読書が大好きな主婦の読書記録です☆
年間100作品読破を目指して日々読書に明け暮れ、本を通して感じた事や感動を忘れたくないので、記録として綴っています(*^。^*)
阿部和重 伊坂幸太郎 『キャプテンサンダーボルト』

*あらすじ*
人生に大逆転はあるのか?
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。
東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――

現代を代表する人気作家ふたりが、自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだエンターテイメント大作。

*感想*
主人公たちが追い求める真実と、命を狙ってくる男たちの正体が不明瞭で全くハラハラドキドキできず、そして物語の進みが遅くて眠くなってしまった作品でしたムニョムニョ

読み終えてみたら、なんとなく話がまとまっていたことがわかるのですが、そのラストに辿り着くまでの経過が長いんです汗昭和の戦隊ヒーローの話が絡み、ウイルスの話と予防接種に関する考え方や仕事ぶりにも触れ、なんとなく深みがありそうな箇所もあるのですが、基本は『あるけど、ない?』という解かり難いテーマが主の物語で、何を追い求め、何に追われているのかよくわからない状況を500ページと少し読み続けるのは苦しく、結局判明した事実も、現実社会ではあまり考えにくいものだったので、私としてはさらにガッカリしちゃいました困惑

私としては、明らかに伊坂氏が執筆した部分とわかる
「営業部」ではなく、「ぐっとこらえる部」と名前を変えてみませんか、と皮肉を言うと、「その提案も、ぐっとこらえてくれ」と上司は答えた。

とかはかなりツボで好きな文章でしたが、共作なだけあって終始そうではなかったのがちょっと残念だったな。共作というだけで「面白い!」というわけではないと学んだ1冊でした。

ところでストーリーには関係ないけれど、登場人物の名前と、あるセリフが非常にジャニーズに関係するものだったのが気になったのですが、私の他にもジャニオタで本書読んだ方いらっしゃいませんかー?相葉(嵐)、井ノ原・健剛(V6)、show must go on(ジャニ舞台のキーワード)、もしかして、阿部さんか伊坂さん、ジャニーズファンですか!??

なんか、苦手な部類の作品だったため、大した感想を書けずにすみません…泣き顔


  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『火星に住むつもりかい?』


*あらすじ*
住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる―身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが…。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる!

*感想*
うむむむむ……どんっ
申し訳ないのだけれど、全く私の好みの作品ではありませんでしたー泣き顔困惑

ストーリーは、架空の日本で犯罪を減らすために住人たちが監視し合い、危険人物と思われる人を警察に密告→危険人物と警察によって認定されると公衆の面前で処刑される→そんな世を救う正義の味方登場か!? というもの。なので、そんな世の中から逃れるためには「火星にでも住むかい?」という意味のタイトルなのですが…

まず私はその設定自体に馴染むことができなくて、ストーリーにのめり込むことができませんでしたがく〜 伊坂流に言えば「荒唐無稽」ってところでしょうか(←毎度必ずと言っていいほど伊坂作品に使われる四文字熟語ですが、今回はなかったかな?途中流し読みになってしまったので自信ありませんがたらーっ…)
のめり込めないので、とにかく終始物語が長く感じました。実際に話の展開もそんなに早くはなく、前半はとにかくこの架空の世界がどんな風に回っているのというエピソードで、きっと終盤にはそのエピソードが繋がると信じてはいたけれど、読み進めるのが辛かったです。中盤に真壁刑事が登場してからはなんとなんとな〜く面白い文章も増えてきましたが、結局あまり進まない展開に飽きてざざっと読み飛ばしてしまう箇所がちょいちょいありましたスミマセン…泣き顔

私はファンタジーなどの架空の設定がとても苦手な現実主義者なので本書は楽しめませんでしたが、想像力豊かな方にはきっと楽しめる作品だと思いますので(Amazonのレビューでも高得点ですよ〜ぴかぴか)読んでみてくださいねムード


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伊坂幸太郎 『アイネクライネナハトムジーク』


*あらすじ*
ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、
元いじめっこへの復讐を企てるOL……。
情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが紡ぎ出す、数々のサプライズ! !
伊坂作品ならではの、伏線と驚きに満ちたエンタテイメント小説!

