読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
七月隆文 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』


*あらすじ*
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

*感想*
タイトルだけを読むと「はて?なんのことやら?」なのですが、読んでみたらまんまと号泣させられてしまいました…ポロリ あらふぉーになるオバチャンが恋愛小説を読んでまさか泣くとはね…(笑)自分でもびっくりでしたわイヒヒ(笑)

今回の感想は、がっつりネタバレでいきますので、未読の方はご注意くださ〜い危険




↓ネタバレ注意↓
↓ネタバレ注意↓
↓ネタバレ注意↓





この「明日のぼく、昨日のきみ」の意味は、読んだ方ならもうご存知だと追いますが、きみ(愛美)が生きている時間の流れは、ぼく(高寿)と逆の流れの世界だったということだったんですよね。つまり、ぼくにとっての“明日”は、君にとっての“昨日”という。←タイトルそのまんまですがw

だから、高寿が初めて愛美に出会った日は、愛美にとって高寿に会える最後の日。
高寿にとって愛美との最初のキスの日は、愛美にとって高寿と最後のキスだった。
と、どちらかの最初の思い出が、もう一方のラストの日となってしまうこの設定に切なくて切なくて、涙が止まりませんでした泣き顔

また、「付き合い始めるのは2人の合意の元だけれど、別れはどちらか一方の意思できまる」という世の常がありますが、この2人の場合「別れがどちらの意思でもない」ってところも胸が痛くて苦しくて泣いてしまいましたポロリ
しかもその別れが今生の別れならば、次の恋に進むこともできるのかもしれないのだけれど、2人はまた数年後に出会う運命にあるという… そして再会した時にはもう2人の年齢が変わってしまっていて、恋人同士にはもうなれない悲しさ…ポロリ
だから35歳と5歳のシーンには恋愛感情を越えた「父性」「母性」「人間愛」を感じ、それがまた泣けてしまいました。いや、もしかしたらそこにはまだ「恋愛感情」があるのかもしれませんが、たとえそうでもキスすることも抱くこともできない… その現実にも切なくて切なくて…ポロリ 
そして再読した時に、10歳の高寿がサッカー帰りにたこやきを買ってもらって、別れ際にぎゅっときつく抱きしめられ「今度会ったときに」と約束する場面に、再び涙腺崩壊しました。その言葉をどういう気持ちで愛美は言ったのだろうかと考えると本当に辛かったですポロリ

愛美の生きている世界はパラレルワールドかもしれないけれど、この物語を通じて、この世界で同じ世代で生まれ生きて恋をして結婚をして添い遂げるって、やっぱり本当に奇跡の出会いなんだなと思いました。
本書を読むと、他人として生まれたのに出会った彼氏・彼女・夫・妻の存在がもっともっと愛しくなると思いますよポロリ
この話、映像化されたらきっと良い話になると思うから、いつかされないかな〜
本当に感動しました。素敵なお話をありがとうございましたぴかぴかぴかぴか


★な行 - その他の作家 -
永井するみ 『秘密は日記に隠すもの』


*あらすじ*
父親の秘密を見つけた女子高生の日記「トロフィー」、母の死を引きずる43歳独身男性の日記「道化師」、姉妹で同居している結婚を控えた姉の日記「サムシング・ブルー」、熟年夫婦の日常を記した夫の日記「夫婦」。まったく無関係な4人だが、本人たちも気づかぬところで、実は不思議な繋がりがあった……。
急逝した著者の絶筆となった最後の作品。著者は一体、どんな秘密を作品の中に隠したのか……。その謎を解くのはあなたです。

*感想*
日記形式で綴られる4つの短編。日記ならではの事実と本音を綴ってあると思いきや、それらの概念を覆すオチが組み込まれていて、斬新で面白いものになってました〜桜 

