読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
唯川恵 『セシルのもくろみ』

 

*あらすじ*

平凡な生活を送る専業主婦・宮地奈央の生活は一変した。友人に誘われ軽い気持ちで応募した女性誌『ヴァニティ』の読者モデル募集で思いがけず採用されたのだ。華やかなファッションの世界に渦巻くモデルたちの様々な思惑に困惑しながらも、奈央は負けたくないという自分の中の「女」に気付く。人気女性誌『STORY』の大好評連載、待望の書籍化。

 

*感想*

2017713日からテレビドラマ放送される同名作品の原作本ですぴかぴかぴかぴか

あ〜放送開始までに読み終えて良かった!ヾ(*´∀`*)

 

本書は、普通の主婦が読者モデルになったことを切っ掛けに、自分自身と生活が変化してゆく。という物語でした。ファッション雑誌モデルの世界が舞台なだけに、女同士の醜い諍い、嫉妬、妬みが出てくる出てくるたらーっ あと、オネエなヘアメイクさんもね(本当にヘアメイクさんってオネエが多いのかな?)

 

これだけだと、女同士のイザコザを描いた3流下世話小説になってしまうところだったと思いますが、ご安心ください!唯川さんはそれだけでは終わらせません!!

本書は主人公の奈央を始め、奈央の憧れのトップモデルのミーナさんも既婚者ということで、「主婦が働きに出たいと思う心情」「主婦が働きに出ることによる家庭への弊害」「夫への気の使い方」がしっかり描かれていて、そこが私には楽しめたところでした

ラブ

妻は働きに出るにも夫の許可が必要だし、仕事を理由に家事をおろそかにもできないし、そして夫よりも稼ぐようなことがあると、男のプライドを傷つけてしまい、夫婦のバランスが悪くなってしまう可能性がある、などなど…主婦の立場をよく解っている内容で良かったですぴかぴかぴかぴかしかも奈央がちゃんと旦那さまの下手に出て、でも結局上手く自分の要求を旦那さんに許してもらう手腕には尊敬の眼差しでした!私も奈央の様にもっと夫の扱いを上手くなりたいなとてれちゃう

 

ストーリーが読みやすい内容で楽しめたのと、あと奈央が読者モデルから、美しい専属モデルへのステップアップしていく姿を実際にビジュアルで見たいので、ドラマも観てみようと思います〜♪

 

 

最後にちょっとネタバレ↓↓

 

ネタバレ注意↓↓

 

原作ではラストに奈央と南城編集長のベッドシーンが出てくるのですが、ドラマの配役では、奈央は真木よう子さん、南城編集長はリリー・フランキーさんなのですよね。まさかこのお二人のベッドシーンなんてドラマではやらないよね!?だってもうリリーさんはおじいちゃんじゃ…たらーっ

…っていうところも気になるのでドラマも観ないとだわ(笑)

 

 



  ├ 唯川恵 -
唯川恵 『天に堕ちる』


*あらすじ*
騙されていると知りながらも、出張ホストに貢ぐ「りつ子」。男の都合に合わせ、ソープ嬢へと身を落としていく「茉莉」。中学生の男子生徒に密かな欲情を抱く養護教諭の「和美」。ありきたりの生活の中にある、小さな小さなくぼみ。わかっていて足を踏み入れるのか、気づかないうちに、穴が広がってすべり堕ちてしまうのか。一途に愛することの幸せ、そしてその代償。十人十色の愛のカタチを描く、傑作短編集。

*感想*
1作品25ページ前後で、十人十色な恋愛模様を描いた短編集でしたかわいい
収録されている10作品の主人公たちは、それぞれにバラエティー豊かな恋をしているのですが、皆さんそれぞれに悩みや受け入れ難い状況などの背景があり、単純な恋愛小説ではないものになっています。まぁ平たく言えば、主人公たちが皆さんイタイ人達なんですねたらーっ 上記あらすじにでも少し触れていますが、ホストに貢いだり、生徒に欲情したり、息子やペットを溺愛したり等々。。。あせあせ

バラエティー豊かな恋愛トラブル小説としてはそれなりに楽しめましたが、1作品のページ数が少ないこともあって、どれもあまり重みのない話でちょっと私には物足りなさの方が際立ってしまいましたがく〜 ページ数の制限から、奥深いバックグラウンドや情景描写が描かれず、陳腐でまるで昼のメロドラマ的展開に読めてしまったんですよね。あと全話に即物的性描写が含まれていたのも、ちょっと本書をインスタントに読める小説の分類に下げてしまっていた気がして残念でした下向き つまり安易すぎる内容・展開・描写すぎたと思います。