*感想*
なんだか聞きなれないカタカナの羅列でなんのこっちゃ?というタイトルなのですが、どうやらモーツァルトが作曲したセレナードの題名らしいです。そして内容は全然モーツァルトには関係なく、普通の人の日常を「出会い」を中心に描いた連作短編集で、とてもとても面白かった〜〜ラブラブ!!

本書はあとがきで著者自身も語っているのですが、
「僕(伊坂さん)の書く話にしては珍しく、泥棒や強盗、殺し屋や超能力、恐ろしい犯人、特徴的な人物や奇妙な設定、そういったものがほとんど出てこない本になりました」
という作品です。
しかし伊坂作品の醍醐味である、軽妙な会話と綿密に張られた伏線はバリバリ出てくるので、いつも通り楽しめたし、むしろ「普通の人」が主人公ということで非常に読み易く良い作品でしたぴかぴか これはむしろ伊坂作品の入門書といっても良いかも!伊坂作品を未経験の人も、常連さんも、絶対に本書は読んで欲しいわ!!桜

伊坂さんの書く文章と構成って本当に面白いですよねわーい 皆さん一度は「出会いがない」って言葉を使ったり、聞いたりしたことありませんか?このセリフをね、伊坂さんに書かせると
「何だよ、出会いって。ようするに、外見が良くて、性格もおまえの好みで、年齢もそこそこ、しかもなぜか彼氏がいない女が、自分の目の前に現れてこねえかな、ってそういうことだろ?」
となるんですよねイヒヒ もう、ほんとこういう伊坂さんの思考が大好きで仕方ないわラブ
他にも、客から執拗なクレームをつけられている店員を救う方法とか出てきたり、とにかく本書は楽しめる作品かつ、ちょっと心が温かくなるストーリーなので、是非とも読んでくださいぴかぴか

追伸:ミュージシャンの斉藤和義さんの歌をよく聴く方は一層楽しめること間違いなしですムード


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伊坂幸太郎 『首折り男のための協奏曲』


*あらすじ*
首折り男は首を折り、黒澤は物を盗み、小説家は物語を紡ぎ、あなたはこの本を貪り読む。胸元えぐる豪速球から消える魔球まで、出し惜しみなく投じられた「ネタ」の数々! 「首折り男」に驚嘆し、「恋」に惑って「怪談」に震え「合コン」では泣き笑い。黒澤を「悪意」が襲い、「クワガタ」は覗き見され、父は子のため「復讐者」になる。技巧と趣向が奇跡的に融合した七つの物語を収める、贅沢すぎる連作集。

*感想*
遊び心と伊坂節の詰まった短編集でしたかわいいポッ
各話のあらすじはこんな感じ↓

『首折り男の周辺』 首を折られて死亡する事件が多発。その犯人に間違われた男とその周辺の話。
『濡れ衣の話』 殺人を犯した男と、刑事と思われる男とのやりとりを描いた話。
『僕の舟』 とある老婆が、自身の過去の恋愛相手を黒澤に調査依頼した話。
『人間らしく』 クワガタの飼育と子供のいじめ問題を関連付けて描いた話。
『月曜日から逃げろ』 黒澤がとあるテレビプロデューサーに弱みを握られる話。
『相談役の話』 学生時代の知人の会社で不審死が連発していることを聞く話。
『合コンの話』 男女6人の言動と心の中の本音が描かれる話。

