読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
三浦しをん 『天国旅行』


*あらすじ*
現実に絶望し、道閉ざされたとき、人はどこを目指すのだろうか。すべてを捨てて行き着く果てに、救いはあるのだろうか。富士の樹海で出会った男の導き、命懸けで結ばれた相手へしたためた遺言、前世の縁を信じる女が囚われた黒い夢、一家心中で生き残った男の決意―。出口のない日々に閉じ込められた想いが、生と死の狭間で溶け出していく。すべての心に希望が灯る傑作短編集。

*感想*
「死」を意識している人々をそれぞれ描いた短編集でした読書
「死」が絡むだけあって、読後に爽快感はなく重いものになっています。でも今現在、自分の生きている意味や、日々の暮らしに退屈さや閉塞感などを抱いている人には、きっと「生」への何かヒントをくれるのではないかと思われる良い作品じゃないかと思います。

本書は「死」をテーマにした短編が7作品収録されています。オカルトっぽい話もあれば、王道の(?)自殺ものもありの幅広い作品集なのですが、全話に通して言えるのが
「死と孤独と愛は繋がっている」

ということだと私は思いました。
―愛に満ちている人は孤独ではないし、死のうとも思わない。『森の奥』より
―許されぬ恋をしている2人は、2人で孤独な死を選ぼうとする。『遺言』より
―生みの親を知らぬ孤独を味わった者は、死んでから霊となり親の愛を確かめに行く。『初盆の客』より
その他4話も同じように、あらすじにこの3つの単語が使われるであろう内容でした。

そして「死」と「孤独」という重いテーマをより深く説得力を持つ内容にしていくには「愛」について同等の重さで記述する必要があったと思うのですが、その記述と描写がやはり三浦しをんさんらしいすばらしい表現で心にズーンときました。

『遺言』より
きみと出会い、きみと生きたからこそ、私はこの世に生を受ける意味と感情のすべてを味わい、知ることができたのだ。きみにとっての私も、そういう存在であったのならばいいのだが。

『炎』より
愛は、対象からの愛や憎しみや無反応を感受して増幅したり消失したりするけれど、恋はいくらでも一人でできる。

「死」というテーマの方が目立つ作品だけれども、少し見方を変えれば恋愛小説に読めることもあります。是非ご自身の角度で読んでみてね〜(*^。^*)


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三浦しをん 『船を編む』

*あらすじ*
玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説。

*感想*
2012年本屋大賞、大賞受賞おめでとうございま〜す祝拍手桜 直木賞受賞&映画化作品ありの作家さんということで、既に名は世の中に知れ渡っていますが、最近大注目の『本屋大賞』の受賞により、目の離せない作家さんの一人だと再チェックされた方は多いかもしれないですね〜

本書の舞台は「辞書編集部」。小説に登場する職業といえば、警察・弁護士・医者など、事件性や派手な物が多い中、まずこの職場選びから渋い!!『神去なあなあ日常』で描いた林業も驚きましたが、どんな職業でも三浦さんの手にかかれば、とても分かり易くて魅力的なものに描かれるから流石だと本書でも思いましたグッド

マニアックな仕事をこれ程魅力的に描くことができるのは、まず登場人物たちのキャラが立っているからなのでしょうね。本書に登場する人々はまるでドラマを見ているかの様に、私の頭の中で動き回りセリフをしゃべり、映像化されていましたカチンコ
皆さん愛しいキャラなのですが、私が一番親近感を持ったのは、途中から編集部にやってきた岸辺さんです。「ぬめり感がない!」の世界にたじろぐシーンもそうですが、岸辺さんが宮本さんを「ああ、このひとも変人なんだ。まことに残念だ」と心の中でつぶやく所が良かったわ、しかしその後結局二人は…ねイヒヒ(笑)岸辺さんも辞書制作側の人になったということなのでしょう。あと何歳になってもチャラい西岡も良かったわ。40代男の社内メールが「やっほー。メールどうもね」だからねたらーっあぁ素敵。

私も学生時代はお気に入りの辞書があって、引いた言葉に印をつけていたのだけれど、今では電子辞書しか使わなくなっていたわ。紙の辞書の方が用例が詳しいことが多いし、見やすいのだけれど、ついつい紙の辞書は場所をとってしまうから仕舞い込んでしまってね…
しかし今日を機に、普通の辞書もまた使う生活に戻りたいと思います!!
きっと本書を読んだ人は皆、久しぶりに辞書に触れたくなることでしょうぴかぴか