と、ちょっと偉そうに辛口なこと書いてしまいましたが、唯川さんの女性の本質を描く技術はいつもながら流石でした桜
男性に求められたいと思う『女の顔』
子供を愛しやまない『母の顔』
仕事(学校)をする『社会人(学生)の顔』
この3点が本書中にバランスよく散りばめられていて、それら全ての顔を経験している私に共感と理解できる点が多々あり、そしてこの3点のバランスが取れた時が女性が一番輝ける時なのかなとも思える発見もあって良かったですぴかぴか ぴかぴか

P.S. 7話目のアイドルの追っかけ話は、非常にジャニーズっぽかったですね(笑)唯川さんジャニヲタなのかな?そうでなければちゃんと取材したんだな〜っという具体的書き込みで個人的に面白かったですイヒヒwww


  ├ 唯川恵 -
唯川恵 『手のひらの砂漠』


*あらすじ*
夫の暴力から身一つで逃げ出した可穂子。駆け込んだ警察からシェルターに、そしてステップハウスへと居所を隠しながら、弁護士の力を借りてようやく離婚も成立した。縁あってDV被害女性たちばかりが暮らすエコファームで働きながら、少しずつ自立を果たそうとするが、ファームを運営する裕ママにはストーカーに一人娘を殺されたという過去があった。さらに、元夫・雄二の執拗な追跡の手が迫る…! 新しく始まるかに思えた愛する人との生活も、雄二によって握りつぶされた時、可穂子が選んだ道は――!?
直木賞作家・唯川恵が、増え続けるストーカーやDV被害の現実に切り込む、衝撃のノンストップサスペンス。

*感想*
女性目線小説を重すぎず軽すぎず描くのが上手い唯川さんですが、近年は美容整形やDVなど社会的視点を深く盛り込んだ力作を発表するようになり、段々と作品からも「大物作家」風情を感じるようになってきました桜 こういう作風好きですよ〜ぴかぴか

本書はDV被害に遭った女性“可穂子”が主人公となり、DVに遭っている時の心情やその後の生活の立て直しについて描かれます。まず第1章でDV被害に遭っている時の状況が詳しく描かれるのですが、その時点ではテレビ番組「世界仰天ニュース」などで紹介されるDV被害の事件簿で見たことがある内容とほぼ同じで、衝撃を受けることもなく本書に没頭することができませんでした。しかし第2章以降の生活の立て直しが描かれ始めると、同じDV被害者が集まったファームでの生活に波風立つ出来事が起きたり、元旦那の執拗な捜索に悩まされたりと、とてもスリルのある内容で面白かったですてれちゃう

私が一番「ぎょえぇぇ〜泣き顔」と思ったのは、由樹という全く協調性のない女がファームの規律を乱し始め、更には宅配ドライバーと…の時です汗 同じDV被害者ということで解かり合えるものだと私も裕ママと同じく信じていたので、あの由樹の行動には度胆を抜かれました でもその分面白かった!! これでファームでの生活が順風満帆だったら、本書の毒となるものが元旦那の雄二くらいになってしまい、本当は沢山あるであろう“社会の毒”“人間の毒”が薄くなってしまっただろうからね。絶対に由樹みたい女はどこの世界にもいるはず。あと可穂子に裕ママの過去を吹聴してきた女とかね。ホント人間ってコワイコワイどんっ

今回とても気に入ったセリフがありました。それは裕ママが可穂子にかけた
「『ファーム』にあなたの人生があるんじゃない。あなたの人生の中に『ファーム』があるってこと、忘れないで」
ってセリフ。これとても良い言葉ですよね。この『』の中の言葉はそれぞれ自分の思う言葉に置き換えられ、今の私なら『育児』って言葉が入るかな。
皆さんなら何て言葉入れますか?

