読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
貴志祐介 『悪の教典』

*あらすじ*
学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は、高いIQを持つ有能な教師だった。好青年の貌を持つサイコパス、その凶行は誰が止められるのか──
ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。
2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞作品。

*感想*
こんなに大量殺人が起こる作品を読んだのは、高見広春著『バトル・ロワイアル』(1999年)以来です。話の系統としては、2011年秋に映画化公開も決定している、金沢伸明著『王様ゲーム』(2009年)も同じになるのかしら?(ちなみにこちらは未読。)とにかく、学校のクラスメート達が次々と死んでいく話なんですよ。。。

大量殺人話が好きな方には本書はとても面白いと思います。貴志祐介はベテラン作家で、構成・文章力共に安定していますからね。本書の構成は、前半で主人公である殺人鬼・蓮見のIQの高さと用意周到さを裏付けるエピソードが多々描かれ、後半で大量殺人を犯すというものになっています。その前半のエピソードの細やかさから、後半での展開が「行きあたりばったりさ」を感じさせなく、更には蓮見の猟奇的さがもっと助長されていて、まさしくクライマックスに向けてスピードアップしていくものでした。これには、基本的なストーリーが好みではない私でも、ページをめくる手が止まらずに一気読みをしちゃったわ

上下巻合わあせて8百ページを超える大作にも関わらずスラスラと読めてしまう話なので、本の厚さに臆することなく手に取ってみてください







  ├ 貴志祐介 -
貴志祐介 『黒い家』
黒い家



★★★☆☆

*あらすじ*(「BOOK」データベースより引用)
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

*感想*
精神的ホラーを受ける話でした。私は「ホラー」と聞くとどしても幽霊を連想してしまうのだけれど、この話は幽霊が出てくるわけではなくて(死体はでてくるけどね)、生身の人間がどれだけ恐ろしいかというのを描いた「ホラー」で、文章を読んでいる私までもハラハラしたり、気分が悪くなったり、その世界にはまりました。
途中主人公が「おやじ狩り」に遭ってしまい、その体験が後遺症(心的外傷後ストレス障害(PTSD)とでもいうのでしょう)になってしまい、その辛さが今の私には体験した事ない事だったので、PTSDの症状に驚き、そしてそういう後遺症を残すような事件がない世の中になればいいのに・・・と思いました。


  ├ 貴志祐介 -
貴志祐介 『青の炎』
青の炎




★★★★★

*あらすじ*
湘南の高校に通う十七歳の秀一はある一人の男を殺害しようと計画する。その男とは母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根。曾根と母が離婚してから母と妹との3人暮らしはとても平和だったのだが、曾根がまた姿を現し、家庭を踏みにじろうとしたためだ。
母と妹を守るための殺害計画。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。彼の判断は正しいものだったのだろうか・・・。



*感想*
読後すぐには本を閉じる事ができず、溜息と涙が止まらない作品でした。
母と兄妹3人だけでいる時は本当に幸せな家庭なのに、たった一人の男の存在だけでその和が崩れ、そして和を崩さないためにそれぞれ母兄妹3人がいろいろな事に耐えようとする強さと苦悩。。。 特に同じ女性として母には凄く同情してしまいました。。
でもそうやって母が責任を負うかのようにその男の傍若無人な言動に耐えている姿をみていた彼(秀一)は本当に辛かっただろう。殺意を抱くのは必然な程に。
ただ彼は母と妹を守りたかっただけなのに、、、彼はその男を殺害するしか選択肢がなかったんだよね・・『その時』に・・・
ラストは本当に切なくて仕方がなかったです。


  ├ 貴志祐介 -
貴志祐介 『十三番目の人格(ペルソナ)Isola』


★★☆☆☆

*あらすじ*(「BOOK」データベースより引用)
賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

*感想*
こ・・・これは・・・ 自分でも 「しまった!!」と思う程苦手な話でした(^▽^;)
アメリカから日本へのフライト中に読む本が見つからなかったので、出発の前日に知り合いのお家の本棚からあまり深く吟味する事なく選びお借りしてしまったのです。。。
昔「24人のビリーミリガン」って本流行ったよね?(とはいいつつ私は読んでないのですが。。)当時私はまだ中学生〜高校生で、読みたいと思いつつその購入資金がなく諦めたのね(当時は図書館と疎遠になっていた為、図書館の存在を忘れていた)それ以来、『多重人格物』に思い残す事があったのだと思う。
そしてやっと今回手に入れた「多重人格物」。うーん・・・これが飛行機の中という密室でなかったら途中で読むのを挫折していたかも。。。 良かったのか悪かったのか心理ホラー物なので飛行機の薄暗い機内がその怖さを助長させ、興味の薄い内容なのにちょっと怖い。。。という微妙に嫌なかんじだったんです。
とにかくこの内容、現実離れしすぎでないですか。。。?


  ├ 貴志祐介 -
1/1PAGES
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
Category
Profile
Archives
Comment
Search
Mobile
qrcode
Sponsored Links