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三浦しをん 『木暮荘物語』

*あらすじ*
小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年、安普請極まりない全六室のぼろアパート・木暮荘。現在の住人は四人。一階には、死ぬ前のセックスを果たすために恋を求める老大家・木暮と、ある事情から刹那的な恋にのめり込む女子大生・光子。二階には、光子の日常を覗くことに生き甲斐を見いだすサラリーマン・神崎と、3年前に突然姿を消した恋人を想いながらも半年前に別の男性からの愛を受け入れた繭。その周りには、夫の浮気に悩む花屋の女主人・佐伯や、かつて犯した罪にとらわれつづけるトリマー・美禰、繭を見守る謎の美女・ニジコたちが。一見平穏に見える木暮荘の日常。しかし、一旦「愛」を求めたとき、それぞれが抱える懊悩が痛烈な哀しみとしてにじみ出す。それを和らげ、癒すのは、安普請であるがゆえに感じられる人のぬくもりと、ぼろアパートだからこそ生まれる他人との繋がりだった……。

*感想*
アパートの住人達、それぞれを主人公とした短編集です。一つ屋根の下に住んでいるのに、そこでは皆それぞれ違う生活と人生があるというのが連作短編集向きなのか、以前読んだ同じような設定である島本理生の『真綿荘の住人たち』を思い出しました。もちろん真綿荘と木暮荘では全然テイストが違いましたけどね

短篇の主人公になれるだけあって、木暮荘の住人達の暮らしぶりはそれぞれ面白かったです もちろん世の中そんなに強烈キャラの人ばかりではないので、木暮荘にも地味な女性は住んでいるのですが、その彼女の元彼が個性的だったりして、とにかく飽きない7話でした。
私が特に気に入った話は2話目の「心身」という話で、これは木暮荘の大家である70歳過ぎの爺さんが「死ぬ前にもう一度セックスをしたい」と悶々と悩む話です。これが「セックスを頼むにふさわしいのは妻である。しかし妻とは互いを知り尽くし、遠慮がなくなっている。必然的に容赦なく断られる可能性も高い。妻から断られてがっかりしたまま最後のセックスをできずに死にたくない。かといって金で買った女、つまり木暮の要求を絶対に断れない立場の女に、セックスをしてもらっても嬉しくない。つまり断られても衝撃を受けず、しかし必ず受け入れてくれるという確信を持てる女性が理想。云々云々…」と永遠の様に続く爺さんの思考が面白いったらなんのって(笑)

並木と繭の
「ジョンだよ」
「え、あのじいさん、外人さん?」
の会話もかなりツボにはまり笑えたし、三浦しをんらしいユーモアと切なさを含んだ素敵な1冊だったと思います。サクサクっと読めるので、長時間読書に時間を割くことのできない人にもオススメです



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三浦しをん 『神去なあなあ日常』


*あらすじ*
高校卒業時に進路の決まってなかった勇気は、ひょんな事から三重県の山奥にある神去村で林業の研修生となった。最初は脱走する事ばかりを考えていた勇気だが、次第に村と林業の魅力にとりつかれていく様子を綴った物語。


*感想*
あらすじだけを読むと地味なのですが、とっても面白かったです〜〜


都会に暮らす人にとって、山も林業も“他人事”の様に思えると思うのですが、そんな人達にも本書は絶対に楽しめると思います。少なくとも私は本書をとっても魅力的な本だと思いました。人物描写も林業の描写も、そして神事の描写も、本当にどれも読みやすく解り易く、素晴らしかったです


人物描写は、主人公勇気のヘタレ振りが微笑ましかったし、ヨキのガキ大将振り、清一さんのクールな様子、そして女衆のキャラもはっきりしていて、皆の事が私は大好きでした。全人物像を書き分けるところは、「風が強く吹いている」を書き上げた三浦しをんならではでしょう。


林業や神事に関する各エピソードも、全て面白かったです。私は一番山火事のエピソードがグッときました。それまで散々、「良い木は一日にしてならず」というのを読まされたいただけに、一瞬にして手塩にかけて育ててきた木々を失う山火事は、読んでいて本当に辛かった。そして、いつもは仕事に対して気丈で、それ以外の面ではいい加減なヨキが「くそ」とつぶやいたシーンは、私も涙が出ました


もしも本書の続編が出るなら読みたいな!
勇気の恋の行方と仕事での成長振りを是非見守りたいわ


まさか林業を題材にした話でこんなに楽しめるとは思いませんでした。
ありがとう三浦しをん


 



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三浦しをん 『光』


★★★★☆


*あらすじ*
静かで人口も多くはない美しい島、美浜島が津波によって飲み込まれた。
家族も家も、全てを失った中学生の信之は、共に生き残った幼なじみの美花を救うため、ある行動を取ってしまう。
二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わし。。。


あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた―。


*感想*
三浦しをんの渾身の最新長編作でした。
相変わらず日本語がとても美しいです。三浦しをんの書く文章は、なぜこうも“しっとり”としているのだろう。内容はサスペンスというか、ミステリーというか、大衆娯楽小説なのに、著者の綴る丁寧な文章を読んでいるうちに、文学書を読んでいる気になってきます。


