読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
野沢尚 『恋人よ』


*あらすじ*
お腹の子供の父親はあなたではないかも知れないと告げられた航平。夫になる男を愛しきれない愛永。二人の男女はそれぞれの結婚式の直前に運命的に出会う。ホテルの一室で交わした二秒のキス。二人は不確かな再会を誓って、それぞれの式にのぞんだ。それから半年後、愛永夫婦が航平たちの隣りに偶然、越してきた―。

*感想*
90年代のトレンディードラマ的テレビな匂いがプンプンする恋愛小説でした。
それもそのはず、本書は1995年からフジテレビで鈴木保奈美、鈴木京香、佐藤浩市、岸谷五朗らによってドラマ放送された作品だったのですね。90年代といえば、私もティーンエイジャーで、「大人になったらこんな恋を私もするんだろうな〜ラブ」なんて思ったりもしていた頃ですわ。あはは年齢がバレましたなたらーっ

というわけで、本書の中で綴られる愛の言葉がとてもクサイんですよ〜。そして登場人物たちが恥ずかしげもなく語り合う愛の言葉と、むき出しの感情をぶつけ合うシーンは、今時の小説やドラマにはない濃厚なものでした。それらは私には練乳のような甘ったるさを感じる文章でしたが、二組の夫婦がそれぞれ別の相手と愛し合うという“まどろっこしい”内容には、丁度良い濃さの文章と内容だったのかもしれませんねぴかぴか。ただ、突然粧子が産気づくところや、愛永が病気になる辺りはドラマ的すぎたけどね…。

本書はいわば「不倫小説」なのですが、携帯電話が普及する前ならではの内容になっていて、その時代ならではの愛し合い方が描かれています。その時代を知っている方も知らない方も、楽しめると思いますよ〜キスマーク←90年代風、真っ赤な口紅。


  ├ 野沢尚 -
野沢尚 『リミット』

*あらすじ*
連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに…。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点。

*感想*
誘拐作品は世の中に数多くあると思いますが、こんなに面白い「誘拐もの」を読んだのは初めてです〜ぴかぴか 
「誘拐」というと、身代金受け渡しの緊迫感がメインになるかと思うのですが、本書では犯人グループ側の視点と誘拐された子供たちが監禁されている様子も同時に描かれ、ダレルことなく全ての場面でハラハラドキドキラブしました。

まず序盤で、被害者の母親役を演じていた婦人警官(公子)の息子をも誘拐し、公子に裏取引を持ちかけるところで、一気に気持ちを掴まれました。これが男性刑事の子供を誘拐したならば「職務と私情の葛藤」というドラマが生まれるのでしょうが、公子は迷うことなく「母」であることを選びます。その潔さに同性として強い共感を得ました!!
そして誘拐された子供たちが、ただの身代金目的ではなくて、臓器売買や幼児売春の元へと売られてゆくという背景も丁寧に描かれ、本書がより深い誘拐小説になっていて大変良かったです。

著者の野沢尚さんは「眠れる森」(テレビドラマ)「マリリンに逢いたい」「その男、凶暴につき」(映画)など多くの脚本を手掛けてきた方だそうです。しかし2004年に急逝とのことで… 小説も限られた作品数になってしまうのですが、全作品読破を目指していきたいと思います上向き


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