ラストもとても納得のいく展開だったし、本書オススメですよ!是非読んでみてねかわいい


  ├ 唯川恵 -
唯川恵 『テティスの逆鱗』


*あらすじ*
女優、OL、キャバクラ嬢、資産家令嬢―年齢も職業も異なる四人が耽溺する、美容整形の世界。次第に彼女たちは「触れてはいけない何か」に近づいてゆき…。女性の欲望を極限まで描く、美と恐怖の異色作。


*感想*
唯川恵は本当に女性の深層心理を描くのが上手い。今までは「女性心理を描くのが上手い恋愛小説家」というイメージが強かった著者だが、本書では恋愛色抑え目にして美容整形の恐怖を強く押し出し、社会的ともいえる意欲作でした。今まで読んだ唯川恵作品の中で一番面白かったです。


美容整形の世界にのめり込んで行く4人の女性をそれぞれの視点で描いていく本書。立場は違えど、コンプレックスや野望をバネに、美容整形の世界にどんどん引きずり込まれてゆくその姿は異様であり、そして誰にでも起こりうる病なのかもしれないと、戦慄させられること間違いありません。その理由は女性達の心理描写が巧みな事はもちろんの事と、現代の美容整形に関する意識の変化も上手く織り交ぜている事でしょう。特に私が納得した箇所がこちら↓


〜本文より〜
年を取ればシミやシワができて当然であり、それがその人の生き様を表している。それが今や、シミやシワは人生の汚点でしかない。美しいとか、年輪だとか言っていたら笑われる。それは汚い服を着ているのと同じで、みっともなくてだらしない姿なのだ。汚れた服をクリーニングするように、シミもシワもさっぱりと消す。治そうともしない神経の方が呆れられる。


近年「美魔女」なんて言葉もあるみたいですしね…。ただ難しいのが、確かに最先端医学を駆使してまで美と若さを保とうとするのは疑問を感じますが、どこまでの努力が「身だしなみ」という範疇になるのか?という事。本中にレーシックが出てきたのも良い例だと思いました。


単に面白いというだけでなく、美容整形に対する抵抗感が薄れてきた現代だからこそ、一読の価値のある一冊だと思います

 

 



  ├ 唯川恵 -
唯川恵 『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』


*あらすじ*
欲しいものは確かなもの。確かな約束、確かな未来、形の見える幸せ。…美月・26歳。
仕事の逃げ場として結婚に行き着いたのに、今は結婚の逃げ場が仕事になっている。…英利子・34歳。
ひとりの男性を挟んで交錯する、ふたりの人生のゆくえ。



*感想*
「久々に唯川恵の長編でも読んでみるかぁ〜」
と軽い気持ちで手に取ったのですが、予想外にハマってしまい、一気読みしてしまいました


『恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである』
初っ端に綴られたこの一行、強烈じゃないですか!?この文章を読んだその瞬間に、私はこの本の虜になってしまいました。
本書では、『恋愛』と『結婚』それぞれのメリット・デメリットが2人の女性を通して的確に描かれ、多くの女性の共感を得ることは間違いないと思います。貴女も独身時代に思ったことありませんか?「結婚したら素敵な未来が開ける」と。そして結婚後には「主婦って刺激の少ない平凡な世界に生きる人なんだな」と。リアルな女性の心理を描くことに定評のある唯川恵さんが、まるで女性達の心を代弁するかのように描いたそれらは、読んでいて共感すると共に、爽快でもありました。


また本書が秀作な理由に、男性心理の描写にもあると思います。専業主婦の英利子が、仕事に復帰したいと言った時の夫の言動が、私の夫の思考回路と酷似していて驚きました。夫は妻の仕事での成功を、手放しに喜ぶわけではないという所とかね…。


きっと男性諸君には全く面白くない話だと思いますが、彼女や妻の深層心理を知りたい時に読んでみてもいいかもしれませんね。そして女性の皆さまは、本書にハマること間違いなしです!


 



  ├ 唯川恵 -
唯川恵 『病む月』
病む月

★★★☆☆

*あらすじ*
嫉妬・憎しみ・欲望・裏切りなど、“病んでいる”女達の深淵を金沢を舞台に描いた短編集。

*感想*
10人の女性を描いた10編の短編集でした。
読んで思ったことは、「やっぱり女って、陰険で狡猾で恐ろしい生きものだ!」ってこと。とにかくどの女性も逞しかったです。夢の為に体を売ったり、復讐の為に友人の夫を寝取ったり、善良な夫を裏切ったりと… 本当に恐ろしい女達が登場します。世の中には純粋で、汚い行動を嫌う女性も沢山いるのだろうけれど、10編も続けてこういう野心に溢れた(?)女性達ばかりを描いた話を読んでいると、まるで世の中の女性全員が、そういう“病んでいる”生き方をしているように思えてきてしまいました。それだけ唯川さんの文章がリアリティーを持ったものだったということでしょうね。すごいな。