登場人物が軽くリンクしているので2度読みすると更に面白い作りになっています上向き 例えば『首折り男…』で登場する“疑う夫婦”が『僕の船』に出てくる老夫婦だったり、『濡れ衣の話』で刑事かと思ってた人が『首折り…』の大藪だったりねわーい
でも「連作集」とよぶ程には作品をまたいでガッツリ伏線が張られていたり、明らかなる連作(短編だけれど長編風)にはなっていないので、基本的には個々の短編として読むほうがいいかもしれません。

どの話も個性があって面白かったのですが、私が一番気に入ったのは『月曜日から逃げろ』ですラブ これは久々に「くぅ〜!やられた!」と嬉しい悲鳴をあげ、小説でもこういうトリックが使えるのかー!!と度胆を抜かされました。しかも伊坂作品にお馴染みの黒澤が主人公なので、過去の黒澤が登場する作品を読まれた方なら楽しさ2倍間違いなしだと思います。(まだない方は是非とも『ラッシュライフ』から読んでみてね)。あと『相談役の話』は伊坂さんでもホラーおばけって書くんだ!?とちょっと驚く位に普通にホラーな話で印象に残りました楽しい

『首折り男の周辺』と『合コンの話』は、以前Story Seller 1&2にそれぞれ収録されていたので読んだことがあったのですが、何度読んでも面白かったし、その他の収録作品も良かったので読んで良かった1冊でした。伊坂ファンには軽く、でもしっかり楽しめる1冊だと思いますよ〜ラブラブラブ


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伊坂幸太郎 『ガソリン生活』


*あらすじ*
大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。本当に事故だったのか?
良夫とその弟で大人びた小学5年生の亨は、 翠を追いかけ回していた芸能記者・玉田と知り合い、事件に首を突っ込み始める。
姉、母まで望月一家が巻き込まれて、謎は広がるばかり――。

*感想*
物語の語り手が『車』という、前代未聞の作品でした。その語り口調やセリフは、車ならではのギャグが効いていて相当笑えるものです楽しい これぞ伊坂ワールド拍手
例えば人間でいう「開いた口が塞がらない」を本書主人公のデミオに言わせれば「開いたボンネットが塞がらない」や。「地に足がついている。正確にはタイヤだけどな。」みたいな(笑)

ストーリーは、ある女優の不審な死がメインなのですが、語り手であるデミオの持ち主一家の次女がトラブルに巻き込まれたり、可愛げのない二男がイジメにあったり… となかなか面白いものでした。しかし、なんせ『車』が語るものなので、テンポが良いとは言えない展開なんです汗 人間たちがデミオ車外で交わしたやりとりは綴られないし、車たちの会話には独特な形容(プリウスを羨望の眼差しで見る。云々)が挟まるしね… これには伊坂ファンの私でも途中から疲れてしまいましたがく〜

私が本書で結構気になったのが、ダイアナ妃の死について綴られていた所です。当時私は高校3年生だったのだけれど、じつはダイアナ妃は生きているのでは!? など色々な説があったのですね!あとダイアナの身近な人による暴露本の出版とか。本書とダイアナ妃の事故は直接は関係ないけれど、あの事故をリアルタイムで覚えている世代には一層楽しめる作品だと思いますよるんるん


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伊坂幸太郎 『残り全部バケーション』

*あらすじ*
夫の浮気が原因で離婚する夫婦と、その一人娘。ひょんなことから、「家族解散前の思い出」として〈岡田〉と名乗る男とドライブすることに──(第一章「残り全部バケーション」)他、五章構成の連作集。

*感想*
2013年の年明けにぴったりの爽快感ある作品でしたぴかぴか
久々に私の好きな作風の伊坂作品で大満足です〜〜桜
「終末のフール」などが好きな方は絶対に好きですよ。本書も再読必須作品ですグッド

5つの短編が載っているのですが、伊坂さんらしく人物や内容が交錯していきます。キーマンとなるのは、車の当たり屋などを生業とする「岡田」と「溝口」。しかしいつもながら、悪役であるはずの彼らを憎むことはできず、このエンターテインメントの世界へとグイグイと引き込まれていきました。