4つの短編(日記)の主人公はそれぞれ全く立場の違う「女子高校生」「43歳独身男性」「20代社会人女性」「60過ぎの中年男性」となっています。皆さん日常の行動や悩みを綴っているだけなのだけれど、日記形式になっているせいか、読者側としてはちょっと背徳感というか、秘密を覗き見している感覚にもなりました。なので話にはとても引き込まれやすいと思いまするんるん しかもプロの作家が書いている日記だから、文章が上手だしね(笑)わーい

どの話もテイストが違い面白いのですが、本作連載中に著者が死去されてしまったことからか、伏線がありそうでない曖昧なものになっています。かろうじて2話目の「道化師」と3話目の「サムシング・ブルー」はツイッターでわかりやすく繋がっているものの、他の話には繋がりを私は見つけることができませんでしたがく〜 私としては、最終話「夫婦」の夫婦にもっと隠された一面や伏線があると面白そうなのになーと思ったわウィンク

とはいえ、著者が最後はどういう風にこのシリーズをまとめるつもりだったのかわからずだし、この4話だけでも充分楽しめると思うので是非とも読んでみてくださいね〜ラブ


★な行 - その他の作家 -
長沢樹 『消失グラデーション』

*あらすじ*
藤野学院高校男子バスケ部員の椎名康は、女子バスケ部員の網川緑がクラブ棟屋上から落下した現場に出くわす。網川が落下したのは、事故なのか自殺なのか…?そして忽然と消えた網川の体、一体網川はどこへ消えてしまったのか!?
第31回(2011年) 横溝正史ミステリ大賞受賞

*感想*
毎週金曜日夜8時からBS11で放送中の「BOOK TV」という番組で絶賛されていた本書。実際に本を手に取ってみると、横溝正史ミステリ大賞選考員の綾辻行人・北村薫・馳星周氏らからも、本書を褒め称えるコメントが寄せられていて、「これだ!」と意気揚々に読んでみました桜

ネタバレにならないように感想を書きますと、「そういうことか〜。そりゃ読者にはタネもトリックもわかるわけないよ。騙されて当然」って感じですね。残念ながら「嬉し・悔し・本書に出会えた喜びの地団駄を踏む」という類の裏切りではありませんでした。本書に登場する人々は、現実社会でも存在するキャラクターだと思うので、著者は「嘘は書いていない」と思います。が、しかし、ここまで上手く話が展開してしまうと、読者に『ご都合主義』と言われても仕方がないよな…と思いました。

エンターテインメントとしてはあまり私好みではない作品でしたが、少女が消えた理由やトリック、そして思春期の繊細な心情描写を考えると確かに選考員が絶賛する出来だったとも思います。特にバスケを通して描かれる、嫉妬や情熱は若者らしさが出ていてとても良かったわ上向き
とにかくまずは北村氏が言うとおり
「先入観なしにページをめくってほしい。」
と私も思いますぴかぴか


★な行 - その他の作家 -
永嶋恵美 『転落』


* あらすじ*
ホームレスになってしまった「ボク」は、食料を探していた神社で、小学生の麻由から弁当を手渡される。巧妙な「餌付け」の結果生まれた共犯関係は、運命を加速度的に転落へと向かわせる。見せ掛けの善意に隠された嫉妬・嘲笑・打算が醜くこぼれ落ちるとき、人は自分を守れるのか!?驚愕の心理サスペンス。


*感想*
冗長な文章が多い、それぞれの行動に対する理由付けが明確ではない、章と章の繋がりが分かり難い、等等… 私にはツッコミ所満載作品で、258ページという比較的少なめの中篇にも関らず、全然ページをめくる手が進まず、読了することが“苦行”にすら感じました。


3章から成り立つ本書。1章の語り手は、小学生の女の子に餌付けされたホームレス。2章の語り手は、そのホームレスと過去に何か関りがあったと思われる中年女性。そして3章で、ホームレスと中年女性の過去の関係が明らかになる。というもの。
全体のストーリーと、構成としては面白いと思いました。しかし読者をトリックに嵌めるためなのか、文章がイヤラシイく、前後関係や人間相関図を理解し難い。1章のホームレスの一人称が『ボク』なのですが、こういう心理トリック必要でしたか? 非常に消化不良です。