私が一番印象的に感じたのは『過去が届く午後』という話です。
同じデザイン事務所で働いていた真粧美(ますみ)と有子だが、真粧美は結婚を機に専業主婦になり、有子はデザインの世界で少しずつ地位を築いているキャリアウーマンになっていた。
ここまでは平凡な「他人の芝は青く見える」話なのですが、その後の真粧美の狂い方が尋常ではなくて怖かったです。「世にも奇妙な物語」でドラマ化されてもおかしくない様な展開で強烈でした。

“女性とは可憐で華やかで弱き生きもの”だと幻想を抱いている男性には、決してお勧めできない一冊です(笑)


  ├ 唯川恵 -
唯川恵 『100万回の言い訳』
100万回の言い訳

★★★☆☆

*あらすじ*
結婚7年、なんとなく子供を持たずに夫婦共働きで暮らしてきた結子と士郎。夫婦仲は悪くない、仕事も一応順調。だけど何かが足りない気がする。
士郎に出会ったばかりの頃は「この人の恋人になりたい」と思い、恋人になれた後は「この人の妻になりたい」と思った。今では、いつの間にか体の関係を持たなくなっている…夫婦って一体何なのだろう?夫婦の意味を問う結婚小説。

*感想*
6年振りくらいに唯川恵の本を読みました。6年前は、唯川恵と山本文緒と村山由佳の本を読み漁っていたっけなー、あの頃は若かった(笑)私は勝手にこの3作家を『3Y(スリーY:Yuikawa , Yamamoto, Yuka)』と密かに呼んでいたのですが、この3作家の共通点といえば「恋愛がモチーフになっている作品が多い」という事。社会人デビューしたての頃の私にはバイブル的存在でしたよ(笑)しかし月日が流れるに従い、仕事や恋愛との向き合い方に、自分なりのスタイルが出来上がると3Yの世界に没頭できなくなってきたんですよね、「この主人公と私の価値観は違うな」とか思うようになって。こうして3Yを卒業したのかと思いきや、先日ふと「結婚って何なのだろう?」と考える時があり、久々3Yを思い出し、中でも夫婦の意味を問う結婚小説であるという本書を見つけ、早速読んでみました。
あ、ちなみに我が家も夫婦円満ですよ。決して夫婦仲が悪くて「結婚って何なんだろう…」と思い悩んだわけではないからね〜(^▽^;) 

本の感想としては、「面白い!」と感じるようなエンターテイメント性はないけれど、親しい友人の悩みというか、生活を垣間見ているような親近感のあるしっとりした話で、淡々と読めました。メインの主人公の結子は、私よりも少々年上なのですが、結子が時折見せる女としてのプライドは、きっとどの女性でも持っているもので、私も何度も共感しました。恋愛小説って、どこか不毛でチンケな印象を私は持っているのだけれど(恋愛小説って、理論は不要で、感情だけを描いていれば成り立つ話だから。)ここまで女性の心情を正確に描写できる唯川恵はすごいなと、素直に尊敬しました。結子が母から「夫婦が別々に暮らす楽さを知るには、あなたはまだまだ早いわよ!」とカツを入れられるところは、私の心にも響いたし。

当初の疑問である「結婚って何なのだろう?」については、途中からどうでもよくなってしまいました。どうでもいいと言ったらちょっと語弊があるかもしれないけど、これは今の私にとって「何で私は生きているのだろう?」と同じくらい究極な疑問なのだと思ったの。人生や、結婚後の生活に貪欲になろうと思えばキリがないと思う。しかし生きるにしても結婚生活にしても最低限のルールというものがこの世には存在していて、それを犯して殺人をしたり、浮気をするというのは、やはり理性の問題。人生においても、結婚生活においても、不満を見つけるのは簡単。だけれどそれを、自分なりの幸せの形だとちゃんと受け入れたり、貪欲になりすぎないように気をつけないといけないのだろうな、と思った。
なんだかウダウダと書いてしまいましたが、結局「そんなに深く考えたって仕方が無いよ」ってことです。
配偶者を思いやり、お互い笑顔で毎日過ごせればそれで良いんだと思った。
なんだか「それを言っちゃおしまいよ」って結論ですみませんが汗


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