読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
佐藤多佳子 『サマータイム』



★★★☆☆

*あらすじ*
佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、じたばたもがくような、不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。左腕と父親を失った代わりに、大人びた雰囲気を身につけた彼。そして、ぼくと佳奈は彼に感電した。89年度「月刊MOE童話大賞」受賞作。

*感想*
「月刊MOE童話大賞」を受賞したとは知らずに本書を読んだのですが、本書の分類は『童話』になるのでしょうか…? 私には普通に青春小説に感じたのですが、童話という分類も奥が深いのですね。

本書が佐藤さんのデビュー作とのことですが、とても読みやすく美しい文章で、激しいストーリー展開があるわけではない話なのに、一生懸命活字を目で追いました。 
特に
「彼の内側の光にぼくは感電する。」
という一文は鮮烈に佐藤さんの表現力を示した名文だと私は感じました。確かに人間的魅力がある人って、他人に与えるパワーや影響が大きく、まさしく『感電』という状態かも。人を慕う気持ちをこういう形で表現するなんて凄いですね、これこそ言葉・文章の魅力だと思いました。

夏の強い太陽の日差しと、雨の香りを感じる繊細な一冊でした。


  ├ 佐藤多佳子 -
佐藤多佳子 『一瞬の風になれ』
一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ--

一瞬の風になれ 第二部

一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

★★★☆☆

*あらすじ*
有能なサッカー選手を兄に持つ神谷新二は、自分のサッカーへの能力に限界を感じ高校入学を機にサッカーを辞める。そして幼馴染であり、天才スプリンターの一ノ瀬連と2人で陸上部に入部する事となる。
練習嫌いな連、美しく走れない新二、しかしあきらめずに練習に励み徐々に変わってゆく2人と春野台高校陸上部。
彼らの3年間に及ぶ青春陸上物語。
目指すはインターハイ!!

2007年(28回) 吉川英治文学新人賞受賞

*感想*
私の好きなスポーツ青春話だ!
と、意気揚々に本書を読み始めたのですが、読めど読めどなかなか心にしっくりこず…
三浦しをん『風が強く吹いている』も 桂望実『Run! Run! Run!』も まるで自分がアスリートになったかの様にワクワクドキドキしながら読めたのに、なぜか本作品には全然入り込めなかったんです。。。 

自分でもあまり面白く感じられない事が意外だったので、2巻目中盤で「何故感情移入できないか?」と考え、分析してしまいました。 結果、競技中の感情や情景描写が少ないから、私には面白く感じられないのだと解りました。
本書は3巻もので、そこそこ長い話なのですが、なにせ主人公達の3年間を描いている為、大会から大会へとハード面での場面展開ばかりが速い!なので、1つの試合模様について描かれている内容の展開も速い!100m走などのスタートラインに立ったかと思うと、さっさと号砲→スタート→ゴールしてしまう。メインが短距離という種目なので仕方がないのかもしれないけれど、「え?もう走っちゃうの?え?あ?もうゴールしちゃったよ…」と余り走っている最中の選手の心情については触れずで… 皆無というわけではないけれど、長距離を題材にした他の小説と比べると圧倒的に少ない。私としてはその辺の選手達の感情描写や、運動時特有の浮遊感・快感を小説を通して感じたかったので残念でした。。。


  ├ 佐藤多佳子 -
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