今回は著者にしてはめずらしく『暴力』と『性欲』が出てきます。ただ、どちらの描写も生々しい即物的な表現をしてないので、「え?今この娘に何が起こったの?イタズラされた?強姦?」と、混乱する箇所が何度かありました。まどろっこしくて、少々イラッともしましたが、露骨な文章も気分が悪くなるので、静かに語るしをん流には、これで良かったのかもね。


ストーリーもとても面白かったです。メインは信之と芯はしっかりしているのですが、章によって他の登場人物の目線で描かれることによって、展開の舞台幅が広がり楽しめました。


「愛も誠実も信頼も計りようがない」


と思っている信之の心情と結末は、読んでいて寂しくなってしまいましたが、起承転結が上手くまとまっている傑作品でした。



  ├ 三浦しをん -
三浦しをん 『きみはポラリス』



★★★☆☆

*あらすじ* (「BOOK」データベースより引用)
これって恋 or愛?いえ、これこそ恋愛そのもの。世間の注目も原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてみようじゃないの!ということで生まれたただならぬ「恋愛短篇集」。初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…本気で恋し、だれかを愛したいなら読むしかない!われらの時代の聖典。

*感想*
『愛』についての短編集でした。同性愛、姉弟間の愛、罪を犯してしまった男女間の愛… 設定がそれぞれ違くバラエティー豊かで「確かに、こういう愛の形もあるのかもね」と、平凡な人生を歩んでいる私に気が付かせてくれた作品たちでした。

私が一番印象に残った作品は「骨片」です。好きな人が亡くなり、その彼の骨片をこっそり火葬場から持ち出し自分の手元で保管する女性の話なのですが、その心情はどういう風なものなのか理解できずに黙々と読み進めてしまいました。私は火葬場に立ち会った事がなくて、人骨を見たことがないのですが、やはり愛する人の骨だったら、おもわずこっそりと持ち出したくなるものなのでしょうか?誰か他の人の小説でも、愛する人の骨片をポリポリと食べてしまう話があったのですが、愛する人が亡くなると骨片だけでもいいから自分の身近に置いておきたいという気持ちになるものなのかなぁ。。。分からない…分からないからこそ、興味深い話でした。結末も納得な結びだったし、良かったです。

全体的に文章の流れ方は文学を感じる“しっとり感”溢れるものだったので、やはり彼女は日本語を操る素晴らしい作家だと再認識しました。


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三浦しをん 『私が語りはじめた彼は』



★★★☆☆

*あらすじ*
大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。

*感想*
先日読んだ三浦しをんさんのエッセイ『人生激場』では、彼女の超越した妄想の世界と、ぶっ飛びキャラ振りにかなり驚いたのですが、今回の『私が語りはじめた彼では』では、純文学の文才を発揮していて、これまた彼女の作品の幅の広さに驚きました。 
本作品は、ある一人の男性(村川教授)について、彼を愛する人々がそれぞれ彼について語る作品なのですが、愛・不倫・家庭などが深く語られるにも関わらず、昼ドラの様な陳腐さは全くありません。むしろ文章が高尚すぎて、私なんぞが感想を今ここで綴るには恐れ多い程です。
登場人物達皆から愛される村川教授ですが、その彼の魅力を切々と語る文章が本書中にないという所が、本書をより純文学の域に踏み込ませ、美しい世界を作り上げていたと思います。

女と逢い引きした日の日記に「春宵一刻値千金」なんて書いてしまう村川教授。
後妻一家との生活に突如実息子が訪ねてきても、何の動揺もなく振舞う村川教授。
後妻の連れ子の不幸により、実の娘の結婚式には出席しないとはっきり言う村川教授。

それだけで村川教授の人物像を表すには十分でしょう。
無駄なアクセサリーのない、芯が太くて美しい、良質・高品質な作品でした。

ただ、私はやはりもっとエンターテイメント性の高い内容が好きなので星は3つで。。。


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三浦しをん 『人生激場』



★★★☆☆

*あらすじ*
三浦しをんのエッセイ集です。

☆プロフィール☆
三浦しをん(みうら しをん、本名同じ、1976年9月23日生)
日本の小説家・随筆家。
少女漫画やボーイズラブ作品に造詣が深いことが知られており、好きな行為は妄想。

2005年3月『私が語りはじめた彼は』(新潮社)が山本周五郎賞の候補にノミネートされる。
2005年7月『むかしのはなし』(幻冬舎)が第133回直木賞の候補にノミネートされる。
2006年7月、『まほろ駅前多田便利軒』(文藝春秋)で第135回直木賞を受賞。