各話も、「適番でいきなり友達をつくる」「虐待されている子供を救う」「誘拐途中に検問にあう」などなどバラエティーに富んでいて飽きないし、そうやってバラバラと思える話がどこかで繋がっていることにすごく面白さがあり良かったですラブ

そして伊坂作品で忘れてはいけないのが「軽快なやりとり」ですよね。
私はひとつ超ストライクだった箇所があるんですよ〜るんるん

第二章「タキオン作戦」のP64。
教授と呼ばれた年配の男は、若い男に質問する。「過去にタイムスリップができたとして、いつに戻りたいんだい」
「それならそうですね」と男はいった後、思わせぶりなほどたっぷりと無言の間を取り、まばたきを何度かやり、長い睫毛を目立たせると、科を作る素振りで、「教授に出会う前に戻りたいです」と言った。「こんな気持ちになってしまう前に」

もうこれは名文でしょう(爆笑)そして名演技でしょう!!
伊坂さん流石です!!これからもこういう作風を是非とも書いてほしいな〜
2013年最高の出だしになりました ありがとうてれちゃう


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伊坂幸太郎 『PK』

*あらすじ*
その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは―。未来三部作。

*感想*
やはり近年伊坂氏はSFや未来的な話が好きなのですね〜… 残念ながら私はそういう作風が好きではないのだけど…悲しい 私は『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ゴールデンスランバー』の様な、現実を舞台にしているドラマがある話が好きなのでね。。。 あぁ。。。また以前の作風で書いてくれないかなぁ。。。しょんぼり

とはいえ、本書はスターウォーズ級のSF作品というわけではなく、ちょっとした超人や不思議な出来事が起こる程度のフィクション作品なんです。 ので、多少空想の世界に耐えられる方なら、きっと本書は楽しめると思いますよグッド
構成は中編3作がどこかで繋がっていてワクワクできたし、突拍子な感じにも受け取れる個性的な会話も魅力的だったし。伊坂氏らしい面白さがある作品でした。 特に私が気に入ったのは、PKのラストです どうやってテレビの中から帰ってきたのか是非とも教えてもらいたかったわ〜上向き

伊坂氏の最新作『夜の国のクーパー』も近日読もうかと思っていたのですが、どうやらそちらもファンタジー色が強いみたいなんですよね… きっと私好みではなさそうだから止めておこうかしら。
私はそろそろ伊坂離れをする時なのかな汗


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伊坂幸太郎 『マリアビートル』


*あらすじ*
元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。ツキのない殺し屋「七尾」。彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み―物騒な奴らが再びやって来た。『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。3年ぶりの書き下ろし長編。


*感想*
本書を2倍、いや10倍楽しむ方法を申し上げます
『「グラスホッパー」が未読の方は是非そちらからお読み下さい!!』


もちろん「グラスホッパー」を未読でも本書を楽しめます。しかしグラスホッパーに出ている登場人物が本書にも登場して過去を語るシーンが多々あるので、既読の方が世界が広がり面白いこと間違いなし。かくいう私は、グラスホッパーを読んだのが4年以上前だったため「確かこんな人グラスホッパーに出てたよなぁ…?」と、うる覚え状態で、少々勿体ないことをしてしまったわ


本書は私が惚れた伊坂テイストが満載で、本当に面白かった。
舞台は東北新幹線の車内という限られた空間にも関らず疾走感があり、謎と人物が交錯し、そして軽妙な会話が繰り広げられる。この伊坂ワールドに久々浸れて、懐かしさを感じると共に、幸せを感じました
登場人物全員個性的でいいキャラをしているのだけれど、人気投票をしたら誰が1位なんだろう?私としては檸檬が一番好きかなー トーマスを語りまくってウザイ所もあるだろうけれど、大宮駅で峰岸のぼんぼんの手を振る所は最高に笑えたわ! 七尾はイケメンらしいけれど、どういう風にイケメンなのか描写がさほどなく想像できなかったのが残念だったな。。。