子供を亡くした母親や家族の苦悩、世間から受ける好奇の目については、考えさせられる所もありましたが、作者の他の作品を今後読みたいという気持ちには全くなりませんでした


 



★な行 - その他の作家 -
梨木香歩 『西の魔女が死んだ』
西の魔女が死んだ


★★★★☆

*あらすじ*
中学校での人間関係に悩む少女“まい”は、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過す事になる。西の魔女とはまいの大好きな祖母の事で、まいは自分も魔女になりたいと願い、西の魔女の元で「魔女修行」を始める。
修行は規則正しい生活をするという地味なことから始まり、そして、その修行の肝心かなめは、『何でも自分で決める』、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。

日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞 受賞作品

*感想*
3つもの賞を受賞している作品とはどの様な内容なのかと思い、手に取りました。
文章も内容もシンプルでとても読みやすいのに奥の深い話で、確かにこれは傑作。
児童文学の賞を受賞しているけれど、子供だけでなく大人にも一読をお勧めしたい内容ですね。

魔女の教えは一人一人、全ての人間の心に是非刻んでほしいものでした。
規則正しい生活を送る事や、疑惑や憎悪という感情よりも相手を思いやり信頼する感情を大切にする事、そして自分を大切にしてあげる事などなど。。。
本文中には魔女とまいの会話でそれらの大切なことが伝えられるので、読み手によっては魔女が伝えようとしている事の受け取り方が違うかもしれませんが、私は上記の様に理解しました。

そして数少ない登場人物にも全員この作品にはかかせない役割を果たしていて流石だと思いました。魔女の教え(簡単に言えばお説教に近いかもね)だけでは、ちょっと『綺麗事』や『理想論』のクサイ話になりそうな所を、まいの両親が現実的なスパイスの振りかけてくれているし、魔女の家の前に住む男の存在もまいの成長に一役買っていて、不気味な存在ながら不可欠でしたね。

私も魔女になれるように、少しずつ出来る事から始めてみようと思いました!


★な行 - その他の作家 -
夏目漱石 『坊ちゃん』
坊っちゃん


★★★★☆

*あらすじ*(「BOOK」データベースより引用)
漱石の作品中もっとも広く読まれている『坊っちゃん』。無鉄砲でやたら喧嘩早い坊っちゃんが赤シャツ・狸の一党を相手にくり展げる痛快な物語は何度読んでも胸がすく。が、痛快だとばかりも言っていられない。坊っちゃんは、要するに敗退するのである。

*感想*

問題:下記は夏目漱石の有名な小説「坊ちゃん」の出だしです。○に入る文字を答えなさい

『親譲りの○○○で子供の時から損ばかりしている』


あなたは答えご存知ですか? 
これは先日テレビの某クイズ番組で出題された問題で、じつは私答えが解らなかったのです・・・Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!
読書が趣味だと公言している私にとってこれは余りにショッキングな出来事で、早速読み返しましたよ・・・漱石の「坊ちゃん」。漱石を読むなんて中学?高校以来で懐かしかったなぁ。。。
とはいいつつ、そんな10年以上前に読んだ内容なんて覚えていないので、また新たな気持ちでこの作品を楽しく読みました。
10年以上前に読んだときは「義務」という感覚で読んだので、全く面白く思えなかったのだけれど、さすがに大人になってからは違うものですね。漱石のユーモアセンス素晴らしかったの!主人公のひねくれた考え方とか、突拍子もない言動になんども苦笑しました。
吾輩は猫であるとかも今読むとまた違った感想を持つのだろうね、機会があったらそちらも読み返したいと思いました〜☆

で、問題の答えですね。答えは『無鉄砲』ですv(*'-^*)-☆ !!当ったかな!?



★な行 - その他の作家 -
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