*感想*
面白かったー!! 著者の趣味は『妄想』だと公言しているだけあって、かなりぶっ飛んでしまっています。そのぶっ飛び方や、テレビ放送に対していろいろツッコミを入れている内容の面白いことったら、天下一品!「世の中こんな見方があったのか!」と人生に対して新しい切り口を気が付かせてくれます(大げさかしら?)。
本書をキッカケに著者と自分は同年代だと知りました♪そして何度も「くぅぅ〜〜〜!面白いゼィ三浦しをん!!いいなぁー、彼女とお友達になりたい!!」と思った。三浦さんも面白いけれど、本書中に数名登場する友人達がこれまた味のある人々で、彼女達のやりとりは本当にウケたわぁ。

そんなゲラゲラ笑えるエッセイなのだけれど、面白い中にも“日本語をこよなく愛す三浦しをん”が伝わってきて、もっと彼女のファンになりました。もっと沢山彼女の作品を読むぞぉー!


  ├ 三浦しをん -
三浦しをん 『風が強く吹いている』
風が強く吹いている


★★★★★

*あらすじ*
一度は走る事を諦めた清瀬灰二(ハイジ)は、蔵原走(かける)に出会って、再度箱根駅伝出場を目指す。他のランナーはといえば、同じ大学に通い、竹青荘に住む『陸上素人』住人達。。。
素人と言われようが、寄せ集めメンバーと言われようが、10人の目指す所はただ一つ!「頂点」だ!!
1200枚の書き下ろし、超ストレート青春小説。

*感想*
青春バンザイ!!ヾ(@~▽~@)ノ すっごく良かったです!!
箱根駅伝のテレビ放送を見終わった時と同じか、それ以上の感動をこの本からもらいました"(/へ\*)"))ウゥ、ヒック

箱根駅伝という題材も、登場人物達のキャラも、小ワザの利いたギャグも、装画・挿画もとにかく全てが良かった!! 泣いて、笑って、感動して、本当に私自身も大学生になれたかのように臨場感溢れるストーリーでした。

本当は素人軍団で箱根駅伝に出場なんて実現不可能なのかもしれない。でもそれを現実に変えてしまおうという気合と意気込みが、もう既に「青春」なのだろう。こういうチームが実在していたら本当に人々に夢と希望を与えられるね。私もこの一員になりたい!と読みながら何度も思ってしまいました。

長編にも関わらず、間延びする事もなくどんどん読ませてくれます。特に終盤は、もう箱根駅伝の第6区の山下りの如く、もうスピードで読めてしまいます。
各ランナー達の走行中の思考が本当に素晴らしい。三浦しをんさんの文章力に圧巻。10人もの登場人物の走行中の思考を書き分けるなんてネタ切れになりそうだけれど、キッチリ読ませてくれました。綿密な個々のキャラ設定と、自身による実際のランナーへの取材等々の賜物でしょうね。

毎年、箱根の予選会も本番も「あ〜テレビ放送してる〜」っていう程度でしか見てなかったのですが、本書のおかげで箱根駅伝のルールや見せ場をちょっと理解できたので、今年からはもっと本腰を入れて観戦したくなりました!

ありがとう箱根駅伝。
ありがとう寛政大学の皆さん!!


  ├ 三浦しをん -
三浦しをん 『まほろ駅前多田便利軒』
まほろ駅前多田便利軒


★★★☆☆

*あらすじ*
東京郊外にあるまほろ市で、便利屋を営む多田。主な仕事は、草むしり、納屋掃除、塾の送り迎えなどの雑用だ。そんなある日、偶然高校時代のクラスメートだった行天に再会する。行くあてがないという行天が多田の事務所に転がり込み、二人の便利屋生活が始まる。
第135回直木賞受賞作品

*感想*
それなりに特徴と魅力を持たせようとしている登場人物達なのはヒシヒシと感じたのだけれど、イマイチ思い入れることがでませんでした。。。

行天のぶっ飛びキャラはちょっと笑えたけれどね。
多田のジャージ・ズボンを平気でマフラーにしてみたりするところとか。
あと、途中多田が「なんじゃこりゃ!」と叫んだ事に対して
「誰かの真似?全然似てないよ?」 と突っ込むところとか。
しかしこの松田優作ネタが通じるのは現在30歳より上位の方じゃないのかな。。。
(そういう私はそのギャグがわからず、うちの旦那さんに解説してもらいました・・・)
丁装や、章冒頭の挿絵を見ると若者向けな感じがとてもしたので、そのギャグが通じているのか余計な御世話ながら心配しちゃいましたわ・・・。

どうやら便利屋の仕事を通してささやかな幸せを表現しているらしい本だったのですが、それらの幸せや人生の悩みは私の現実生活とはかけ離れていて、私にはいまいち解らない世界観でした・・・
そして著者の三浦さんは女性だという事にまたビックリしました!


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