶対に面白いので、未読の方は『最後の証人』から本書まで是非是非読んでみてくださ〜いるんるんラブ


  ├ 柚月裕子 -
柚木裕子 『検事の本懐』

*あらすじ*
「私は事件を、まっとうに処分するだけです」
真実を追求する実直な佐方検事を描いた、傑作検察ミステリー連作集。
『樹を見る』県警上層部に渦巻く男の嫉妬が、連続放火事件に隠された真相を歪める。
『罪を押す』出所したばかりの累犯者が起した窃盗事件の、裏に隠された真実を抉る。
『恩を返す』同級生を襲った現役警官による卑劣な恐喝事件に、真っ向から対峙する。
『拳を握る』東京地検特捜部を舞台に“検察の正義”と“己の信義”の狭間でもがく。
『本懐を知る』横領弁護士の汚名をきてまで、恩義を守り抜いて死んだ男の真情を描く。

*感想*
本書が3冊目の単行本となる著者。本書で「柚木裕子さんの面白さは本物だ!」と実感しました。デビュー作の『臨床心理』は少々荒削りな感じを受けましたが、2作目の『最後の証人』は見事な法廷ミステリーを描いていたし、本書もその名の通り『検事の本懐』というものを繊細かつ骨太に描いていたと思います上向き

柚木さんは『最後の証人』でもそうだった様に、構成も内容もとても充実した面白さを描ける人ですね。構成として良かったのが、全話に登場する佐方検事が、各話によって役どころを「新米検事」「同級生の友人」「特捜部に呼ばれた精鋭」などと変えていた所でするんるん おかげで佐方検事の色々な顔を見ることができ、常に新鮮な気持ちで全話読めたし、とても魅力的な人だとも分かり良かったわ。内容としても、佐方検事の父親の話に上手い伏線が張られていてグッドでしたグッド

2012年4月9日に『しあわせなミステリー』というアンソロジーが宝島社から発売されるのですが、そちらに佐方検事シリーズの最新作「心を掬う」が収録されているそうなので、是非ともそちらも読んでみたいと思いますラブ
佐方シリーズはドラマ化もいけるんじゃないかと私は思うのですが、皆さんはどう思いますか!?


  ├ 柚月裕子 -
柚月裕子 『最後の証人』


*あらすじ*
元検察官の佐方貞人は、刑事事件を専門に扱うやり手弁護士だ。そんな佐方の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。世間やマスコミの誰もが、依頼人に勝ち目はないと見ていた。しかし佐方の、本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。敗戦必至の弁護を引き受けた佐方に、果たして勝算はあるのか。やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。


*感想*
2009年『臨床真理』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビューした著者。本書が2作品目になるのですが、今回はなんと法廷ミステリーに挑戦しています!


少年の交通事故死を描いた『過去』と、痴情の縺れによる殺人事件裁判の『現在』が交互に描かれ、ラストにこの2つの点が繋がります。しかし『現在』の法廷シーンで、ある重要な箇所を伏せているため、どのように繋がるかがはっきりと見えてきません。この「まさか?」「やっぱり?」「いや、でも…」と読者に思わせる構成はとても面白く、早く過去と現在の結合点を見つけたくてドンドン読み進めてしまいました。
各登場人物達の信じる「正義」、と「罪人は正しく罰せられるべき」というテーマもそれぞれ丁寧に描かれ、本書をただのミステリーに終わらせない深みが出ていたのも良かったです。人間の浅ましさをとても現実的に感じました。


そして美津子の台詞
「私ね、人間の絆で一番強いものは何か、って聞かれたら同志だって答えるわ。恋愛感情や友情より、同じ目的を持つ同志の絆が一番強いと思う」
ここを読んだ時、もう涙が止まらなかった…


構成だけでなく、メンタル面でも心を鷲掴みされちゃいました。
これからも柚月裕子さん、注目していきたいと思います!


 



  ├ 柚月裕子 -
柚月裕子 『臨床真理』


★★★☆☆


*あらすじ*
臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という二十歳の青年を担当することになる。司は、同じ福祉施設で暮らしていた少女の自殺を受け入れることができず、美帆に心を開こうとしなかった。それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司はある告白をする。少女の死は他殺だと言うのだ。その根拠は、彼が持っている特殊な能力によるらしい。美帆はその主張を信じることが出来なかったが、司の治療のためにも、調査をしてみようと決意する。美帆は、かつての同級生で現在は警察官である栗原久志の協力をえて、福祉施設で何が起こっていたのかを探り始める。しかし、調査が進むにつれ、おぞましい出来事が明らかになる。
『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回大賞受賞作。


*感想*
医療ミステリーというと、「外科」「医師」がメインになるイメージが強いのですが(チームバチスタの栄光の影響か…?)、本書は「精神科」「臨床心理士」がメインということで、斬新さを感じました。


本書は第7回「このミス」大賞受賞作なのですが、選考委員の中で意見が真っ二つに割れたそうです。本書は傑作か?駄作か?と聞かれたら、私は「傑作」と答えるでしょう。確かにミステリーとして王道すぎる展開で、事件のキーマンだと思っていた登場人物が話の中盤で死亡する辺りなど、「やっぱり死んだか…」とすら思えたのですが、全体を通してバランスの良い内容だと思うので、「傑作」に一票です!(しかし、「大絶賛!というわけではないので、評価は星3つで(^▽^;))


特にバランスの良さを感じた箇所は下記二点。
福祉施設や障害者の登場の仕方が、重みを強く感じるドキュメンタリー的過ぎないのに、障害者の性と雇用について、上手に問題提起していた所。
司の特殊能力について、否定的な意見を持ち続ける登場人物がいた所(もしも特殊能力を前面肯定していたら、本書にファンタジーやSF色も入ってしまい、ミステリーではなくなっていたと思うので)


最後の官能シーンは、犯人の狂気さを表す+脱出のタイミングという役割を担っているのでしょうが、読んでいて気分が悪くなりました…。

 

 



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