狭い新幹線内での逃走追走劇も上手いトリックが仕掛けてあって楽しめたし、やはり本書は傑作だと思いますよ〜 またどこかで是非七尾くん、鈴木さん、真莉亜さんに会えるといいな〜

 



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伊坂幸太郎 『バイバイ、ブラックバード』


*あらすじ*
5股をかけていた星野一彦は二週間後に『あのバス』で連れて行かれる運命にあった。その日までに、なんとか恋人達にサヨウナラを言いたいと、この二週間監視役としてつけられた繭美に懇願し、繭美と共に5人の女性に会って別れを告げるストーリー。


*感想*
久し振りに私の好きな伊坂幸太郎が帰ってきましたぁ〜〜〜
「SOSの猿」とか読んでいて非常に苦痛だったので、もう私は伊坂作品は読めないかも(涙)…と落ち込んだりしていたのだけれど、本作はやっと私好みの作風になって戻ってきたよ〜
ありがとう伊坂幸太郎
待ってたよ伊坂幸太郎
おかえり伊坂幸太郎


ストーリーは、5股を掛けていた星野一彦が、5人の女性それぞれとの出会いを振り返り、そして別れを告げてゆくという連作短編集です。
このあらすじだけだと、ただのシュールな短編集に思えるのですが、伊坂幸太郎作品は一味違います!! 星野だけでも相当すっとぼけたキャラなのですが、更に繭美という、2週間星野を監視すべく登場する女が凄いのよ
彼らの繰り広げる会話は、私や凡人では決して想像できないような、軽快・軽妙さで交わされ、魅了されること間違いありません

特別な伏線や交錯のない話でしたが、その会話術だけで十分楽しかったです。
ううう… 本当に伊坂が帰ってきたよ… 嬉しい(涙)←誰か著作権持ってますか?


そうそう、万が一ドラマ化されるなら、繭美はマツコデラックス以外ありえないでしょうね。



  ├ 伊坂幸太郎 -
伊坂幸太郎 『オー!ファーザー』


* あらすじ*
みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて―。


*感想*
近年、私の中で「伊坂離れ」が進んでいます。゚(゚´Д`゚)゚。
『ゴールデンスランバー』以降に発表された『モダンタイムス』『あるキング』『SOSの猿』は全く私の好みではなかったのね… しかしゴールデンスランバーを読み終えた時の、あの感動をどうしても忘れられなくて、今回も伊坂幸太郎の最新作を手に取りました。「あの頃の伊坂、どうかCOME BACK!!」と願いながら…
し、しかし、私の願いも虚しく、今回もページをめくる手が進みませんでした。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


今回は(私の苦手な)ファンタジー的要素が全くなく、伏線も張られ、登場人物達の軽快な会話も健在なのですが、全体的なテンポとトーンが淡々としていて、読んでいて気持ちが盛り上がらなかったです。4人の父親が居るという設定や、登場人物達の強い個性と、そんな彼らの繰り広げる会話は魅力的でしたよ、「チンピラ牛蒡」というネーミングとかも。しかし、新聞連載作品だったせいなのか、各回の小技にばかりに気を取られている風で、本書全体を通しての迫力が欠けていたと思う。伏線の収束も、最後にまとめて行うのではなく、もっと要所要所で纏めてくれたり、次に繋がるヒントをくれたりしたら、もっと期待感を持って読めたのにな。


と、今日もまた勝手な感想をズラズラと書いてしまいましたが… 本書の“あとがき”で、伊坂さんの新しい作風に対して、焦りやジレンマ的心情が読み取れ、「毎度毎度、勝手な評論をしちゃってごめんね」という気持ちになりました。
でも、このブログで感想を綴る事は止めないけどね 


 



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