読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
真保裕一  『奇跡の人』


*あらすじ*
31歳の相馬克己は、交通事故で一度は脳死判定をされかかりながら命をとりとめ、他の入院患者から「奇跡の人」と呼ばれている。しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていた。8年間のリハビリ生活を終えて退院し、亡き母の残した家にひとり帰った克己は、消えた過去を探す旅へと出る。そこで待ち受けていたのは残酷な事実だったのだが…。静かな感動を生む「自分探し」ミステリー。



*感想*
上記のあらすじは「BOOKデータベース」から引用させて頂いたのですが、私には全く『静かな感動』がなかったわ… そして捜し求めていた真実が『残酷な事実』だとも思えなかったし… 物語の展開も遅く、私には読むのが苦痛の話でした。 が、しかし!本書はアマゾンのレビューでなかなかの高評価なのよね〜 更には、巻末の解説の出だしが「絶品である。」の一行から始まるから驚きである
(゚□゚;)ガーン。
本書の面白さを理解できなかったのは私だけですか


前半は、主人公が事故から奇跡的に回復をし、新たなる人生を歩み始めるという感動物語です(私は感動しませんでしたが)。この時点での主人公(克己)は、誠実で頑張り屋さんという好感の持てる人柄です。 しかし後半になるとその雰囲気は一転「克己の過去探しの旅」へと変わり、克己は「自分の過去を知りたい」という欲求から、他人の迷惑を顧みない非常に自己中心的な人に変貌します。その克己の自分勝手な行動ときたら、ストーカーと言っても過言ではない、非常識なもので目に余りました。その克己の行動を読んでいると非常に不愉快な気分になり「こんな人を『奇跡の人』と呼んでいいの」と、疑問に感じたわ…


お母さんの看病日記も読んでいてダルかったし、私が冷たい人間なのかしら…。。。

 

 



  ├ 真保裕一 -
真保裕一 『繋がれた明日』


*あらすじ*
あの夏の夜のことは忘れられない。挑発され、怒りに駆られてナイフを握った。そして一人の命を奪ってしまった。少年刑務所から仮釈放された、中道隆太。彼は人間味溢れる保護司に見守られ、不器用ながらも新たな道を歩みだしていた。その矢先、殺人の罪を告発するビラが撒かれた。誰が?何のために?真相を求め隆太は孤独な旅を始めたのだが―。



*感想*
いま一歩のところで、物語に没頭できない作品でした。


少年刑務所を仮釈放され、家族と保護司に支えられながらも、真っ当に社会復帰を目指す主人公(隆太)。しかしそんな隆太を貶めるべく嫌がらせが次々と起こり… 犯罪者は一生赦される事はないのか?
というあらすじ。
犯罪者とその家族に対する社会の冷たさを描いた面では、東野圭吾の「手紙」の方が巧妙で優れ、贖罪とは何かを問う面では、薬丸岳の「天使のナイフ」の方が深く考えさせられたので、どうしても本書が軽く感じられてしまいました。


隆太の「俺ばっかりが悪者」的なセリフが多かった事も、本書をつまらなくさせてしまっていた気がします。もっと主人公の声を押し殺すような嘆きを読みたかったな。最後に、ちょっとばかり成長した隆太が描かれているけれど、それまでの浅はかな隆太の言動を思うと、彼が本当に改心したとも思えないし。。。
もう少し骨太な話を期待していたので残念だったわ



  ├ 真保裕一 -
真保裕一 『誘拐の果実』


* あらすじ*
病院長の孫娘が誘拐された。犯人からは、人質の黒髪と、前代未聞の要求が突きつけられる。身代金代わりに、入院中の患者を殺せ、というのだ。しかもその人物は、病院のスポンサーでもあり、政財界を巻き込んだ疑獄事件で裁判を待つ被告人だった。悩む家族、後手に回る警察。人質救出の極秘作戦が病院内で幕を開ける。そこに第二の事件が―。



*感想*
2000年に公開された「ホワイトアウト」(織田裕二主演)の原作者として、以前から知って&気になっていた作家さんなのですが、今回長い歳月を経て(?)やっと彼の作品を読むことができました。ただ図書館をウロウロしていた時に「お〜お〜!この作家さん、いつか読もうと思ってた人だー」と思い出しただけなんですけどね(^▽^;)


最近柔らかい文章の本ばかり読んでいたので、そろそろ男性作家による硬派な文章で、警察が登場し(しかも警視庁の警部とか)、更には分厚い本が読みたいなと思い、その場で本書を選びました。
帰宅後すぐに読み始め、「おお!これは当たりだ!」と歓喜の声を挙げてしまうほど、すぐに私は本書の虜になりました。
序章で語られる2つの誘拐未遂事件。その後の第一章では、序章で語られた未遂事件のうち1件の続きと見られる誘拐事件が始まります。しかもそれはただの身代金目的とした誘拐事件ではなかった−。犯人の要求は、『身代金代わりに、とある入院中の患者を殺せ』というもの。
このかつてない犯人の要求に、被害者家族と警察はどう立ち向かうのか!?ハラハラドキドキが止まらない展開でした。そしてその犯人が捕まる前に起きてしまった、もう1件別の誘拐事件… この2つの誘拐事件は関連しているのだろうか?そして序章で語られた誘拐未遂事件は何を意味しているのか?
被害者家族・警察・マスコミ、全てを翻弄させるこの大事件の真相を、是非読んでみてください!本当に読み応えがあります 私としては“家族愛”について興味があるので、その辺も興味深くよめました。


ただ、本書にはあまりスピード感がなく「ねっとり」と語られる感じなので、途中で飽きる人もいるかもしれません 私はじっくり読めて良かったのですが


大変満足な1冊だったので、是非真保さんの他の作品も読んでみたいと思いま〜す



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