読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
住野よる 『また、同じ夢を見ていた』

 

 

*あらすじ*

友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女、一人静かに余生を送る老婆。

彼女たちの“幸せ”は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに送る物語。

 

*感想*

頭が良く自分の思考に自信を持っている少女が「幸せ」とは何かを探す物語でした。

 

賢い少女の口調が独特で可愛げがないのでたらーっ(笑)読んでいて少々苛立ちもしたのですが、物語の終着点は良かったです桜

 

人生とは、プリンの様に甘いところと苦いところがあるもの。

人生とは、オセロの様に黒と白があり―でもその黒は1枚の白によって全て裏返ることだってある。

 

などなどの印象的な言葉を織り交ぜながら、読者に「幸せとは」「人生とは」をじっくり考えさせてくれる良い作品でしたぴかぴかまたそれを、他者の弱さや気持ちを考えられず孤立している小学生を主人公にしているのが良かったですね。そんな少女を良い方へ導くべく、年上の登場人物たちがかける言葉は、アラフォーの私の胸にも沁みました。

「誰も魔法みたいに人の心を分かるなんて出来ない。だから人には考えるっていう力がある。だったら考えてあげるんだ。その子が何を考えているのか、そうして、少しずつ知ってあげればいい。」

この考え方、大人(嫌な人とは付き合わなく済む環境)になってから忘れつつあったなと思って…反省…がく〜

 

分かり難い様で、分かり易い、でもやっぱり分かり難い(というか面倒くさい?たらーっ)物語なので、ちょっと読み手の根性を試される小説かもしれないのですが、著者からの「人生を前向きに楽しんでほしい」「人生はやり直せるから」というメッセージはとても伝わっくてるので、是非とも「幸せ」と「人生」について悩んでいる人がいたら、読んでみてほしい小説だと思いますパンチ

 

 

 

 

 



  ├ 住野よる -
住野よる 『君の膵臓をたべたい』


*あらすじ*
偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。
それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。

病を患う彼女にさえ、平等につきつけられる残酷な現実。
【名前のない僕】と【日常のない彼女】が紡ぐ、終わりから始まる物語。
全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!

*感想*
2016年本屋大賞第2位に選ばれた話題の本書祝、ミーハー心で読んでみましたよ〜ラッキー

ストーリーは、【余命1年未満のクラスで目立つ存在の彼女】と、【クラスで地味な存在の僕】の、友達以上恋人未満な関係を綴ったお話でした。

インパクトのあるタイトル、メイン登場人物達の言動のいまどきっぽさからラノベ臭が漂ってはいたのですが、最終的に異性としてではなくて、対極の人間として惹かれあう2人の関係性に私は感動して楽しめましたぴかぴか

本書の一番良い所は、家族でもない、友達でもない、恋人でもない2人が、『君』の短い余命を通して、自分の価値と今日の価値を知っていくところだと思いました。家族や親友などの元から距離が近い人を亡くすのは辛い・悲しいと誰だって想像できると思います。しかし著者はそこを「それまで会話すらしたことのなかった2人」で描いてきたところに、陳腐な恋愛話や家族愛話が描きたかったわけではなくて、思い出という脚色のない「無」の状態の人間性を際立たせ、それでも惹かれ、自分にない相手の部分を自分の中に取り込みたいと願い始める人間愛がとても良かったです桜

「自分の中に取り込みたい」つまりそれが「爪の垢を煎じて飲みたい」からの「君の膵臓をたべたい」だったのですね…
冒頭であった、自分の悪い部分の治癒目的で動物のその同部位を食すという単純さではなくて良かった…

彼女が彼の呼び方をその時の気持ちで【仲良し】くんや【ひどいクラスメイト】くんと呼ぶのも面白かったです。終盤に出てくる【?????】くんは、彼の本名である【しがはるき】くんと呼んでいたのだという解釈を私はしたのですが、そうですよね?(ネタバレになちゃったかな!?すみません)
P187では「【?????】くんの名前も君によくあってるよ」「ほら、死が横にいる」
って言ってますし。
こういう、意味のなさそうで、じつは彼との「名前を出さない」という約束を守っていたり、呼び方によって彼との距離感を表していたところが深くてよかったし、面白かったぴかぴか

本書を含め、『世界の中心で愛を叫ぶ』や『いま、会いにゆきます』の様に、「大切な人を亡くす」という物語は、人間の永遠のテーマ『生・死・愛』の3大要素を含むので、定期的にブームを起こすものなのかな。 なので、2016年の「大切な人を亡くす小説ブーム大賞」は本書になりましたが、また数年後(爛ミスイ”=君の膵臓〜 が忘れられた頃に)にこういう系統の本がブームになるのではないかと勝手に思っております(笑)イヒヒ


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